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ミシオロウスキ 95球で15奪三振完封|“マダックス史上最多K”を独自解剖

2026 6/30
独自データ・記録
2026年6月30日

ミシオロウスキ、95球で15奪三振完封──“マダックス史上最多K”を独自解剖

100球未満完封は名手の証。だが15三振は真逆の力技。歴代マダックスと徹底比較

🕐 6月30日 17:00現在(日本時間) | データ: MLB公式Stats API / 話題の出典: MLB Stats of the Week / マダックス記録: Wikipedia「Maddux (statistic)」

ブルワーズの剛腕ジェイコブ・ミシオロウスキが、6月12日のフィリーズ戦で9回1安打無失点・15奪三振を“わずか95球”で達成した。 米メディアによれば、これは100球未満の完封(通称「マダックス」)における奪三振数として、球数記録が残る1988年以降で最多だという。 日本ではほぼ報じられていないこの怪物投球を、本サイトが公式データと歴代記録の両面から独自に解剖する。

目次

① その試合のスコア

投球回

9.0

奪三振

15

被安打

1

失点

0

四球

0

球数

95

被安打はわずか1本、四球0。27個のアウトのうち15個を三振で奪い、それをたった95球でまとめ上げた。 「省エネ」と「三振の山」という、本来は相いれない2つを同じ試合で両立させたことになる。

② 【独自集計】異常な“効率”を数値化

指標数値意味
1奪三振あたり球数6.33球三振1個を約6.33球で奪う異次元の効率
1アウトあたり球数3.52球27アウトを95球=徹底した省エネ
奪三振率(この試合)55.6%対戦打者の過半数を三振に仕留めた
ゲームスコア10090超で「歴史的」とされる指標。100は完全試合級

※ゲームスコアはビル・ジェームズ式(50+アウト+5回以降イニング×2+奪三振−被安打×2−自責×4−四球)でDiamondStatsが算出。

ミシオロウスキ 登板別奪三振 2026

③ そもそも「マダックス」とは

マダックス(Maddux)とは、9回以上を100球未満で投げ切る完封のこと。2012年にライターのジェイソン・ルークハートが提唱し、 制球の名手グレッグ・マダックスにちなんで名づけた俗称だ。本来は「打たせて取る技巧派」が、最小限の球数で芸術的に達成するもの。 力でねじ伏せる power pitcher の対極にある“美学”の記録である。だからこそ、ミシオロウスキが15三振という真逆のアプローチで達成したことが「史上最多K」という珍事になる。

④ 【歴代比較】マダックスはどれだけ希少か

100球未満の完封がいかに難しいかは、歴代記録を見れば一目瞭然だ。あの制球の鬼・グレッグ・マダックスでさえ、22年の現役生活で通算13回。1シーズンの最多はわずか3回しかない。

記録回数備考
通算最多(歴代1位)13回グレッグ・マダックス(1988年以降)
通算2位7回ゼーン・スミス
1シーズン最多3回マダックス/ゼーン・スミス
ミシオロウスキの“15K完封”1試合マダックスの中での奪三振数が1988年以降最多

※通算・単年の回数は球数記録が残る1988年以降の集計(出典: Wikipedia「Maddux (statistic)」)。ミシオロウスキの奪三振最多は MLB Stats of the Week。

つまりマダックス自体が「名手が一生に十数回」という超レア記録。その希少な舞台で、ミシオロウスキは誰も到達しなかった“15三振”という塗り替え方をしてみせた。技巧の記録を、剛腕が力で更新した瞬間だ。

⑤ シーズン全体でも“支配”は本物

勝敗

9-3

防御率

1.45

WHIP

0.77

奪三振率

13.3

今季は(6月30日現在)16先発で9勝3敗、防御率1.45、WHIP0.77、通算146奪三振(99.0回)。 奪三振率13.3はリーグ最上位クラスで、被安打も極端に少ない。あの95球15K完封が“まぐれの1試合”ではなく、シーズンを通した支配力の延長線上にあることを数字が裏づけている。

まとめ

「省エネ」と「奪三振ショー」は本来両立しない。それを95球15Kで成立させ、名手マダックスの美学を“力”で塗り替えたミシオロウスキは、球速時代が生んだ新しい怪物だ。 1奪三振6.33球・ゲームスコア100という数字が、その異常さを物語っている。

出典:MLB公式Stats API(成績は6月30日 17:00現在(日本時間)取得・該当試合6/12)/話題の発端:MLB Stats of the Week/歴代マダックス記録:Wikipedia「Maddux (statistic)」。独自集計=DiamondStats調べ。報道の二次転載はしていません。

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