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ミジオロウスキーが初回13球中12球で100マイル以上 ポストシーズン第5戦を検証

2026 10/30
順位・記録
2026年10月30日

ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーが、日本時間10月29日のワールドシリーズ第5戦(レイズ戦・トロピカーナ・フィールド)に先発しました。 初回に投げた13球のうち12球が100マイル(約161キロ)以上でした。100マイルに届かなかったのは、最後の打者リアム・ヒックスへの94.9マイルのカッター1球だけです。

ブルワーズはこの時点で3勝1敗。第5戦に勝てば、球団として初めてワールドシリーズを制します。そんな試合で、23歳の右腕は初回から最速103.0マイルを投げ込みました。

DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)は、MLB公式Statsの1球ごとの計測から、この夜の速さがポストシーズンの中でどれほど特別だったかを調べました。

目次

第5戦は3回まで1安打無失点 1-0でリード

3回終了時点の結果です(10月29日 日本時間・試合中の数字)。

ミジオロウスキーの成績推移(MLB公式Statsの実測値をもとにDiamondStatsが作成)

回 打者 結果 投球数
1回裏 ディアス・アランダ・カミネロ・ヒックス 中飛・左飛・中前打・二直 13
2回裏 デルーカ・シンプソン・ウィリアムソン 一邪飛・中飛・右飛 9
3回裏 ビラデ・ウォールズ・ディアス・アランダ 一ゴロ・二ゴロ・四球・右飛 18
合計 13人 被安打1・四球1・失点0 40

打線は2回表、ブライス・トゥランの二塁打と死球で好機をつくり、クーパー・プラットの中前適時打で1点を先に取りました。

奪三振はここまで0です。それでも、9つのアウトのうち6つはフライかライナーで、速球に押された打球ばかりでした。

4回にはジョニー・デルーカから、この試合で初めての三振を奪いました(MLB公式の映像)。

▶この場面の映像を見るMLB公式サイト(別のタブで開きます)

100マイル以上の割合はポストシーズン4登板で最高

ミジオロウスキーはこのポストシーズン、4試合に先発しています。登板ごとに、100マイル以上の球を数えました(DiamondStats独自集計)。

登板(日本時間) 相手 投球数 100マイル以上 割合 4シーム平均 最速
10月4日 パドレス 88 52 59.1% 101.2 104.8
10月12日 ドジャース 94 44 46.8% 100.7 104.0
10月24日 レイズ(WS第1戦) 78 38 48.7% 101.1 103.5
10月29日 レイズ(WS第5戦・3回まで) 40 29 72.5% 101.6 103.0

※第5戦は3回終了時点の数字です。単位はマイル。

最速の数字は、10月4日の104.8マイルのほうが上でした。一方で、4シームの平均101.6マイルと、100マイル以上の割合72.5%は、この4登板でいちばん高い数字です。1球の最高値よりも、速い球をずっと投げ続けていることが、この夜の特徴でした。

初回だけを比べると13球中12球は92.3%

立ち上がりの1回だけを比べました。

登板 初回の投球数 100マイル以上 割合
10月4日 パドレス戦 25 16 64.0%
10月12日 ドジャース戦 12 11 91.7%
10月24日 WS第1戦 13 10 76.9%
10月29日 WS第5戦 13 12 92.3%

初回に25球を投げたパドレス戦と比べると、球数は約半分で、100マイル以上の割合は約28ポイント高くなりました。

初回の13球のうち4シームは12球で、その全部が100マイル以上でした。ほとんど速球だけで、強打のジュニア・カミネロを含む4人と勝負したことになります。

前回の第1戦の振り返りはブルワーズ対レイズのワールドシリーズ第1戦の記事にまとめています。

今季は防御率・奪三振・WHIPの3部門でメジャー1位

速さは、この試合だけのものではありません。今季の成績です(10月29日現在・レギュラーシーズン)。

ミジオロウスキー 直近5登板の奪三振と自責点(2026年・MLB公式Statsの実測値)

部門 ミジオロウスキー メジャー2位 2位との差
防御率 1.80 1.95(キャム・シュリトラー) 0.15
奪三振 252 248(ギャビン・ウィリアムズ) 4
WHIP 0.80 0.87(山本由伸) 0.07

