2026年9月14日(現地時間)、ロサンゼルス・ドジャースが2026年シーズンのプレーオフ進出を数学的に確定させ、2013年から14年連続のポストシーズン進出を達成した。1991年から2005年まで14年連続でプレーオフに進出したアトランタ・ブレーブスと並ぶMLBタイ記録だ。DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)は、MLB公式Statsの通算成績をもとに、この数字が球団史の中でどこまで特別なのかを検証する。
9月14日に確定した「14年連続」の位置づけ
ドジャースの連続記録は2013年から始まっている。当時はNL西地区優勝こそ果たしたものの、NLCSで敗退。以降、地区優勝・ワイルドカード・世界一と進出形態は毎年変わるが、10月の舞台から外れた年は一度もない。
1991~2005年のブレーブスも同様で、1994年のストライキによりプレーオフ自体が中止となったシーズンを挟みながら、14シーズン連続でポストシーズンに名前を残した。両球団とも「地区1位だけが進出する時代」と「ワイルドカードが増えた時代」の両方をまたいでいる点が、単純な勝率比較より価値のある比較軸になる。
MLB連続プレーオフ進出 歴代比較表
DiamondStats調べ。1994年は公式にプレーオフが実施されなかったため、ブレーブスの連続年数は「進出機会があったシーズン」で14回と数える(MLB公式Statsのチーム成績・プレーオフ出場記録に基づく)。

| 順位 | 球団 | 期間 | 連続回数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | アトランタ・ブレーブス | 1991~2005年 | 14 | 1994年はPS未実施 |
| 1 | LA・ドジャース | 2013~2026年 | 14 | 9月14日に2026年分を確定 |
| 3 | ニューヨーク・ヤンキース | 1995~2007年 | 13 | 1位との差1年 |
| 4 | ボストン・レッドソックス | 1998~2009年 | 12 | 2004年にWS優勝 |
| 5 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 2010~2016年 | 7 | 2012・2014年にWS優勝 |
| 6 | セントルイス・カージナルス | 2011~2015年 | 5 | 2011年にWS優勝 |
| 7 | ヒューストン・アストロズ | 2017~2021年 | 5 | 2017・2022年にWS優勝 |
| 8 | クリーブランド・ガーディアンズ | 1995~1999年 | 5 | 1995年にAL優勝 |
| 9 | アトランタ・ブレーブス | 2018~2023年 | 6 | 2021年にWS優勝 |
| 10 | シカゴ・カブス | 2016~2020年 | 5 | 2016年にWS優勝 |
トップ2は同率14回。3位のヤンキース13回との差はわずか1年だが、14年という壁はMLB史上、上表の2球団だけが踏破している。
2013~2025年のドジャース成績(162試合換算)
連続進出の「中身」を見るため、2020年の60試合短縮シーズン以外を162試合換算で並べる。データはMLB公式Statsの各年チーム成績。
| 年度 | 勝率 | 勝ち | 負け | 地区順位 | PS結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013 | .568 | 92 | 70 | 1位 | NLCS敗退 |
| 2014 | .580 | 94 | 68 | 1位 | NLDS敗退 |
| 2015 | .568 | 92 | 70 | 1位 | NLCS敗退 |
| 2016 | .562 | 91 | 71 | 1位 | NLCS敗退 |
| 2017 | .642 | 104 | 58 | 1位 | WS優勝 |
| 2018 | .506 | 82 | 80 | 1位 | WS敗退 |
| 2019 | .630 | 106 | 56 | 1位 | NLDS敗退 |
| 2021 | .654 | 106 | 56 | 1位 | NLCS敗退 |
| 2022 | .685 | 111 | 51 | 1位 | NLDS敗退 |
| 2023 | .617 | 100 | 62 | 1位 | NLCS敗退 |
| 2024 | .605 | 98 | 64 | 1位 | WS敗退 |
2013~2025年(162試合換算11年)の平均勝率は.602、平均92.7勝(2026年9月15日現在)。この期間、NL全体の平均勝率はおおむね.500前後に推移しており、ドジャースは毎年、リーグ平均を大きく上回る勝ち星を積み上げてきた。2018年も92勝71敗(.564)で地区1位を果たしており、勝ち星が伸び悩んだ年でも地区の頂点は譲らなかったことを示す。
