2026年レギュラーシーズン終了時点の勝率ランキングでは、ミルウォーキー・ブルワーズは全30球団中1位の.636(103勝59敗)を記録した球団だ。2位ドジャース(.617)との差は.019、6位パドレス(.562)との差は.074に上る。10月3日(現地・土)のナショナル・リーグ・ディビジョンシリーズ第1戦で、その1位球団はサンディエゴ・パドレスを3-2で下し、シリーズを先に1勝した。7回裏、ウィリアム・コントレラスがアドリアン・モレホンから放った406フィートのソロ本塁打が2点差の決勝点となり、救援陣の継投合戦のなかで試合を決めた。
レギュラーシーズン勝率1位の根拠とトップ10(9月27日現在)
ブルワーズの103勝59敗は、球団史上初の100勝シーズンでもあり、勝率ではドジャースを上回ってメジャー全体の頂点に立った。パドレスは91勝71敗(.562)で地区2位、ワイルドカード経由のポストシーズン入り球団として第1戦の相手になった。
詳しくはブルワーズが103勝でNL中地区優勝 ドジャース・レイズ・ブレーブスも進出決定でまとめています。

| 日付 | 相手 | 球場 | スコア(ブルワーズ-相手) | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 09/17 | パイレーツ | 敵地 | 4-7 | 負け |
| 09/18 | オリオールズ | 敵地 | 6-5 | 勝ち |
| 09/19 | オリオールズ | 敵地 | 1-0 | 勝ち |
| 09/20 | オリオールズ | 敵地 | 3-0 | 勝ち |
| 09/22 | フィリーズ | 敵地 | 4-6 | 負け |
| 09/23 | フィリーズ | 敵地 | 4-1 | 勝ち |
| 09/24 | フィリーズ | 敵地 | 5-1 | 勝ち |
| 09/25 | カージナルス | 本拠地 | 8-4 | 勝ち |
| 09/26 | カージナルス | 本拠地 | 3-2 | 勝ち |
| 09/27 | カージナルス | 本拠地 | 6-4 | 勝ち |
| 順位 | 球団 | 勝-敗 | 勝率 | 1位との差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ブルワーズ | 103-59 | .636 | — |
| 2 | ドジャース | 100-62 | .617 | .019 |
| 3 | レイズ | 97-65 | .605 | .031 |
| 4 | ブレーブス | 94-68 | .580 | .056 |
| 5 | ヤンキース | 93-68 | .578 | .058 |
| 6 | パドレス | 91-71 | .562 | .074 |
| 7 | カブス | 89-73 | .549 | .087 |
| 8 | フィリーズ | 88-74 | .543 | .093 |
| 9 | レッドソックス | 87-75 | .537 | .099 |
| 10 | ダイヤモンドバックス | 86-76 | .531 | .105 |
103勝の内訳は、DiamondStatsがMLB公式Statsのチーム成績から確認したところ、ホーム55勝26敗、ビジター48勝33敗。地区内35勝17敗と、本拠地・アウェーともに6割前後の勝率を維持している。ブルワーズが98勝で球団記録を更新した2025年9月の流れから見ても、1年で勝利数・勝率の両方でクラブ記録を塗り替えた延長線上のシーズンと言える。
7回のモレホン戦とコントレラス1-20からの一振
第1戦の投手線は、双方とも先発が想定より短い投球回になった。ブルワーズのジェイコブ・ミシオロウスキーは4回で降板、パドレスのロビー・レイも7回途中までで、以降は救援の層が試合の主役になった。
コントレラスは、この日までパドレス投手陣との今季対戦で20打数1安打と苦しんでいた。7回裏2アウト、走者なし、カウント3-2の場面でモレホンは100.1マイルのシンカーを投げたが、コントレラスは右中間へ406フィートのソロ本塁打。スコアは2-2から3-2に変わり、その1点が最終的な差になった。モレホンはレギュラーシーズン86イニングで本塁打4本だけのセットアッパーであり、低被打率の左腕から決勝点を奪った点は、打順の下位にいるキャッチャーが「1本の価値」を最大化した形だ。
