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ホセ・ラミレス ポストシーズン史上最低27.1センチの球を先制2ラン

2026 10/12
順位・記録
2026年10月12日

日本時間10月11日(米国10月10日)、アメリカン・リーグ地区シリーズ第5戦でガーディアンズのホセ・ラミレスが4回裏に先制2ランを放ち、チームはホワイトソックスを2-0で下して地区シリーズを突破しました。この一打の投球の高さは地上わずか27.1センチ。MLB公式Statsの投球追跡が残る2008年以降のポストシーズン1610本の本塁打で、最も低い球をすくい上げた本塁打です。

DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)は、この27.1センチがどれほど異例かを過去18年の記録と比べました。結論を先に書くと、これまでの最低はホームベース上29.8センチで、ラミレスはそれを2.7センチ下回っています。

目次

2026年10月11日の一打 何が起きたか

0-0で迎えた4回裏、無死一塁。打席のラミレスはホワイトソックス先発ショーン・バークのカウント2-2からの5球目、ナックルカーブ(時速125.5キロ)を右翼席へ運びました。走者スティーブン・クワンが還り、この2点が試合の全得点になりました。

項目 数値(MLB公式Stats)
投球の高さ 地上27.1センチ
ラミレスのストライクゾーン下限 46.7センチ
ゾーン下限との差 19.6センチ下
球種・球速 ナックルカーブ・時速125.5キロ
打球速度 時速156.4キロ
打球角度 23度
飛距離 106メートル(348フィート)

ストライクゾーンの下限より19.6センチ低い球です。膝ではなく、すねの高さの球をライナーでフェンスの向こうへ運びました。

この第5戦はガーディアンズ投手陣の試合でもありました。先発ギャビン・ウィリアムズが5回2/3を1安打無失点、12奪三振。ケイド・スミスが1回2/3を4奪三振で締め、投手陣の奪三振は合計21。ホワイトソックスの安打は3本だけでした。地区シリーズは0勝2敗から3連勝での逆転突破です。0勝2敗から敵地で2連勝した流れはガーディアンズが0勝2敗から敵地2連勝で第5戦へにまとめています。

2008年以降のポストシーズン本塁打で最も低い球 歴代10本の比較

DiamondStats独自集計で、MLB公式Statsの投球追跡が残る2008年以降のポストシーズン本塁打1610本(2026年10月11日現在)を投球の高さで並べました。

順位 打者 日付(米国) 投手 球種 高さ
1 ホセ・ラミレス 2026年10月10日 ショーン・バーク ナックルカーブ 27.1センチ
2 ドルトン・バーショ 2025年10月5日 ウィル・ウォーレン カーブ 29.8センチ
3 ダニエル・マーフィー 2015年10月18日 ジェイク・アリエタ カーブ 32.4センチ
4 マイケル・ハリス2世 2026年10月1日 アーロン・ノラ シンカー 33.9センチ
5 ピート・アロンソ 2024年10月18日 ジャック・フラハティ スライダー 34.0センチ
6 アンソニー・レンドン 2019年10月9日 クレイトン・カーショー 4シーム 35.4センチ
7 ホセ・アルトゥーベ 2017年10月20日 デービッド・ロバートソン スライダー 35.9センチ
8 エドゥアルド・ヌニェス 2018年10月23日 アレックス・ウッド ナックルカーブ 36.9センチ
9 マニー・マチャド 2020年10月7日 クレイトン・カーショー スライダー 37.7センチ
9 松井秀喜 2009年10月29日 ペドロ・マルティネス カーブ 37.7センチ

高さ(センチ)

2位との差は2.7センチ。歴代10本の中で、2位から10位までの9本は29.8センチから37.7センチの8センチの幅に収まっています。ラミレスの1本だけが、その幅の外側に飛び出しています。

2026年のレギュラーシーズンに置き換えても異例さは変わりません。今季のレギュラーシーズン本塁打5570本のうち、27.1センチ以下の球を打った本塁打は0本。30センチ以下でも3本しかありません(最低はラファエル・デバースの27.8センチ)。本塁打になった投球の平均の高さは73.7センチで、ラミレスの一打はその4割にも届かない高さでした。

ラミレス自身の今季12本と比べる 低い球への強さ

ラミレスの2026年レギュラーシーズンは125試合で打率.235、12本塁打、53打点、37盗塁、OPS.688(2026年10月11日現在)。通算297本塁打・324盗塁の実績から見ると、今季は打撃が上がらない1年でした。

その12本塁打を投球の高さで見ると、最も低い球は4月19日のチェンジアップ(50.9センチ)。12本の平均は76.4センチで、ストライクゾーンより下の球を本塁打にした例は1本もありません。27.1センチの球を本塁打にしたのは、今季の自分の最低記録を23センチ以上更新したことになります。

