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ガーディアンズが0勝2敗から敵地2連勝で第5戦へ 本拠地2連敗後の逆転3例と比較

2026 10/11
データ検証・分析
2026年10月11日
目次

ガーディアンズが0勝2敗から敵地2連勝で第5戦へ 本拠地2連敗後の逆転3例と比較10月8日(日本時間9日)、シカゴのレートフィールドで行われたアメリカン・リーグ地区シリーズ第4戦は、ガーディアンズがホワイトソックスに9-5で勝ちました。本拠地で2連敗して崖っぷちに立ったガーディアンズは、敵地で2連勝して対戦成績を2勝2敗に戻し、シリーズは本拠地クリーブランドでの第5戦に持ち込まれました。

DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)が1995年以降の地区シリーズを公式記録で集計すると、本拠地で第1戦・第2戦を落とした25チームのうち、敵地で2連勝して第5戦に持ち込んだのは4チーム、最後に勝ち上がったのは3チームしかありません。ガーディアンズは、その狭い道を進んでいます。

6回表の6得点は1死から10人が打席に立った

ガーディアンズは3回裏に2点を先に取られ、5回表にパトリック・ベイリーのソロ本塁打とホセ・ラミレスの2点本塁打で3-2と逆転。しかし5回裏に救援で登板した先発投手タナー・ビービーが2四球を出し、ティム・ヘリンが死球と犠飛で2点を失って3-4と再び逆転されました。

ガーディアンズ(直近10試合)の成績推移(MLB公式Statsの実測値をもとにDiamondStatsが作成)

日付 相手 球場 スコア(ガーディアンズ-相手) 結果
09/16 ホワイトソックス 本拠地 6-3 勝ち
09/18 アスレチックス 本拠地 5-3 勝ち
09/19 アスレチックス 本拠地 12-6 勝ち
09/20 アスレチックス 本拠地 1-0 勝ち
09/22 レッドソックス 敵地 3-2 勝ち
09/23 レッドソックス 敵地 0-1 負け
09/24 レッドソックス 敵地 1-0 勝ち
09/25 ロイヤルズ 敵地 12-9 勝ち
09/26 ロイヤルズ 敵地 11-5 勝ち
09/27 ロイヤルズ 敵地 2-3 負け
ガーディアンズ 直近10試合の結果(MLB公式Stats)

勝負を決めたのが6回表です。1死走者なしから、エンジェル・マルティネスの死球を足場に10人が打席に立ち、5安打2四球1死球で6点を奪いました。

打者 結果 得点経過
ナサニエル・ロウ 一ゴロ(1死) 3-4
エンジェル・マルティネス 死球 3-4
トラビス・バザーナ 右翼へ二塁打 4-4
パトリック・ベイリー 左前打 5-4
ブライアン・ロッキオ 四球 5-4
スティーブン・クワン 四球 5-4
ホセ・ラミレス 二塁内野安打 6-4
チェイス・デラウター 右前打 7-4
ジョー・アデル 右前2点打 9-4
ナサニエル・ロウ 投ゴロ(3死) 9-4

ホワイトソックス側は、アンソニー・ケイが2点、続くグラント・テイラーが1人もアウトを取れないまま4安打2四球で4点を失いました。テイラーは第1戦で4回を無失点で投げ切ってセーブ、第2戦でもセーブを挙げた守護神です。今季のレギュラーシーズンは60試合で防御率2.25、84回で106奪三振、10セーブ。その投手が18球で4失点した6回が、シリーズの分かれ目になりました。

2試合で3点だった打線が2試合で18点

ガーディアンズ打線は、本拠地の2試合で合計3点しか取れませんでした。それが敵地に移ると、2試合で18点。レギュラーシーズンの得点はガーディアンズ678点、ホワイトソックス776点で、打力ではホワイトソックスが上回っていただけに、この振れ幅は目を引きます。