30試合に先発して16勝5敗、174回2/3を投げました。主な3部門で、すべてメジャー1位です。

第5戦で投げ合うレイズのドリュー・ラスムセンも、防御率2.67(メジャー7位)、WHIP0.91(同3位)の好投手です。3回までに打たれた安打は2本で、自責点はトゥラン、プラットにつながれた1点だけでした。

ポストシーズン通算は防御率2.20

項目 ポストシーズン(第5戦3回まで) 今季レギュラーシーズン
先発 4 30
投球回 16回1/3 174回2/3
奪三振 14 252
与四球 6 確認が必要
防御率 2.20 1.80

ポストシーズンは4試合のうち3試合が5回未満で、投げた回はシーズンより短めです。第5戦の3回までは40球で、1回あたり約13球のペースです。今季最も長かったのは8月2日(日本時間)の7回でした。この試合で何回まで投げるかも、見どころになります。

ブルワーズが3勝0敗とした試合までの流れはブルワーズがワールドシリーズ3勝0敗とした記事で、第4戦はブルワーズがワールドシリーズ12回サヨナラ負けの記事で振り返れます。

DiamondStats編集部の独自視点!

1球の最速なら、10月4日の104.8マイルの方が上でした。それでも私たちは、第5戦の72.5%という割合のほうに驚きました。

優勝が決まるかもしれない試合で、力みのせいで制球が乱れることもなく、101マイル台の速球を続けてストライクゾーンに投げ込んでいます。3回までの奪三振が0なのは、レイズ打線が早いカウントから打ちにきて、フライを上げていたからです。

注目は4回以降です。2巡目に入ったレイズ打線が、この速さに目を慣らしてくるのか。カーブとスライダーを増やすのか。次の1球ごとの計測を追っていきます。

まとめ

  • 日本時間10月29日のワールドシリーズ第5戦で、ミジオロウスキーは初回13球中12球が100マイル以上だった
  • 3回までに40球を投げ、100マイル以上の割合は72.5%。ポストシーズン4登板で最高(DiamondStats独自集計)
  • 3回まで1安打無失点で、ブルワーズが1-0でリード
  • 今季は防御率1.80・252奪三振・WHIP0.80で、3部門ともメジャー1位

データはMLB公式Statsを独自に集計しています。

よくある質問

Q. ミジオロウスキーの第5戦の最速は何マイルですか?

3回終了時点では103.0マイル(約165.8キロ)です。初回、カミネロへの球で2度記録しました。

Q. ミジオロウスキーの今季成績は?

レギュラーシーズンは30試合に先発し、16勝5敗、防御率1.80、252奪三振です(10月29日現在)。防御率・奪三振・WHIPはいずれもメジャー1位です。

Q. ブルワーズはワールドシリーズを何勝何敗で迎えましたか?

第5戦の前の時点で3勝1敗です。第1戦3-2、第2戦5-4、第3戦10-1で勝ち、第4戦は3-4で敗れました。

Q. 第5戦に勝つとブルワーズはどうなりますか?

4勝目となり、球団として初めてワールドシリーズを制します。

Q. ポストシーズンで100マイル以上を投げた割合はどれくらいですか?

第5戦の3回までを含む4登板で、計300球のうち163球、54.3%が100マイル以上でした(DiamondStats独自集計)。

⚾ 試合を観るには: MLB配信サービスの比較・視聴方法はこちら

文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)


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DiamondStats編集部は、MLB(メジャーリーグベースボール)を「データ」の視点から深掘りする日本語メディアです。全30球団の試合と選手の成績を対象に、順位表・個人成績・放送情報・用語解説など、MLBを楽しむために必要な情報を発信しています。

記事の数値はMLB公式Statsから取得した内容に基づき、報道記事の転載や要約は行わず、全球団・全選手を対象にした独自集計・分析を継続的に行っています。放送・配信情報についても各社の公式発表を出典に、日々更新しています。

数値・記録は公開時点の公式データに基づいて作成し、誤りに気づいた場合は速やかに該当箇所を修正します。集計方法に起因する重要な訂正がある場合は、記事内にその旨を明記します。特定の球団・選手への偏りを避け、中立的な立場での情報提供を心がけています。

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