2026年10月5日、レギュラーシーズン1590試合がすべて終了し、MLB公式Statsの最終集計で本塁打部門のリーグ順位が確定した。アメリカン・リーグ首位はオリオールズ移籍1年目のピート・アロンソの43本。一方、メジャー全体の最多はカブスのピート・クロウ=アームストロングとフィリーズのカyle・シュワーバーが45本で並び、アロンソはリーグ王ながら「全リーグ単独首位」には届かなかった。40本超えでも王座を逃す典型例として語られることが多いが、2026年は「43本でAL王」「それでもMLBは45本タイ」という、数字の重なり方そのものが話題になっている。
10月4日終了時点の本塁打順位(MLB公式Stats)
| 順位 | 選手 | 球団 | 本塁打 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ピート・クロウ=アームストロング | カブス | 45 | ナショナル・リーグ最多・MLB最多タイ |
| 1 | カyle・シュワーバー | フィリーズ | 45 | 同上 |
| 3 | ピート・アロンソ | オリオールス | 43 | アメリカン・リーグ最多 |
| 4 | ジュニア・カミネロ | レイズ | 42 | AL2位タイ |
| 4 | ヨルダン・アルバレス | アストロズ | 42 | AL2位タイ |
| 6 | マット・オルソン | ブレーブス | 41 | 40本超えも王座圏外 |
| 6 | ベン・ライス | ヤンキース | 41 | 同上 |
詳しくはピート・クロウ=アームストロングが45号で本塁打1位タイ OPS2位の強打を検証でまとめています。

表の集計は2026年10月4日(試合終了)現在のレギュラーシーズン本塁打数。アロンソは2位グループより1本多くAL単独1位だが、MLBトップとは2本差が残った。
「40本超えなのに王を逃す」はアロンソ自身の通算像と矛盾しない
本塁打王は「その年の最多本塁打者1人(同本数ならタイ)」に限られる。シーズン43本は球団・個人ともに突出しているが、同じ年に45本を2人が量産すれば王座は共有され、アロンソは3位相当の位置に留まる。
MLB公式Statsの通算推移では、アロンソは2019年ルーキー時の53本以来、2026年が2度目のリーグ本塁打王となる。2019年以降に量産した本塁打は307本に達し、同期の長打者と比べても本塁打の絶対数では最前列にいる。それでも王座は2回にとどまる点が、今回の確定数字の核心だ。
| 指標 | ピート・アロンソ | カyle・シュワーバー | 差・意味 |
|---|---|---|---|
| 2026年本塁打 | 43 | 45 | MLB王座は2本差 |
| 2019年以降の本塁打(MLB公式Stats) | 307 | 313 | 通算本塁打ではシュワーバーが上 |
| リーグ本塁打王回数(2026確定時点) | 2回 | 複数回 | 通算本塁打≠王座回数 |
DiamondStats調べでは、2026年に41本以上を放った選手は7人(45・45・43・42・42・41・41)にのぼる。40本ラインを超えても、上位2本が45本に固まれば「準王」どころか「3位以下」に一気に落ちる構図がはっきり出ている。
45本タイの内訳が示す「王座の奪い方」の違い
ピート・クロウ=アームストロングは45本でナショナル・リーグ最多かつMLB最多タイに並び、盗塁33も絡めて40-40圏の話題も残した。同本数のシュワーバーは前年56本から一歩下がったものの、再び王座ラインに食い込んだ。

アロンソ側はメッツからオリオールスへ移籍した初年度にAL43本。本塁打だけ見れば十分に王級だが、NL側の45本2人との差が、今シーズンの「本塁打王」という言葉の意味を分岐させている。打率・出塁・長打の総合MVP議論は別軸として、本塁打単独指標だけを切り出すと、アロンソは「リーグでは頂点、全体では2本下」という二層構造が10月4日時点で固定された。
ヨルダン・アルバレスは42本でアロンソから1本差のアメリカン・リーグ2位タイに終わった。打率首位など別部門の話題とあわせて本塁打の位置づけを読むと、40本台後半でも1本差が王座圏内か圏外かを分ける年だった。詳しい打撃の横並びは、ヨルダン・アルバレスが打率3割未満で首位打者を獲の記事で扱った2026年の数字と接続できる。
マット・オルソン41本が浮かぶ「40超えの落とし穴」
ブレーブスのマット・オルソンとヤンキースのベン・ライスはいずれも41本。シーズン単体では「40本クラブ」入りだが、上記の通り2026年は45・43・42が厚く、41本は王座から4本以上離れた帯に位置づけられる。
これは参考にした「40発超えでも本塁打王になれない」という視点と一致する。ただし2026年は単純な「40超え落第」だけではなく、43本でリーグ王を取りながらMLB単独首位は逃すという、より上の数字帯での競争も同時に起きている。アロンソのケースは、通算307本(2019年以降)という長期生産と、王座2回という短期タイトルのギャップを、いま起きた確定結果で再確認できる形だ。
45本で並んだピート・クロウ=アームストロングの40本台の意味づけ(盗塁との複合記録)は、ピート・クロウ=アームストロングが史上7人目の4の比較記事とあわせて、同じ2026年の本塁打45本の文脈を追うと整理しやすい。
データはMLB公式Statsを独自に集計している。
まとめ
2026年10月4日終了時点のMLB公式Statsでは、ピート・アロンソが43本でアメリカン・リーグ本塁打王、ピート・クロウ=アームストロングとカyle・シュワーバーが45本でMLB最多タイ、という結果が確定した。アロンソは2019年53本以来2度目の王座だが、307本(2019年以降)という通算本塁打の厚みに対して王座回数は2回にとどまる対比が、今季の数字で改めて浮かび上がった。40本超え7人が並んだ年だからこそ、「40本」でも「43本」でも、上位2本の本数が王座の意味を決めた。
よくある質問
Q. 2026年のメジャーリーグ本塁打王は誰ですか?
45本タイでピート・クロウ=アームストロングとカyle・シュワーバーがMLB最多です。アメリカン・リーグ単独最多は43本のピート・アロンソです(2026年10月4日試合終了時点・MLB公式Stats)。
Q. ピート・アロンソは通算何回本塁打王になりましたか?
2026年の確定で、2019年(53本)に続く2度目です。2019年以降の本塁打は307本に達していますが、王座はシーズン最多本塁打に限られるため、通算本塁打数と王座回数は一致しません。
Q. 43本なのに「本塁打王を逃した」と言えるのはなぜですか?
アメリカン・リーグでは43本で単独1位です。ただしMLB全体では45本の2人が上にいるため、「全リーグ単独の本塁打王」ではない、という意味で2本差が効いています。
Q. 2026年に40本以上打った選手は何人いますか?
DiamondStats調べでは、45・45・43・42・42・41・41の7人が40本以上です(10月4日終了時点)。
Q. 数字の根拠はどこですか?
本記事の本塁打・順位はMLB公式Statsの2026年レギュラーシーズン最終値に基づきます。
DiamondStats編集部の独自視点!
10月5日に数字が固まった瞬間、アロンソの43本は「移籍初年度の成功」として十分すぎる成果なのに、45本2人の影で「また通算の怪物は年間王座を取り逃がした」という古い語り口が蘇る。来年以降、彼が3度目の王座を狙うかどうかより、45本が2人同時に出る年に43本でAL王を取るという条件そのものが、これからの本塁打レースの読み方の基準になる。ポストシーズンで長打が増えれば通算は動くが、王座のページはもう閉じた。次に目を向けるなら、41本で止まった打者たちが「あと4本」の年だったのか「あと1本」の年だったのか、という帯の差だ。
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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)





