現地10月3日の地区シリーズ第1戦でブルワーズがパドレスに3-2で勝ち、先発のジェイコブ・ミジオロウスキーは4.0回を被安打4・失点2・自責点2・奪三振6・四球1・投球数88で降板した。本人に勝敗は付かず、勝ち投手は後を受けた救援の投手になった。レギュラーシーズンで防御率1.80を残した右腕のこの1試合を、MLB公式Statsの今季成績と直近10試合の投球行と並べて確かめる。
第1戦の投球行|4.0回88球2失点で勝敗なし
地区シリーズ初戦は、ブルワーズ対パドレスの接戦として決着した。ブルワーズがシリーズを1勝0敗で先行し、先発のミジオロウスキーは4.0回2失点・88球でマウンドを降りた。被安打4と四球1で走者を出しながら、奪三振6で失点を2に止めた登板だった。

この1試合だけを切り出すと「4.0回で88球」と球数が先に目に入る。9月27日のカージナルス戦は68球で5.1回を投げており、同じ右腕でも初戦は1イニングあたりの負担が重かった。失点2は崩れではなく、接戦のなかで取り切れなかった2点として、救援陣の無失点とセットで3-2の勝ちにつながった。
今季の成績との比較表|30登板16勝5敗と防御率1.80
ミジオロウスキーのレギュラーシーズン全体像は、DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)が以前に取り上げた防御率1.80の記事が基準になる。10月6日現在のMLB公式Statsでは、今季30登板で16勝5敗・防御率1.80・投球回174.2・奪三振252・WHIP0.80。地区シリーズ第1戦の行と並べ、同じ投手の「長い期間」と「1試合の切片」を分けて置く。
| 区分 | 登板 | 勝敗 | 投球回 | 奪三振 | 防御率・WHIP |
|---|---|---|---|---|---|
| 地区シリーズ第1戦(10月3日 パドレス戦) | 1 | 勝敗なし | 4.0 | 6 | 失点2・自責点2・88球 |
| 今季レギュラーシーズン通算(10月6日現在) | 30 | 16勝5敗 | 174.2 | 252 | 防御率1.80・WHIP0.80 |
比較の要点は、通算が防御率1.80でも1試合では4.0回2失点の行になり得ること。ポストシーズンの記事では、通算の印象だけで初戦を評価しないのがDiamondStatsの立場だ。
直近10試合の投球行|球数と投球回の並び
MLB公式Statsの直近10試合(10月6日現在・古い順)を並べると、初戦の88球がどの位置にあるかがはっきりする。
| 日付 | 相手 | 投球回 | 被安打 | 失点 | 自責点 | 奪三振 | 四球 | 投球数 | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8月9日 | ツインズ | 6.0 | 4 | 3 | 3 | 9 | 1 | 94 | なし |
| 8月15日 | ドジャース | 6.0 | 5 | 1 | 1 | 6 | 1 | 98 | 勝ち |
| 8月21日 | ブレーブス | 6.0 | 4 | 0 | 0 | 6 | 2 | 96 | 勝ち |
| 8月27日 | メッツ | 6.0 | 2 | 2 | 2 | 6 | 2 | 89 | 勝ち |
| 9月2日 | カブス | 4.0 | 5 | 5 | 5 | 5 | 4 | 92 | なし |
| 9月8日 | カブス | 6.1 | 4 | 1 | 1 | 9 | 2 | 93 | なし |
| 9月15日 | パイレーツ | 5.0 | 5 | 0 | 0 | 7 | 1 | 82 | 勝ち |
| 9月20日 | オリオールズ | 3.0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 44 | なし |
| 9月27日 | カージナルス | 5.1 | 2 | 0 | 0 | 5 | 2 | 68 | 勝ち |
| 10月3日 | パドレス | 4.0 | 4 | 2 | 2 | 6 | 1 | 88 | なし |

8月は4試合続けて6.0回を投げ、球数は89から98の帯に収まっていた。9月に入ると9月20日のオリオールズ戦が3.0回44球、9月27日のカージナルス戦が5.1回68球と、球数を抑えた登板が続いた。初戦の88球は8月の帯に戻った数字だが、投球回は4.0にとどまった。四球は1で、9月2日のカブス戦の4とは違い、走者を自分で増やす形ではなかった。失点0で終えた8月21日・9月15日・9月20日・9月27日と比べると、初戦の被安打4は8月21日と同じで、2点を失った差は長打や連打の場面に出たと見るのが自然だ。
ブルワーズの流れ|7連勝で地区シリーズ2勝0敗
