DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)が、メジャーリーグの30球団がどう分かれ、どの順番でポストシーズンの12枠が埋まっていくのかを、MLB公式Statsの形式から組み立て直した。このページは年をまたいでも変わらない「仕組み」だけを扱う。今年の試合日と日本時間は2026年ポストシーズンの日程ページに、今年の出場チームと対戦カードは2026年の出場チームと対戦カードにまとめている。
DiamondStatsの集計で分かったこと
- 第1・第2シードは世界一まで11勝・最大19試合。第3〜第6シードは13勝・最大22試合で、勝ち数が2つ多い
- ワイルドカードシリーズは3試合すべてが上位シードの本拠地。下位シードは1試合も地元で戦えない
- 第1・第2シードは初戦免除。第3シードは地区優勝でも3戦2勝制から入る
30球団は2リーグ・6地区・各5球団に分かれる
30球団はアメリカン・リーグ(ア・リーグ)とナショナル・リーグ(ナ・リーグ)に15球団ずつ入り、それぞれが東・中・西の3地区に5球団ずつ分かれる。順位はまず地区の中で競い、地区の1位になれなかった球団もリーグ全体の勝率で残りの枠を争う。
| 地区 | 所属する5球団 |
|---|---|
| ア・リーグ東地区 | オリオールズ・ブルージェイズ・ヤンキース・レイズ・レッドソックス |
| ア・リーグ中地区 | ガーディアンズ・タイガース・ツインズ・ホワイトソックス・ロイヤルズ |
| ア・リーグ西地区 | アストロズ・アスレチックス・エンゼルス・マリナーズ・レンジャーズ |
| ナ・リーグ東地区 | ナショナルズ・フィリーズ・ブレーブス・マーリンズ・メッツ |
| ナ・リーグ中地区 | カブス・カージナルス・パイレーツ・ブルワーズ・レッズ |
| ナ・リーグ西地区 | ジャイアンツ・ダイヤモンドバックス・ドジャース・パドレス・ロッキーズ |
所属はMLB公式Statsの2026年の順位表どおり。各球団の本拠地や歴史は球団ガイド(例: ドジャース完全ガイド)で見られる。
レギュラーシーズンの勝率で12枠が決まる
レギュラーシーズンは各球団が162試合を戦う。終わった時点で、各リーグから次の6球団がポストシーズンに進む。
| 枠 | 入る球団 | 各リーグ | 両リーグ合計 |
|---|---|---|---|
| 地区優勝 | 3地区それぞれの1位 | 3 | 6 |
| ワイルドカード | 地区優勝以外で勝率が上位の3球団 | 3 | 6 |
| 合計 | 6 | 12 |
30球団のうち進めるのは12球団で、18球団はここでシーズンを終える。進出が決まった球団は進出決定球団のページで毎日追っている。
シードの決まり方と第1・第2シードの初戦免除
12球団は各リーグで第1〜第6シードに並べられる。地区優勝の3球団が勝率順に第1〜第3、ワイルドカードの3球団が勝率順に第4〜第6になる。地区シリーズの第1戦は「第1シード対第4・第5シードの勝者」「第2シード対第3・第6シードの勝者」と組まれる。
| シード | 入る球団 | 最初に戦うラウンド | 最初の相手 |
|---|---|---|---|
| 第1 | 地区優勝のうち勝率1位 | 地区シリーズ | 第4・第5シードの勝者 |
| 第2 | 地区優勝のうち勝率2位 | 地区シリーズ | 第3・第6シードの勝者 |
| 第3 | 地区優勝のうち勝率3位 | ワイルドカードシリーズ | 第6シード |
| 第4 | ワイルドカード1位 | ワイルドカードシリーズ | 第5シード |
| 第5 | ワイルドカード2位 | ワイルドカードシリーズ | 第4シード |
| 第6 | ワイルドカード3位 | ワイルドカードシリーズ | 第3シード |
地区優勝でも第3シードになると、初戦から3戦2勝制の短いシリーズに入る。逆にワイルドカード1位の第4シードは、地区優勝の第3シードと同じくワイルドカードシリーズを本拠地で戦える。シードの差は「地区で勝ったか」より「リーグで何番目の勝率か」で決まる。
ラウンドごとの試合数と本拠地の順番
| ラウンド | 形式 | 本拠地の順番(上位=上位シード) |
|---|---|---|
| ワイルドカードシリーズ | 3戦2勝制 | 上位3 |
| 地区シリーズ | 5戦3勝制 | 上位2→下位2→上位1 |
| リーグ優勝決定シリーズ | 7戦4勝制 | 上位2→下位3→上位2 |
| ワールドシリーズ | 7戦4勝制 | 上位2→下位3→上位2 |

地区シリーズは2-2-1、リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズは2-3-2の順で本拠地が入れ替わる。最後までもつれた第5戦・第7戦は上位シードの本拠地に戻る。ワールドシリーズの上位は、レギュラーシーズンの勝率が上のリーグ優勝球団になる。
入口のシードで世界一までの勝ち数が2つ変わる

| 入口 | 世界一までの勝ち数 | 最少の試合数 | 最大の試合数 |
|---|---|---|---|
| 第1・第2シード(地区シリーズから) | 11勝 | 11試合 | 19試合 |
| 第3〜第6シード(ワイルドカードシリーズから) | 13勝 | 13試合 | 22試合 |
勝ち数の差は、ワイルドカードシリーズの2勝ぶん。試合数の差は最大で3試合になる。第1・第2シードはその間、試合をせずに地区シリーズを待つ。
よくある質問
地区優勝なのにワイルドカードシリーズから戦うのはどの場合か
地区優勝の3球団のうち、勝率が3番目の球団は第3シードになり、初戦免除の対象から外れるため。
ワイルドカードの球団が本拠地で戦えることはあるか
ある。第4シード(ワイルドカード1位)は、ワイルドカードシリーズの3試合を本拠地で戦う。
ワールドシリーズの第1戦はどちらの本拠地か
レギュラーシーズンの勝率が上のリーグ優勝球団の本拠地。リーグで決まるわけではない。
DiamondStats編集部の独自視点!
9月の終盤、同じ地区優勝でも第2シードと第3シードでは10月の最初の1週間がまるで違う。前者は数日休んで地区シリーズを待ち、後者は3戦2勝制で1敗の重さが一気に増す。順位表を見るときは、地区の首位争いと同じくらい、リーグ内の勝率2位と3位の差に注目してほしい。その1ゲーム差が、世界一までの2勝ぶんの差になる。
今年、実際にどの球団がどのシードに入るかは2026年の出場チームと対戦カードで、試合日と日本時間は2026年ポストシーズンの日程ページで扱っている。
データはMLB公式Statsを独自に集計(30球団の所属とポストシーズンの形式)。