比較 投球の高さ 球速 打球速度 飛距離
第5戦 10月10日 対バーク 27.1センチ 時速125.5キロ 時速156.4キロ 106メートル
第4戦 10月8日 対ジョーダン・ヒックス 99.6センチ 時速160.8キロ 時速165.9キロ 115メートル
今季レギュラーシーズン最低 4月19日 50.9センチ 時速138.2キロ 時速166.7キロ 115メートル

投球の高さ(センチ)

第4戦と第5戦の本塁打は対照的です。第4戦は時速160.8キロの速球を高さ99.6センチで捉え、第5戦は時速125.5キロの変化球を27.1センチですくい上げました。高さの差は72.5センチ、球速の差は時速35キロ。どちらも一塁走者クワンを還す2ランでした。

ラミレスの地区シリーズは5試合で18打数5安打、打率.278、2本塁打、7打点。ガーディアンズが地区シリーズで挙げた得点の多くに関わっています。ポストシーズンの打撃ランキングはMLBポストシーズン2026 個人成績ランキングで確かめられます。

投手側から見る バークのナックルカーブは今季被打率.207

打たれたバークにとって、ナックルカーブは今季の武器でした。2026年レギュラーシーズンに579球を投げ、平均球速は時速127.3キロ。打席の結果が出た116打数で許した安打は24本(被打率.207)、本塁打は2本だけです。

バークのナックルカーブ(2026年レギュラーシーズン) 数値
投球数 579球
平均球速 時速127.3キロ
被打数・被安打 116打数24安打(被打率.207)
被本塁打 2本
奪三振 40

ゾーン下限より24センチ低い場所に落ちたナックルカーブは、本来なら空振りか見逃しの球です。バークはこの試合、5回を4安打2失点、無四球と投球内容そのものは安定していました。失点はこの1球に集約されています。

DiamondStats編集部の独自視点!

27.1センチというと、ホームベース上に野球のボールを3個積んでもまだ届かない高さです。そこに落ちた球を、しゃがまずにライナーで右翼席へ運ぶ。レギュラーシーズン5570本に1本も無かった高さを、短期決戦の第5戦で出した点に、ラミレスの一打の重みがあります。

次に注目したいのは、この球をホワイトソックス以外のバッテリーがどう受け取るかです。リーグ優勝決定シリーズの相手レイズは今季98勝64敗。レイズの投手陣がラミレスに低めの変化球を続けるのか、ゾーン内で勝負するのかで、ラミレスの打席の見え方は変わります。

第1戦は日本時間10月13日午前9時、敵地タンパベイで始まります。ガーディアンズが今季85勝77敗で地区優勝を決めるまでの道のりはガーディアンズのマジックナンバー 2026|地区に残しています。

よくある質問

Q. ホセ・ラミレスが打った球の高さは何センチだった?

地上27.1センチです。MLB公式Statsの投球追跡で、ラミレスのストライクゾーン下限(46.7センチ)より19.6センチ低い球でした。

Q. ポストシーズンで最も低い球を打った本塁打はこれまで誰だった?

2025年10月5日のドルトン・バーショで、高さは29.8センチでした。ラミレスの27.1センチはこれを2.7センチ下回り、2008年以降のポストシーズン本塁打1610本で最低になりました。

Q. 2026年レギュラーシーズンに同じくらい低い球の本塁打はあった?

ありません。レギュラーシーズンの本塁打5570本のうち、27.1センチ以下の球を打ったものは0本。30センチ以下でも3本だけです。

Q. ガーディアンズの次の試合はいつ?

アメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第1戦は日本時間10月13日午前9時、敵地でレイズと対戦します。

Q. ホセ・ラミレスの2026年の成績は?

レギュラーシーズンは125試合で打率.235、12本塁打、53打点、37盗塁(2026年10月11日現在)。地区シリーズは5試合で打率.278、2本塁打、7打点です。

まとめ

ホセ・ラミレスが地区シリーズ第5戦で放った先制2ランは、地上27.1センチの球を打ったものでした。2008年以降のポストシーズン本塁打1610本で最も低く、2位との差は2.7センチ。2026年レギュラーシーズン5570本にも同じ高さの本塁打は1本も無く、ラミレス自身の今季最低(50.9センチ)も23センチ以上更新しました。打たれたバークのナックルカーブは今季被打率.207の武器であり、本来なら打てない球が試合を決めました。データはMLB公式Statsを独自に集計しています。

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記事の数値はMLB公式Statsから取得した内容に基づき、報道記事の転載や要約は行わず、全球団・全選手を対象にした独自集計・分析を継続的に行っています。放送・配信情報についても各社の公式発表を出典に、日々更新しています。

数値・記録は公開時点の公式データに基づいて作成し、誤りに気づいた場合は速やかに該当箇所を修正します。集計方法に起因する重要な訂正がある場合は、記事内にその旨を明記します。特定の球団・選手への偏りを避け、中立的な立場での情報提供を心がけています。

内容に関するお気づきの点は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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