ミルウォーキー・ブルワーズは現地10月28日、ワールドシリーズ第5戦でレイズに4-1で勝ちました。対戦成績を4勝1敗とし、球団史上初めてのワールドシリーズ制覇を決めました。
1969年の創設から58シーズン目での初優勝です。ポストシーズン全体では11勝2敗でした。DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)は、これが1995年以降のワールドシリーズ王者の中でどの位置にあるのかを、MLB公式Statsで集計しました。
ワールドシリーズ5試合の結果
まず、今回のワールドシリーズ5試合を並べます。第4戦は延長12回で落としましたが、残りの4試合は勝っています。
| 試合 | 日付(現地) | スコア | 勝利投手 |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | 10月23日 | ブルワーズ 3-2 レイズ | ミジオロウスキー |
| 第2戦 | 10月24日 | ブルワーズ 5-4 レイズ | ウリーベ |
| 第3戦 | 10月26日 | ブルワーズ 10-1 レイズ | ガッサー |
| 第4戦 | 10月27日 | ブルワーズ 3-4 レイズ(延長12回) | シーモア |
| 第5戦 | 10月28日 | ブルワーズ 4-1 レイズ | ミジオロウスキー |
5試合の合計は25得点・12失点です。ジェイコブ・ミジオロウスキーは、第1戦と優勝を決めた第5戦の2試合で勝利投手になりました。
1点差の試合が3つあり、そのうち2つに勝ちました。大差で勝ったのは第3戦の10-1だけです。
ポストシーズン11勝2敗の道のり
ブルワーズはレギュラーシーズンを103勝59敗で終え、ワイルドカードシリーズを免除されました。そのため、ポストシーズンは地区シリーズからの13試合でした。
| ラウンド | 相手 | 勝敗 | 得点 | 失点 |
|---|---|---|---|---|
| 地区シリーズ | パドレス | 3勝1敗 | 13 | 10 |
| リーグ優勝決定シリーズ | ドジャース | 4勝0敗 | 21 | 11 |
| ワールドシリーズ | レイズ | 4勝1敗 | 25 | 12 |
| 合計 | 11勝2敗 | 59 | 33 |
(2026年ポストシーズン終了時点・MLB公式Statsを独自に集計)

リーグ優勝決定シリーズでは、前年王者のドジャースに4連勝しました。4試合で21点を取り、失点は11でした。
この4連勝については、ブルワーズの4連勝を公式データで分析した記事でも詳しく取り上げています。
1995年以降の王者と比べると勝率は3位タイ
1995年に地区シリーズが始まり、ポストシーズンは今の形に近くなりました。その年以降の王者32球団を、ポストシーズンの勝率で並べたのが下の表です(DiamondStats調べ)。
| 順位 | 年 | 球団 | 勝敗 | 勝率 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1999 | ヤンキース | 11勝1敗 | .917 | +27 |
| 1 | 2005 | ホワイトソックス | 11勝1敗 | .917 | +33 |
| 3 | 1998 | ヤンキース | 11勝2敗 | .846 | +28 |
| 3 | 2022 | アストロズ | 11勝2敗 | .846 | +17 |
| 3 | 2026 | ブルワーズ | 11勝2敗 | .846 | +26 |
| 6 | 2008 | フィリーズ | 11勝3敗 | .786 | +20 |
| 6 | 1995 | ブレーブス | 11勝3敗 | .786 | +26 |
| 6 | 2004 | レッドソックス | 11勝3敗 | .786 | +21 |
| 6 | 2007 | レッドソックス | 11勝3敗 | .786 | +53 |
| 6 | 2018 | レッドソックス | 11勝3敗 | .786 | +33 |
(ポストシーズン全試合・MLB公式Statsを独自に集計)

ブルワーズの11勝2敗は3位タイです。1位との差は負け1つで、1998年ヤンキースや2022年アストロズと並びました。
一方、得失点差の+26は上位5球団の中で4番目です。1試合あたり+2.0点で、圧勝を重ねたというより、接戦を落とさなかった優勝でした。
103勝59敗は2009年ヤンキースと同じ成績