試合 日付(米国) 球場 結果 ガーディアンズの得点・安打
第1戦 10月3日 クリーブランド 0-3 ● 0点・3安打
第2戦 10月5日 クリーブランド 3-4 ● 3点・4安打
第3戦 10月7日 シカゴ 9-3 ○ 9点・11安打
第4戦 10月8日 シカゴ 9-5 ○ 9点・10安打

シリーズ4試合の打撃成績(10月8日現在、MLB公式Stats)は、捕手のベイリーが12打数5安打の打率.417で1本塁打、アデルが15打数4安打で打点6、ラミレスが15打数4安打で1本塁打5打点、OPS1.056。ラミレスの5回の2点本塁打はポストシーズン通算5本目で、打点は通算24になりました。一方、マルティネスは15打数無安打のままです。下位が沈んだままでも18点を取れたのは、四球と死球で走者をためて単打でつないだ6回のような攻め方があったからです。

エース右腕ウィリアムズを9回に投入した総力戦

第4戦のガーディアンズは、先発パーカー・メシックを2回1/3で降ろし、8投手をつぎ込みました。5回には先発ローテーションのビービーが救援で登板し、9回はエース右腕ギャビン・ウィリアムズが1回を1安打無失点で締めています。

投手 回 安打 失点 球数 備考
パーカー・メシック 2回1/3 2 2 65 第1戦に続く先発
ショーン・アームストロング 1回2/3 0 0 19
タナー・ビービー 0回1/3 0 2 15 今季33先発
ティム・ヘリン 0回1/3 1 0 13
エリック・サブロウスキー 1回 1 0 17 勝利投手
ハンター・ガディス 1回1/3 1 0 16
ケイド・スミス 1回 2 1 31
ギャビン・ウィリアムズ 1回 1 0 18 今季32先発・248奪三振

ウィリアムズは今季32試合に先発して14勝8敗、防御率3.76、184回1/3で248奪三振。奪三振は球団の投手で最多で、2位のメシック(193)に55個の差をつけています。9イニングあたりの奪三振は12.11個です。

しかもウィリアムズは、10月5日の第2戦に先発して5回を11奪三振、98球を投げたばかり。中2日で救援に回り、18球でシリーズの命運をつなぎました。レギュラーシーズンでは救援登板が1試合もなかった投手を9回に使った起用は、ガーディアンズが第4戦をどれほど「落とせない試合」と見ていたかを物語ります。ただし第4戦は8四球1死球を与え、ホワイトソックスに12残塁を強いる綱渡りでもありました。

本拠地で2連敗したチームの逆転は1995年以降3例

地区シリーズが5戦制になった1995年以降、先に2連勝したチームは71組あり、そこから逆転されたのは7組しかありません(DiamondStats調べ、2025年まで)。割合は約1割です。

年 シリーズ 0勝2敗から勝ち上がった球団 2連勝を逃した球団
1995 アメリカン・リーグ マリナーズ ヤンキース
1999 アメリカン・リーグ レッドソックス インディアンス
2001 アメリカン・リーグ ヤンキース アスレチックス
2003 アメリカン・リーグ レッドソックス アスレチックス
2012 ナショナル・リーグ ジャイアンツ レッズ
2015 アメリカン・リーグ ブルージェイズ レンジャーズ
2017 アメリカン・リーグ ヤンキース インディアンス

この7例のうち、ガーディアンズと同じように本拠地で第1戦・第2戦を落とした側が逆転したのは、2001年ヤンキース、2012年ジャイアンツ、2015年ブルージェイズの3例です。2012年は下位シードが先に2試合を主催する方式だったため、ジャイアンツは敵地で3連勝して勝ち上がりました。本拠地2連敗から敵地2連勝で本拠地の第5戦に戻り、そこで勝ったのは2001年ヤンキースと2015年ブルージェイズの2例だけ。2010年レイズは同じ形で第5戦に戻りながら、本拠地で敗れています。