3回裏にはジャクソン・チュリオの2ラン(飛距離420フィート)が先制・追加点となり、ポストシーズン通算5本目の本塁打で、ブルワーズ球団ポストシーズン記録を単独更新した(22歳)。ブルワーズの3得点はすべて本塁打で、パドレスの2得点はルイス・カンパサーノの2ランなどに分かれる。
本塁打数28位相当の攻撃が3-2で勝てた理由
レギュラーシーズン、ブルワーズは得点でメジャー2位クラスの攻撃力を持つ一方、本塁打数は30球団中28位付近と、長打より得点効率で勝つチーム像だった。第1戦はその極端なサンプルだ。3本の本塁打だけで3点、失点2のピッチングに1点差を載せた。
パドレス側は9回表、タイ・フランスの打球がアメリカン・ファミリー・フィールドの屋根付近に当たり、フェアゾーンでアウト扱いとなったプレーで逆転のチャンスが消え、続くアウトで試合終了した。屋根のグラウンドルールどおりの判定であり、スコアボード上はコントレラスの7回弾が「決勝点」として残る。
地区シリーズの残り日程と他球団の状況は、MLBポストシーズン2026の日程・トーナメントで一覧できる。パドレス打線の爆発力については、ジェイク・クローネンワースの2発などパドレス攻撃の記録も、同じ2026年の文脈で読み合わせやすい。
まとめ
勝率ランキング1位の103勝ブルワーズは、第1戦を3-2で先取した。数値の要は、全30球団トップの.636というシーズン成果を、本塁打3本・得点3点という最小限の長打に凝縮できたこと、および7回のコントレラス406フィート弾がモレホンから奪った1点が、そのまま最終差になったことだ。シリーズは2勝先取の5戦制。第2戦以降も救援の消耗と長打のタイミングが、同じく91勝のパドレスとの継投戦の焦点になる。
よくある質問
Q. 2026年レギュラーシーズンでブルワーズの勝率順位は何位ですか?
全30球団中1位です。103勝59敗、勝率.636(9月27日現在の最終順位表ベース)。2位ドジャースより.019上です。データはMLB公式StatsをDiamondStatsが参照しています。
Q. 第1戦の決勝点は何点差の何イニングで決まりましたか?
7回裏、ウィリアム・コントレラスのソロ本塁打で3-2となり、その1点差が最終スコアでした。3-2カウントからの406フィート弾です。
Q. コントレラスはパドレス投手に対して苦戦していましたか?
第1戦前の今季対パドレス成績は20打数1安打でした。第1戦の一振でシーズン対戦成績を大きく上書きする形になりました。
Q. ブルワーズは得点力と本塁打数のバランスがどうでしたか?
レギュラーシーズンは得点2位クラスながら、本塁打数は30球団中28位付近でした。第1戦は得点3点すべてが本塁打という極端な試合展開でした。
DiamondStats編集部の独自視点!
103勝の背中を押すのは、セイバー指標の1ページではなく、7回の1球だった。コントレラスはレギュラーシーズン終盤、走力のあるプレーでベンチを外された経験もあり、ポストシーズンは白紙の舞台だった。20打数1安打という対パドレス成績は、サンプルが小さい割に心理の重さは増す。それでも3-2の100マイル超えを右中間へ返したのは、チーム得点2位の攻撃が持つ「1点の重み」を知っている打者の振る舞いに見える。
次の注目は、本塁打の生産力がリーグ下位クラスのまま、得点2位の打線が再現できるか、と救援陣の登板間隔だ。ミシオロウスキーが4回で降板した分、中継ぎの消耗はシリーズ全体の資産になる。パドレスは91勝・得点力のあるワイルドカードとして、カブス打線を退けた直近の流れも手応えがある。第2戦以降は、同じ3-2のような一発勝負が続くか、それとも得点の分散が戻るかが、勝率1位の103勝球団の「本当の強さ」を測る物差しになる。
データはMLB公式StatsをDiamondStatsが独自に集計しています。
⚾ 試合を観るには: MLB配信サービスの比較・視聴方法はこちら
文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)