レギュラーシーズンの103勝59敗も比べます。1995年以降に100勝以上でワールドシリーズを制した球団は、ブルワーズを入れて7球団です。
| 年 | 球団 | レギュラーシーズン | ポストシーズン |
|---|---|---|---|
| 1998 | ヤンキース | 114勝48敗 | 11勝2敗 |
| 2018 | レッドソックス | 108勝54敗 | 11勝3敗 |
| 2022 | アストロズ | 106勝56敗 | 11勝2敗 |
| 2009 | ヤンキース | 103勝59敗 | 11勝4敗 |
| 2016 | カブス | 103勝58敗 | 11勝6敗 |
| 2026 | ブルワーズ | 103勝59敗 | 11勝2敗 |
| 2017 | アストロズ | 101勝61敗 | 11勝7敗 |
ブルワーズの103勝59敗は、2009年ヤンキースとまったく同じ成績です。ただ、ポストシーズンではブルワーズのほうが2敗少なく勝ち抜きました。
100勝した王者のうち、ポストシーズンを2敗以内で終えたのは1998年ヤンキース、2022年アストロズ、ブルワーズの3球団だけです。
レギュラーシーズン103勝の中身は、球団新103勝をピタゴラス勝率で検証した記事でまとめています。
1982年の3勝4敗から44年
ブルワーズが前にワールドシリーズへ出たのは1982年です。このときはカージナルスに3勝4敗で敗れ、第6戦と第7戦を続けて落としました。
| 1982年 | 2026年 | |
|---|---|---|
| 相手 | カージナルス | レイズ |
| シリーズ成績 | 3勝4敗(敗退) | 4勝1敗(優勝) |
| シリーズの得点 | 33 | 25 |
| シリーズの失点 | 39 | 12 |
1982年は7試合で33点を取りながら、39点を失いました。2026年は12失点で、1試合あたりの失点は5.6点から2.4点に減りました。44年前と比べると、守って勝つチームになったことが数字にも出ています。
DiamondStats編集部の独自視点!
11勝2敗という数字だけを見ると、楽に勝ち進んだように見えます。ですが、13試合のうち1点差の試合は7つあり、そのうち5つに勝ちました。
ブルワーズの強さは、点差が開かない試合を落とさないところにありました。これはレギュラーシーズン103勝の戦い方と同じです。
来季の注目は連覇です。1995年以降、ワールドシリーズを連覇したのは1998〜2000年のヤンキースと2024〜2025年のドジャースだけです。ドジャースの3連覇を止めたブルワーズが、次に追われる側になります。
ポストシーズンの逆転勝ちは、ブルワーズのワールドシリーズ初制覇を検証した記事で取り上げています。
まとめ
- ブルワーズは現地10月28日の第5戦に4-1で勝ち、球団初のワールドシリーズ制覇
- ポストシーズン11勝2敗(勝率.846)は、1995年以降の王者で3位タイ
- 103勝59敗は2009年ヤンキースと同じ成績で、ポストシーズンはブルワーズが2敗少ない
- 1982年の3勝4敗から44年。シリーズの失点は39から12に減った
データはMLB公式Statsを独自に集計しています。
よくある質問
Q. ブルワーズのワールドシリーズ優勝は何回目ですか?
1回目です。1969年の創設から58シーズン目での初優勝でした。1982年にも出場しましたが、カージナルスに3勝4敗で敗れています。
Q. 2026年のワールドシリーズの結果は?
ブルワーズがレイズに4勝1敗で勝ちました。現地10月28日の第5戦を4-1で制して優勝を決めました。
Q. ブルワーズの2026年ポストシーズン成績は?
11勝2敗です。地区シリーズでパドレスに3勝1敗、リーグ優勝決定シリーズでドジャースに4勝0敗、ワールドシリーズでレイズに4勝1敗でした。
Q. ポストシーズン11勝2敗は歴代でどのくらいの成績ですか?
1995年以降の王者の中では3位タイです。上には11勝1敗の1999年ヤンキースと2005年ホワイトソックスがいて、1998年ヤンキースと2022年アストロズが同じ11勝2敗です。
Q. ブルワーズのレギュラーシーズン成績は?
103勝59敗で、得失点差は+214でした。1995年以降に100勝以上でワールドシリーズを制したのは7球団で、ブルワーズはその1つです。
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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)