そしてこの表には、クリーブランドの名前が「逆転された側」として2度出てきます。1999年と2017年、インディアンス時代のクリーブランドは本拠地で2連勝したあと3連敗を喫しました。今度は立場が逆です。

ガーディアンズは今季、85勝77敗でアメリカン・リーグ中地区を制しました。2位のホワイトソックスとは1ゲーム差、直接対決は6勝7敗。地区優勝争いの経過はガーディアンズのマジックナンバーのページにまとめています。

第5戦は本拠地クリーブランドで

第5戦は米国10月10日、プログレッシブ・フィールドで行われます。日本時間では11日午前9時の開始です。

ホワイトソックスはワイルドカードシリーズでアストロズを敵地で2連勝して退け、地区シリーズも敵地で2連勝しました。その経過はホワイトソックスのワイルドカード2連勝とチェイス・マイドロスの3ランの記事で追えます。敵地では4戦4勝、本拠地では2連敗というホワイトソックスの偏りも、第5戦を読む材料のひとつです。

両軍とも第4戦でブルペンを総動員しました。ガーディアンズはウィリアムズとビービーを救援で使い、ホワイトソックスは守護神テイラーが3試合目の登板で崩れています。第5戦の先発は両球団の公式発表を待つ必要がありますが、どちらも投手の頭数に余裕はありません。

DiamondStats編集部の独自視点!

第4戦の6回で印象に残ったのは、6点のうち本塁打が1本もなかったことです。死球、二塁打、単打、四球、四球、単打、単打、単打。本拠地の2試合で3安打と4安打に抑え込まれた打線が、敵地では「つなぐ」形で9点を2試合続けて取りました。

もうひとつは、ウィリアムズの18球です。中2日の救援は、第5戦の先発から外れることを意味します。ガーディアンズは第4戦を取るために第5戦の切り札を1枚使いました。そのぶん最終戦は、ブルペンの消耗度と、ベイリー・アデル・ラミレスの3人が引き続き打てるかにかかっています。1999年と2017年に味わった逆転負けの記憶を、クリーブランドが自分の手で塗り替えられるかどうか。日本時間11日の朝、答えが出ます。

よくある質問

Q. ガーディアンズ対ホワイトソックスの地区シリーズは現在何勝何敗ですか?

10月8日の第4戦終了時点で2勝2敗です。ホワイトソックスがクリーブランドで2連勝し、ガーディアンズがシカゴで2連勝して並びました。

Q. 地区シリーズの第5戦はいつ、どこで行われますか?

米国10月10日、クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで行われます。日本時間では10月11日午前9時開始です。

Q. 地区シリーズで0勝2敗から逆転した例はどれくらいありますか?

1995年以降、先に2連勝した71組のうち逆転されたのは7組です。本拠地で2連敗した側が勝ち上がったのは、2001年ヤンキース、2012年ジャイアンツ、2015年ブルージェイズの3例です。

Q. ギャビン・ウィリアムズはどんな投手ですか?

今季32試合に先発して248奪三振を記録したガーディアンズの右腕で、10月5日の第2戦にも先発しています。第4戦は中2日で救援に回り、9回を1安打無失点で締めました。シーズン中の救援登板は0試合でした。

まとめ

  • 10月8日(日本時間9日)の地区シリーズ第4戦、ガーディアンズが9-5で勝ち2勝2敗
  • 6回表に1死から10人が打席に立ち、本塁打なしの5安打2四球1死球で6得点
  • 守護神グラント・テイラーが1アウトも取れず4失点。第1戦・第2戦のセーブから一転
  • 先発のウィリアムズを中2日で9回に投入。今季248奪三振の右腕が18球で締めた
  • 1995年以降、本拠地で2連敗して第5戦に戻り勝った例は2001年ヤンキースと2015年ブルージェイズだけ
  • 第5戦は米国10月10日、日本時間11日午前9時にクリーブランドで

データはMLB公式Statsを独自に集計。成績は10月8日現在。

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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)


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