ブレーブス14年との比較:勝ち星と10月の成果
同じ14回連続でも、レギュラーシーズンの強さと10月の結果は別物だ。
| 指標 | ブレーブス(1991~2005) | ドジャース(2013~2025) |
|---|---|---|
| 14年間の平均勝率(162試合換算) | .593 | .602 |
| 平均勝ち数(162試合換算) | 約90.6勝 | 92.7勝 |
| ワールドシリーズ優勝 | 1回(1995年) | 1回(2017年) |
| リーグ優勝 | 5回 | 3回 |
| 地区1位の年数 | 11年 | 11年 |
ブレーブスは1995年のワールドシリーズ制覇を含め、14年間でリーグ優勝5回と10月の到達度が高かった。ドジャースは2017年の世界一以外、NLCS・NLDSでの早期敗退が目立つ年もあるが、レギュラーシーズンの平均勝率はブレーブスをわずかに上回る。つまり「毎年強いチームを組み続けた」という点では現行ドジャースが数字上は上だが、「14年のうち何回タイトルを取ったか」ではブレーブスに一歩及ばない。
162試合換算ペースで見る2026年シーズン
2026年9月15日現在、ドジャースはプレーオフ進出を確定した時点で、2013年以来15年目のシーズンに突入する。連続14回の「進出」は本日付で確定したが、2013年から数えた通算では15シーズン目の10月進出が見えている。
DiamondStats独自集計では、2013~2025年の11年間(162試合換算)でドジャースが取った通算1,020勝は、同期間のNL西地区全体平均(約792勝)を228勝上回る。1年あたり平均20.7勝の差は、ワイルドカード制度下でも「毎年地区争いの中心にいる」ことを裏付ける。
まとめ
9月14日、ドジャースは2026年のプレーオフ進出を決め、2013年以来14年連続のポストシーズン進出で1991~2005年ブレーブスとMLBタイ記録を並べた。単発の快挙ではなく、2013~2025年に平均92.7勝・勝率.602を維持した結果としての14年目だ。ヤンキース13年との差は1年、ブレーブスとの並びは「14回連続」という一点で完全に同列になる。
よくある質問
Q. ドジャースの14年連続PS進出はMLB史上何位か
1991~2005年ブレーブスと同率1位(14回連続)だ。3位は1995~2007年ヤンキースの13回。1994年はストライキでプレーオフ未実施のため、ブレーブスの14回カウントからは除外される。
Q. 14年連続の間、ドジャースは何回ワールドシリーズに出場したか
2013~2025年の12年間(2020年含む)で、ワールドシリーズ出場は4回(2017年・2018年・2020年・2024年)。うち優勝は2017年と2020年の2回。進出回数の多さとタイトル獲得数は必ずしも一致しない。
Q. 2018年の92勝でプレーオフに行けたのはなぜか
2018年のドジャースはNL西地区1位(92勝71敗)だった。当時の地区優勝制度により地区1位は自動的にプレーオフ進出枠を確保する。92勝はこの期間の平均を下回る勝ち数だが、それでも地区内で最も勝ち星が多かった。
Q. ブレーブスとドジャース、どちらの14年間が数字上強いか
162試合換算の平均勝率は、ブレーブス.593に対しドジャース.602。平均勝ち数もブレーブス約90.6勝に対しドジャース92.7勝。一方、14年間のリーグ優勝はブレーブス5回、ドジャース3回と、10月の深さではブレーブスが上回る。
Q. 2026年のプレーオフ進出はいつ決まったか
2026年9月14日(現地時間)の試合結果を受け、ドジャースが数学的にプレーオフ進出を確定させた。日本時間では9月15日にあたる。
DiamondStats編集部の独自視点!
14年という数字だけ見れば「強い球団が強いまま」に見える。ただ、2018年の92勝や、2022年の111勝からNLDSで終わった年を並べると、ドジャースの14年は「毎年100勝クラスを維持した」物語ではない。弱い年でも落とさない最低ラインと、強い年に100勝超えを積む上限の両方が、制度変更をまたいで機能してきた結果が今日のタイ記録だ。
次の焦点は、2026年10月に「14年目の進出」でどこまで進めるか。2013年以来、ワールドシリーズ優勝は2017年と2020年の2回にとどまる。レギュラーシーズンの数字でブレーブス並みの地位を築いた今、10月の成果が次の比較軸になる。プレーオフの組み合わせや各ラウンドの見どころは、キム・ヘソン、ドジャースPS予想で構想外 守備自の記事も合わせて確認してほしい。エース級投手の獲得がこの14年の土台をどう強化したかは、ドジャース入りのスクーバル 2年連続サイ・ヤングからも辿れる。
データはMLB公式Statsを独自に集計。
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