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ブルワーズの球団新103勝をピタゴラス勝率で徹底検証:得失点差が示す強さの真実

2026 10/24
データ検証・分析
2026年10月21日2026年10月24日
ブルワーズの球団新103勝をピタゴラス勝率で徹底検証:得失点差が示す強さの真実

ミルウォーキー・ブルワーズが、2026年のレギュラーシーズンを103勝59敗で終えました。それまでの球団最多は2025年の97勝で、これを6勝上回る新記録です。10月21日現在、MLB公式Statsのデータで確かめた数字をもとに、この103勝の中身を見ていきます。

目次

結論:103勝は「運」ではなく得失点差が裏づけている

先に答えを書きます。ブルワーズの103勝は、得点と失点の両面で全30球団の上位に立った結果です。

ブルワーズ(直近10試合)の成績推移(MLB公式Statsの実測値をもとにDiamondStatsが作成)

  • 勝率は.636で、ナショナル・リーグ最多です
  • 得失点差プラス214は、30球団の中で最も大きい数字です
  • 得点と失点から勝敗を見積もるピタゴラス勝率でも、およそ102〜103勝になります

実際の103勝は、この見積もりとほぼ同じです。接戦を運よく拾い続けて積み上げた勝利数ではない、ということです。

球団の勝利数ランキング:2位との差は6勝

ブルワーズの球団史で、1シーズンの勝利数が多い順に並べました。

順位 シーズン 勝利数
1位 2026年 103勝
2位 2025年 97勝
3位 2018年 96勝
3位 2011年 96勝
5位 2021年 95勝

トップ5のうち2つは、直近2年の2025年と2026年です。2位との差は6勝あります。2位から5位までは96勝と95勝の間にひしめいているので、103勝は一段上に抜けた数字です。

得点と失点の比較:ドジャースを上回った

ナショナル・リーグ上位の3球団を並べると、差がはっきりします。

球団 勝敗 得点 失点 得失点差
ブルワーズ 103勝59敗 832 618 +214
ドジャース 100勝62敗 801 600 +201
ブレーブス 94勝68敗 742 626 +116

詳しくはブルワーズが103勝でNL中地区優勝 ドジャース・レイズ・ブレーブスも進出決定でまとめています。

ドジャースは失点が600で、30球団でいちばん少ない球団です。ブルワーズは失点で2番目ではなく、得点の積み上げでその差をひっくり返しました。得点832はドジャースより31点多く、得失点差は13点上回っています。

ブレーブスと比べると、得失点差は約100点違います。同じ地区・同じリーグの上位球団と並べても、ブルワーズの総合力は頭ひとつ抜けています。

チーム成績の中身:本塁打頼みではない攻撃

ブルワーズのチーム成績は次のとおりです。

ミルウォーキー・ブルワーズ 直近10試合の安打と本塁打(2026年・MLB公式Statsの実測値)

項目 数字
打率 .258
出塁率 .341
OPS .744
本塁打 154
盗塁 162(成功率75.0%)
四球 668
二塁打 279

注目は盗塁162と四球668です。本塁打は154本で、数字の派手さで勝つ打線ではありません。四球で塁に出て、走って、二塁打でかえす。ブルワーズは積み上げ型の攻撃で832得点を挙げました。

投手陣:防御率3.51とリリーフの厚み

投手陣の主な数字は次のとおりです。

項目 数字
チーム防御率 3.51
WHIP 1.18
被打率 .221
奪三振 1,544(9回あたり9.61)
セーブ 55
ホールド 87
完封 12

被打率.221と奪三振9.61は、打たせない投手陣の証拠です。ホールド87とセーブ55を合わせると142になります。先発から継投でつないで勝つ形が、シーズンを通して機能していました。

先発の投球回に頼らず、試合の終盤を守り切る。この安定感が、接戦での強さにつながっています。

勝ち方の特徴:本拠地55勝と接戦の強さ

勝敗の内訳も見ておきます。

区分 勝敗
本拠地 55勝26敗
敵地 48勝33敗
延長戦 11勝5敗
1点差の試合 27勝20敗
昼の試合 35勝24敗
夜の試合 68勝35敗
直近10試合 8勝2敗

本拠地では勝率.679、敵地でも48勝を挙げています。延長戦は11勝5敗で、勝ち越しは6つです。夜の試合の勝率は.660と高く、年間の勝ち星の3分の2は夜の試合で積み上げました。

一方で、1点差の試合は27勝20敗にとどまります。ブルワーズの103勝は、接戦の強さだけでなく、大差で勝つ試合を多く作れたことで成り立っています。得失点差が最大になったのも、そのためです。

今後の注目点:ポストシーズンは別の戦い

ここまでの数字は、すべてレギュラーシーズン162試合の結果です。ポストシーズンは短期決戦なので、先発の枚数や継投の起用で結果が変わります。ブルワーズの強みであるリリーフの厚みは、短期決戦でも武器になる材料です。

ただし、レギュラーシーズンの勝利数と優勝は別の話です。103勝が球団史に残る数字であることと、ワールドシリーズの結果は切り分けて見る必要があります。

ブルワーズの攻撃力を別の角度から見たデータは、こちらの記事でも整理しています。

  • ブルワーズが技術者を公募 本塁打28位で得点2位

まとめ

  • ブルワーズは103勝59敗で、球団記録を6勝更新しました
  • 得失点差プラス214は30球団で最多で、ドジャースの+201を上回ります
  • 勝利は四球・盗塁・二塁打の積み上げ型の攻撃と、ホールド87・セーブ55の継投が支えました
  • 次の焦点は、この強さがポストシーズンでも通用するかどうかです

データは、MLB公式Statsを独自に集計したものです。

よくある質問

Q. ブルワーズの球団記録は何勝ですか?

2026年の103勝です。それまでは2025年の97勝が最多で、6勝上回りました。

Q. 103勝はMLBで何位ですか?

2026年のレギュラーシーズンでは、30球団でいちばん多い勝利数です。2位のドジャースは100勝62敗でした。

Q. 得失点差プラス214とは何ですか?

シーズン通算の得点832から失点618を引いた数字です。この数字が大きいほど、チームが実力で勝っているとされます。ブルワーズはこれが30球団で最大でした。

Q. ブルワーズの強さの要因は何ですか?

攻撃では四球668と盗塁162、投手ではチーム防御率3.51とホールド87・セーブ55が目立ちます。本塁打は154本で、打線は塁に出て走る積み上げ型です。

Q. ブルワーズの本拠地での成績は?

55勝26敗で、勝率は.679です。敵地でも48勝33敗と勝ち越しています。

⚾ 試合を観るには: MLB配信サービスの比較・視聴方法はこちら

文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)


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DiamondStats編集部のアバター DiamondStats編集部

DiamondStats編集部は、MLB(メジャーリーグベースボール)を「データ」の視点から深掘りする日本語メディアです。全30球団の試合と選手の成績を対象に、順位表・個人成績・放送情報・用語解説など、MLBを楽しむために必要な情報を発信しています。

記事の数値はMLB公式Statsから取得した内容に基づき、報道記事の転載や要約は行わず、全球団・全選手を対象にした独自集計・分析を継続的に行っています。放送・配信情報についても各社の公式発表を出典に、日々更新しています。

数値・記録は公開時点の公式データに基づいて作成し、誤りに気づいた場合は速やかに該当箇所を修正します。集計方法に起因する重要な訂正がある場合は、記事内にその旨を明記します。特定の球団・選手への偏りを避け、中立的な立場での情報提供を心がけています。

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