ブルワーズが10月28日(日本時間29日)、ワールドシリーズ第5戦でレイズに4-1で勝ち、通算4勝1敗で球団史上初の世界一になりました。米国では「最も市場規模の小さい球団」の優勝として報じられています。
DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsで集計したところ、今年のポストシーズンは11勝2敗、総得点59・総失点33でした。昨年のリーグ優勝決定シリーズでドジャースに4連敗した球団が、1年でどう変わったのかを数字で確かめます。
第5戦はミジオロウスキーが5回2/3を無失点
第5戦は2回に1点を先に取り、5回に1点、6回に2点を加えました。先発のジェイコブ・ミジオロウスキーは5回2/3を2安打・無失点で勝ち投手になっています。

| 日付 | 相手 | 球場 | スコア(ブルワーズ-相手) | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 09/17 | パイレーツ | 敵地 | 4-7 | 負け |
| 09/18 | オリオールズ | 敵地 | 6-5 | 勝ち |
| 09/19 | オリオールズ | 敵地 | 1-0 | 勝ち |
| 09/20 | オリオールズ | 敵地 | 3-0 | 勝ち |
| 09/22 | フィリーズ | 敵地 | 4-6 | 負け |
| 09/23 | フィリーズ | 敵地 | 4-1 | 勝ち |
| 09/24 | フィリーズ | 敵地 | 5-1 | 勝ち |
| 09/25 | カージナルス | 本拠地 | 8-4 | 勝ち |
| 09/26 | カージナルス | 本拠地 | 3-2 | 勝ち |
| 09/27 | カージナルス | 本拠地 | 6-4 | 勝ち |
| 選手 | 第5戦の成績 |
|---|---|
| ジェイコブ・ミジオロウスキー | 5回2/3・2安打・自責点0・2奪三振(勝ち) |
| トレバー・メギル | 2回・2安打・自責点1・3奪三振 |
| クーパー・プラット | 3打数2安打・2打点 |
| ウィリアム・コントレラス | 4打数1安打・1打点 |
レイズの先発ドリュー・ラスムッセンは4回を1失点でしたが、5回以降に継投した投手陣がつかまりました。
ポストシーズン13試合を回ごとに集計
3つのシリーズを回ごとに分けると、勝ち進むほど得失点差が広がっています。
| シリーズ | 相手 | 勝敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 地区シリーズ | パドレス | 3勝1敗 | 13 | 10 | +3 |
| リーグ優勝決定シリーズ | ドジャース | 4勝0敗 | 21 | 11 | +10 |
| ワールドシリーズ | レイズ | 4勝1敗 | 25 | 12 | +13 |
| 合計 | — | 11勝2敗 | 59 | 33 | +26 |
(DiamondStats独自集計・MLB公式Stats)
地区シリーズは4試合すべてが1〜3点差の接戦でした。ワールドシリーズでは第3戦に10-1と大勝しています。12回までもつれた第4戦の敗戦はブルワーズがワールドシリーズ12回サヨナラ負けでまとめています。
ドジャースへの雪辱を2025年と比べる
昨年10月のリーグ優勝決定シリーズで、ブルワーズはドジャースに0勝4敗で敗れています。今年は同じ相手に4勝0敗と、勝敗がそっくり入れ替わりました。
| 項目 | 2025年 リーグ優勝決定シリーズ | 2026年 リーグ優勝決定シリーズ |
|---|---|---|
| 勝敗 | 0勝4敗 | 4勝0敗 |
| 得点 | 4 | 21 |
| 失点 | 15 | 11 |
| 1試合平均得点 | 1.00 | 5.25 |
いちばん大きく変わったのは得点です。昨年は4試合でわずか4点でしたが、今年は5倍超の21点を奪いました。報道によると、ドジャースの年俸総額はメジャー最高水準です。その相手を打ち負かしての突破でした。
レギュラーシーズンでもメジャー最多の103勝
この優勝はポストシーズンの勢いだけによるものではありません。2026年のレギュラーシーズン最終成績で比べます。
| 球団 | 勝敗 | 得点(順位) | 失点 | 得失点差 | チーム防御率(順位) |
|---|---|---|---|---|---|
| ブルワーズ | 103勝59敗 | 832(2位) | 618 | +214 | 3.51(2位) |
| ドジャース | 100勝62敗 | 801(4位) | 600 | +201 | 3.55(4位) |
| レイズ | 98勝64敗 | 736(12位) | 650 | +86 | 3.70(7位) |
(2026年レギュラーシーズン最終・MLB公式Stats)
勝利数・得失点差ともメジャー最多です。得点とチーム防御率がそろって2位という、攻守に穴のない戦力でした。ドジャースとの直接対決も4勝3敗で勝ち越しています。103勝までの歩みはブルワーズが103勝でワールドシリーズへで詳しく取り上げています。
本拠地の観客数で見る「スモールマーケット」
市場の大きさを示す数字の一つが、本拠地の1試合平均観客数です。
| 球団 | 本拠地の平均観客数 | 30球団中の順位 |
|---|---|---|
| ドジャース | 49,805人 | 1位 |
| ブルワーズ | 34,431人 | 11位 |
| レイズ | 17,469人 | 28位 |
(2026年レギュラーシーズン・MLB公式Stats)
ブルワーズの観客数はドジャースの約69%で、30球団の中位にあたります。都市の規模が小さくても、観客数は上位3分の1に入っています。ワールドシリーズの相手のレイズは観客数28位で、今年の頂上決戦は市場の小さい球団どうしの対戦でもありました。
DiamondStats編集部の独自視点!
昨年ドジャースに4試合で4点しか取れなかった打線が、今年は同じ舞台で21点を奪いました。1年でここまで変わった例はあまり見当たりません。
第5戦で光ったのはミジオロウスキーの5回2/3無失点です。若い投手が最後の試合を任されたことに、この球団の育成の厚みが表れています。来季は「連覇」と「ドジャースとの再戦」が注目点になります。年俸の差を勝ち星の差で埋め続けられるか、引き続き数字で追っていきます。
まとめ
- ブルワーズは10月28日(日本時間29日)にレイズを4-1で破り、4勝1敗で球団初のワールドシリーズ制覇
- ポストシーズンは11勝2敗、得失点差+26
- 2025年に0勝4敗だったドジャースに、2026年は4勝0敗で雪辱
- レギュラーシーズンも103勝・得失点差+214でメジャー最多
シリーズの流れはブルワーズがワールドシリーズ3勝0敗やブルワーズが2死から8得点もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. ブルワーズのワールドシリーズ優勝は何回目ですか?
2026年が球団史上初めての優勝です。
Q. 2026年ワールドシリーズの結果は?
ブルワーズがレイズに4勝1敗で勝ちました。最後の第5戦は4-1でした。
Q. 2026年のブルワーズのポストシーズン成績は?
11勝2敗です。地区シリーズはパドレスに3勝1敗、リーグ優勝決定シリーズはドジャースに4勝0敗、ワールドシリーズはレイズに4勝1敗でした。
Q. ワールドシリーズ第5戦の勝ち投手は誰ですか?
ジェイコブ・ミジオロウスキーです。5回2/3を2安打無失点に抑えました。
Q. ブルワーズの2026年レギュラーシーズン成績は?
103勝59敗で、勝利数はメジャー最多です。
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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)







