ブルワーズは米国時間10月28日(日本時間29日)のワールドシリーズ第5戦でレイズに4-1で勝ち、球団初の世界一を決めました。先発のジェイコブ・ミジオロウスキー(24歳)は5回2/3を2安打無失点に抑えています。
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今季の基本年俸は、報道では78万8300ドル(約1億2200万円)です。ナ・リーグで防御率と奪三振の2つで1位になった投手としては、かなり安い金額です。ただ、年俸調停の前の選手に払われるボーナスを足すと、報酬の合計は約7億円になるという試算もあります。DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)は、MLB公式Statsの成績とお金の数字を並べて比べました。
今季成績はナ・リーグで防御率・奪三振・WHIPの3部門1位
レギュラーシーズンの成績です(10月29日現在・MLB公式Stats)。
| 部門 | ミジオロウスキー | ナ・リーグ2位 | 2位との差 |
|---|---|---|---|
| 防御率 | 1.80(1位) | 2.16(クリス・セール) | 0.36 |
| 奪三振 | 252(1位) | 231(クリストファー・サンチェス) | 21 |
| WHIP | 0.80(1位) | 0.87(山本由伸) | 0.07 |
| 勝利 | 16(2位タイ) | 1位は18(サンチェス) | -2 |

投げたのは30試合で、すべて先発です。174回2/3を投げ、16勝5敗でした。9イニングあたりの奪三振は12.98、被打率は.157です。勝利数だけは届きませんでしたが、主な投手の部門をほぼ独り占めしました。
1年目から2年目への伸びを数字で比べる
デビューは2025年6月12日です。1年目と比べると、ほぼ全部の数字が大きく良くなっています。
| 年 | 試合(先発) | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 15(14) | 5勝3敗 | 4.36 | 66.0 | 87 | 1.24 |
| 2026年 | 30(30) | 16勝5敗 | 1.80 | 174.2 | 252 | 0.80 |

投球回は約2.6倍に増え、防御率は2.56下がりました。
ポストシーズンでも4試合に先発し、2勝0敗、防御率1.89でした。3日のパドレス戦から28日のワールドシリーズ第5戦まで、すべての登板で5回までに降板しています。それでも、どの試合も自責点は2点以内でした。
報酬の内訳 約7億円の試算はどこから来るか
報道で出ている試算を、1ドル155円で円に直しました。
| 項目 | ドル | 円(1ドル155円) | 確かさ |
|---|---|---|---|
| 基本年俸 | 78万8300ドル | 約1億2200万円 | 報道の金額 |
| サイ・ヤング賞を取った場合のボーナス | 250万ドル | 約3億8750万円 | 受賞したと仮定 |
| WARに応じたボーナス | 約80万ドル | 約1億2400万円 | 報道の独自試算 |
| ワールドシリーズ優勝の分配金 | 50万ドル | 約7750万円 | 金額はまだ決まっていない |
| 合計 | 約459万ドル | 約7億1100万円 | 試算 |
ボーナスの元は、年俸調停の前の選手のために毎年5000万ドルを用意する仕組みです。表彰の順位などに応じて配られます。サイ・ヤング賞は現地時間11月11日に発表される予定と報じられています。ここが決まるまで、合計の金額は決まりません。広告契約の収入はこの試算に入っていません。
1奪三振あたりの金額 DiamondStats独自集計
年俸を今季の252奪三振で割ってみました。
| 計算のもと | 1奪三振あたり | 円 |
|---|---|---|
| 基本年俸だけ | 約3128ドル | 約48万円 |
| 試算の合計(約459万ドル) | 約1万8214ドル | 約282万円 |
ボーナスを全部足しても、三振1つあたり300万円に届きません。ドジャースの年俸総額626億円の話と並べると、差の大きさがよく分かります。
前年のサイ・ヤング賞投手ポール・スキーンズと比べる
前年にナ・リーグのサイ・ヤング賞を取ったのは、同じく年俸調停の前だったポール・スキーンズです。受賞した年の成績を、今季のミジオロウスキーと並べました。
| 投手 | 年 | 防御率 | 奪三振 | WHIP | 投球回 |
|---|---|---|---|---|---|
| スキーンズ | 2025年 | 1.97 | 216 | 0.95 | 187.2 |
| ミジオロウスキー | 2026年 | 1.80 | 252 | 0.80 | 174.2 |
投球回は13イニング少ないものの、防御率・奪三振・WHIPはどれもミジオロウスキーの方が上です。報道では、スキーンズはボーナスで約344万ドルを受け取り、翌年の基本年俸は87万5000ドルから108万5000ドルへ約24%上がりました。ミジオロウスキーの来季の基本年俸は、報道では100万ドル前後(約1億5500万円)が目安とされています。
ブルワーズのポストシーズン全体の数字は、ブルワーズが初の世界一 ポストシーズン11勝2敗にまとめています。
DiamondStats編集部の独自視点!
この報酬の話でいちばん大事なのは、来季もしばらくは年俸が大きく上がらないことです。年俸調停の資格が出るまで、ブルワーズは球界トップの成績の投手を1億円台の年俸で使えます。
小さな市場の球団が103勝して世界一になれたのは、こうした安い年俸の主力がいたからです。11月11日の発表で、その仕組みの中で彼がどれだけ受け取るのかが決まります。
まとめ
- 米国時間10月28日のワールドシリーズ第5戦は5回2/3を無失点に抑え、ブルワーズは初の世界一
- 今季はナ・リーグで防御率1.80、252奪三振、WHIP0.80の3部門1位
- 基本年俸は約1億2200万円。ボーナスを足した試算の合計は約7億1100万円
- 合計を決めるのは、11月11日に発表予定のサイ・ヤング賞
レギュラーシーズンの勝ち上がりはブルワーズが103勝でワールドシリーズへで、優勝を決めた試合はブルワーズがワールドシリーズ初制覇で振り返っています。
データはMLB公式Statsを独自に集計しました。
よくある質問
Q. ミジオロウスキーの今季の年俸はいくらですか?
報道では78万8300ドルで、1ドル155円で約1億2200万円です。
Q. 報酬総額が約7億円と言われるのはなぜですか?
基本年俸に、年俸調停の前の選手へのボーナスとワールドシリーズの分配金を足した試算だからです。ボーナスはサイ・ヤング賞を取った場合で250万ドル、WARの分が約80万ドル、分配金は50万ドルと仮定しています。
Q. ミジオロウスキーの2026年の成績は?
30試合に先発し、16勝5敗、防御率1.80、252奪三振、WHIP0.80でした。防御率・奪三振・WHIPはナ・リーグ1位です(10月29日現在)。
Q. サイ・ヤング賞の発表はいつですか?
報道では現地時間11月11日の予定です。
Q. 来季の年俸はどのくらい上がりますか?
報道では100万ドル前後(約1億5500万円)が目安です。年俸調停の資格が出るまでは、大きく上がりにくい仕組みです。
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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)







