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ドジャースが3年連続リーグ優勝決定シリーズ進出 2013年以降9度は2位の3倍を検証

2026 10/10
データ検証・分析
2026年10月10日

10月8日(日本時間)、ドジャースはアトランタのトゥルーイスト・パークで行われたナショナル・リーグ地区シリーズ第4戦でブレーブスに4-1で勝ち、3勝1敗でシリーズを突破した。先発タイラー・グラスノーが4回2/3を1失点でつなぎ、救援4人が残り4回1/3を無失点。9回表にはマックス・マンシーのダメ押し本塁打が出た。

DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsで数えると、ドジャースのリーグ優勝決定シリーズ進出は2024年・2025年に続く3年連続で、2013年以降の14年間では9度目。同じ期間でナショナル・リーグの他球団は最多でも3度にとどまる。その「9度」の重さと、4試合で相手打線を8点に抑えた投手陣の数字を見ていく。

試合そのものの流れは、地区シリーズ初戦の記事と合わせて読むと、4試合の形がつながって見える。

目次

第4戦は打率.156で勝った 救援4人が4回1/3を2安打無失点

ドジャース打線はこの日32打数5安打。打率にすると.156で、普通なら負けている数字だ。それでも勝てたのは、1点を失ったあとの投手陣が一度も崩れなかったからである。

ドジャース(直近10試合)の成績推移(MLB公式Statsの実測値をもとにDiamondStatsが作成)

日付 相手 球場 スコア(ドジャース-相手) 結果
09/17 レッズ 敵地 8-2 勝ち
09/18 ジャイアンツ 本拠地 8-2 勝ち
09/19 ジャイアンツ 本拠地 10-4 勝ち
09/20 ジャイアンツ 本拠地 3-1 勝ち
09/22 パドレス 本拠地 7-0 勝ち
09/23 パドレス 本拠地 1-5 負け
09/24 パドレス 本拠地 2-4 負け
09/25 ジャイアンツ 敵地 2-0 勝ち
09/26 ジャイアンツ 敵地 4-3 勝ち
09/27 ジャイアンツ 敵地 5-1 勝ち
ドジャース 直近10試合の結果(MLB公式Stats)
回 出来事 スコア
1回裏 オジー・アルビーズの内野ゴロの間に1点 0-1
2回表 マンシーの打球を遊撃手が失策 走者が生還 1-1
7回表 アンディ・パヘスの中前適時打で2点 3-1
9回表 マンシーのソロ本塁打(今ポストシーズン3号) 4-1

グラスノーは1安打しか許さなかったが、四球が5つ。それを継いだアレックス・ベシア、エドガルド・エンリケス、タナー・スコット、エドウィン・ディアスの4人は合計4回1/3を2安打無失点、四球ゼロで締めた。勝ち投手はエンリケス、セーブはディアス。ブレーブスは5四球をもらいながら、4試合を通じて最少の3安打に終わった。

ディアスは今ポストシーズン3試合で3回を無失点、2セーブ。レギュラーシーズンの防御率は8.68(21試合・18回2/3)だったので、10月に入ってからの変わりようは数字で見てもはっきりしている。

2013年以降のリーグ優勝決定シリーズ進出回数 ドジャース9度は2位の3倍

ここからがこの記事の本題。ナショナル・リーグ15球団について、2013年から2026年までの14年間にリーグ優勝決定シリーズへ進んだ回数をMLB公式Statsの試合日程から数えた(DiamondStats独自集計、10月8日現在)。

順位 球団 回数 進出した年
1 ドジャース 9 2013・2016・2017・2018・2020・2021・2024・2025・2026
2 カージナルス 3 2013・2014・2019
2 ブルワーズ 3 2018・2025・2026
2 カブス 3 2015・2016・2017
5 フィリーズ 2 2022・2023
5 メッツ 2 2015・2024
5 ブレーブス 2 2020・2021
8 ナショナルズ 1 2019
8 ジャイアンツ 1 2014
8 パドレス 1 2022
8 ダイヤモンドバックス 1 2023

14年のうち9年。確率にすると64%で、2位の3球団(各3度)のちょうど3倍になる。ドジャースが進めなかった5年は2014・2015・2019・2022・2023年で、いずれも地区シリーズでの敗退だった。つまりこの期間、ドジャースがポストシーズンに出られなかった年は一度もない。

2位に並ぶブルワーズは2018年・2025年・2026年の3度で、そのうち2度は今回と同じドジャースが相手になる。ブルワーズが今季どういう数字で100勝に届いたかは、球団史上初の100勝の記事で先に触れている。

地区シリーズ4試合の投手成績 先発防御率1.69 救援2.45

今シリーズのドジャース投手陣を、先発と救援に分けてまとめた(MLB公式Statsの各試合のボックススコアからDiamondStatsが集計)。

区分 投球回 被安打 自責点 四球 奪三振 防御率
ドジャース先発 21回1/3 10 4 13 27 1.69
ドジャース救援 14回2/3 8 4 5 12 2.45
ブレーブス先発 17回 14 4 2 19 2.12
ブレーブス救援 18回 13 9 9 16 4.50

先発4人の内訳は、第1戦タリク・スクーバルが6回1失点7奪三振、第2戦ブレイク・スネルが3回2/3を1失点、第3戦山本由伸が7回1失点10奪三振、第4戦グラスノーが4回2/3を1失点。4人全員が1失点で、2点以上を取られた先発がいない。

目を引くのは四球13の多さだ。先発4人で21回1/3に13四球は9回あたり5.5個のペースで、レギュラーシーズンのドジャース投手陣全体(防御率3.55)の姿とは別物に見える。それでも被安打が10本しかなく、走者を出しても長打を許さなかった。