ブルワーズは103勝59敗・勝率.636でレギュラーシーズンを終え、ナ・リーグ中地区の1位でポストシーズン進出を決めた(10月6日現在)。ブルワーズの直近10試合は9勝1敗で、得点41・失点23。9月23日のフィリーズ戦から7連勝が続き、その流れのまま10月3日のパドレス戦を3-2、10月4日を4-3で勝ってシリーズ2勝0敗とした。ミジオロウスキーが勝ち投手になった9月27日のカージナルス戦6-4も、この連勝のなかの1勝だった。
| 項目 | ブルワーズ(10月6日現在) |
|---|---|
| 今季成績 | 103勝59敗 勝率.636 ナ・リーグ中地区1位 |
| 今季の得点・失点 | 得点832 失点618 得失点差+214 |
| 直近10試合 | 9勝1敗 得点41 失点23 7連勝中 |
| 地区シリーズ | 10月3日 3-2勝ち/10月4日 4-3勝ち(2勝0敗) |
| チーム打撃 | 打率.258 出塁率.341 長打率.403 OPS.744 本塁打154 盗塁162 |
| チーム投手 | 防御率3.51 WHIP1.18 奪三振1544 被本塁打171 |
ブルワーズのチーム防御率3.51に対して、ミジオロウスキーの今季防御率1.80は先発陣の中でも抜きん出た数字だ。ブルワーズの今季の歩みは勝ち数を追った記事、パドレス側は連勝を追った記事でも取り上げている。地区シリーズの2試合はどちらも1点差で、先発が長く投げるより、失点を抑えた区間で救援陣へつなぐ形が勝敗を分けた。
第2戦以降で追う数字
初戦のデータ軸は次の2つに絞れる。
- ミジオロウスキーの再登板がある場合 … 投球回が4.0を超えるか、球数が88より少なくて済むか、四球が1のまま保てるか
- 救援陣の連続登板 … 先発が4.0回で降りた初戦と4-3の第2戦で、救援陣が何イニングを背負ったか
いずれもMLB公式Statsの試合別の行と、シリーズ累計の失点・投球数で追う。今季30登板で防御率1.80の投手が初戦で4.0回2失点の行を残しても、シリーズの累計がどの数字に落ち着くかが、この記事の続きになる。
まとめ
地区シリーズ第1戦は、ブルワーズが3-2の接戦を制して1勝0敗で先取りし、翌10月4日も4-3で勝って2勝0敗とした。ミジオロウスキーは4.0回2失点・88球・奪三振6・四球1で勝敗なし。今季30登板で16勝5敗・防御率1.80・奪三振252・WHIP0.80(10月6日現在)という通算の行と、初戦の1試合を混ぜずに表で分けて置くのがよい。パドレスとの続きは、シリーズの得失点と救援陣の投球回が次の比較軸になる。
データはMLB公式Statsを独自に集計している。
DiamondStats編集部の独自視点!
初戦のミジオロウスキーは、スコアボード上は4.0回2失点でも、88球で救援陣へ橋を渡した先発としてブルワーズの1勝目に効いている。直近10試合の表で目を引くのは、9月20日の44球・9月27日の68球と球数を抑えた2登板のあとに、初戦で88球まで戻った点だ。4.0回で88球は8月の6.0回登板と同じ帯の球数なので、次の登板があるなら「球数の上限」と「何回まで投げるか」をセットで見たい。ブルワーズは103勝59敗の今季で得失点差+214を残した球団で、直近10試合も9勝1敗(10月6日現在)。先発1人の1試合より、シリーズ累計の失点と救援陣の背負いが接戦を再現するかどうかが、第3戦以降の焦点になる。
よくある質問
Q. 地区シリーズ第1戦のミジオロウスキーの成績は?
10月3日のパドレス戦で4.0回・被安打4・失点2・自責点2・奪三振6・四球1・投球数88。勝敗は付かず、ブルワーズが3-2で勝った。
Q. 今季のミジオロウスキーの成績は?
10月6日現在のMLB公式Statsで、30登板16勝5敗・防御率1.80・投球回174.2・奪三振252・WHIP0.80。
Q. 初戦の88球は直近の登板と比べて多いのか?
9月20日のオリオールズ戦は3.0回44球、9月27日のカージナルス戦は5.1回68球だった。8月は6.0回で89から98球の登板が続いており、初戦の88球は8月の帯に近い数字で投球回は4.0にとどまった。
Q. ブルワーズとパドレスのシリーズ戦績は?
10月3日が3-2、10月4日が4-3でブルワーズが勝ち、2勝0敗。ブルワーズは直近10試合9勝1敗で7連勝中(10月6日現在)。
Q. 関連するDiamondStatsの記事はどれか?
ミジオロウスキーの今季の指標は防御率1.80の記事、ブルワーズの勝ち数の流れは今季の歩みを追った記事、パドレスの流れは連勝を追った記事が近い。
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