ブレーブスは先発の防御率こそ2.12と互角以上だったが、救援18回で9失点。第1戦の中継ぎ2人で5失点、第4戦の7回と9回で2失点と、試合の後半で差がついた。

ブレーブス打線は4試合で8点 打率.145

次は打線の側から見る。ブレーブスの4試合の数字を並べると、どの試合も3点以下だった。

試合 日付(日本時間) スコア ブレーブスの安打 ドジャース先発
第1戦 10月4日 ドジャース 5-3 4 スクーバル 6回1失点
第2戦 10月5日 ブレーブス 3-2 6 スネル 3回2/3 1失点
第3戦 10月7日 ドジャース 3-1 5 山本 7回1失点
第4戦 10月8日 ドジャース 4-1 3 グラスノー 4回2/3 1失点

ブレーブスは4試合で124打数18安打、打率.145。レギュラーシーズンの打率.246、742得点(162試合)の打線が、1試合平均2点に落ちた。本塁打は第1戦の2本だけで、第2戦以降の3試合は本塁打で点が入っていない。

一方のドジャースも4試合で打率.203と決して打ててはいない。ただし27安打のうち8本が本塁打で、少ない安打を点に変えた。マンシーは12打数3安打で、その3本がすべて本塁打。パヘスは14打数4安打2打点で、第4戦の2点適時打が決勝点になった。

グラスノーは今季74回で25四球 第4戦は4回2/3で5四球

第4戦の先発グラスノーについては、四球の多さが気になる読者も多いだろう。MLB公式Statsで今季と過去のポストシーズンを並べた。

期間 先発 投球回 四球 奪三振 防御率
2026年レギュラーシーズン 13 74回 25 98 3.53
2025年ポストシーズン(6試合・先発3) 3 21回1/3 11 25 1.69
2026年地区シリーズ第4戦 1 4回2/3 5 5 1.93
ポストシーズン通算(14先発) 14 71回2/3 41 91 4.27

レギュラーシーズンは9回あたり3.0個だった四球が、この日は4回2/3で5個。1イニングに1個以上のペースだ。それでも1安打に抑えて1失点で切り抜けたのは、昨年のポストシーズン21回1/3を防御率1.69で投げた経験が土台にある。通算のポストシーズン防御率4.27は、2020年にレイズで9本塁打を打たれた年が押し上げている数字で、ドジャース移籍後の2年は1.69と1.93だ。

次はブルワーズ 第1戦は10月12日(日本時間)ミルウォーキーで

リーグ優勝決定シリーズの相手は、パドレスを3勝1敗で退けたブルワーズ。MLB公式の日程では第1戦が10月12日(日本時間)にミルウォーキーで行われ、第3戦からロサンゼルスに戻る。

ブルワーズは今季103勝59敗で、ドジャースの100勝62敗を上回る。ドジャースがレギュラーシーズン最終盤で100勝に届いた試合は、ジャイアンツ3連戦を2連勝で100勝の記事にまとめている。

DiamondStats編集部の独自視点!

4試合で先発が全員1失点、それでいて四球が13個。この組み合わせは、普通なら長くは続かない。走者を出しながら長打を許さない投球は、相手打線が冷えているときにだけ成り立つからだ。ブレーブスは4試合で打率.145と、まさにその状態だった。

ブルワーズ相手に同じ投げ方が通じるかは別の話になる。ブルワーズはパドレスとの4試合をすべて2点差以内で勝ち上がっており、少ない走者を点にする野球をしてくる。四球で走者を出す先発の癖が残ったままだと、1点差の試合で効いてくる。

逆に強みは救援陣だ。ディアスの10月は3回無失点で、第4戦の救援4人は四球ゼロ。レギュラーシーズンに8点台の防御率だった投手が9回を任される形は不安に見えるが、数字は10月に入ってから一度も裏切っていない。14年で9度の進出を支えてきたのは強打ではなく、こういう試合をものにする投手の層だと、今回の4試合は教えている。

まとめ

ドジャースは10月8日(日本時間)の地区シリーズ第4戦でブレーブスに4-1で勝ち、3勝1敗で3年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。2013年以降の進出は14年で9度、2位の3球団の3倍にあたる。4試合の投手成績は先発防御率1.69、救援2.45で、相手打線を打率.145に封じた。次の相手は103勝のブルワーズで、第1戦は10月12日(日本時間)にミルウォーキーで始まる。

ブレーブス側からこのシリーズをどう迎えたかは、ブレーブスが3年ぶりにポストシーズンへ進んだ記事に書いている。

よくある質問

Q. ドジャースのリーグ優勝決定シリーズ進出は何年連続ですか?

2024年・2025年・2026年の3年連続です。2013年以降の14年間では9度目で、ナショナル・リーグで2番目に多い球団(3度)の3倍になります。

Q. 地区シリーズ第4戦の勝ち投手とセーブは誰ですか?

勝ち投手は6回途中から7回まで投げたエドガルド・エンリケスで、セーブは9回を無失点で締めたエドウィン・ディアスです。先発のタイラー・グラスノーは4回2/3を1失点で勝敗は付いていません。

Q. ドジャースの次の相手と第1戦の日程は?

相手はパドレスを3勝1敗で下したブルワーズです。MLB公式の日程では第1戦が10月12日(日本時間)にミルウォーキーで行われ、第3戦からロサンゼルス開催になります。

Q. ブレーブスは地区シリーズでどれくらい打てなかったのですか?

4試合で124打数18安打、打率.145、合計8得点でした。本塁打は第1戦の2本だけで、第2戦から第4戦までの3試合は本塁打で点が入っていません。

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