シカゴ・ホワイトソックスが2026年シーズンで70勝に到達した。3年連続で100敗以上を喫した直後のシーズンでこれだけ勝ったチームは、1925年ブレーブス、1965年セネターズ、2014年アストロズと並び史上最多タイ。あと1勝でこの記録を単独で塗り替える。
ホワイトソックスは2023年に101敗、2024年には球団史どころかMLB史上最多となる121敗(1962年メッツの記録を62年ぶりに更新)、2025年も102敗と、3年続けて100敗を超えた。その直後にここまで勝てたチームは、これまで球史に3例しかない。今季はさらにプレーオフ争いにも絡んでおり、達成すれば「3年連続100敗の翌々シーズンでの地区優勝・プレーオフ進出」という前例のない記録にもなる。
3年間で324敗、そこから70勝—アストロズと符合する数字
ダイヤモンドスタッツで直近3年の敗数を積み上げたところ、ホワイトソックスの合計敗数は驚くほど過去の再建成功例と一致した。

| シーズン | ホワイトソックス | アストロズ |
|---|---|---|
| 1年目 | 101敗(2023) | 106敗(2011) |
| 2年目 | 121敗(2024・MLB新記録) | 107敗(2012) |
| 3年目 | 102敗(2025) | 111敗(2013) |
| 3年合計敗数 | 324敗 | 324敗 |
| 4年目の勝利数 | 70勝(2026・進行中) | 70勝(2014) |
3年間の合計敗数がどちらも324敗で完全に一致し、そこから4年目に70勝へ到達した過程まで重なる。アストロズは2011〜2013年に3年連続100敗超えを経験し、2014年に70勝まで戻した球団として知られるが、ホワイトソックスはまったく同じ敗数の谷から、まったく同じ70勝という数字で這い上がったことになる。
史上最多タイの「70勝」、あと1勝で単独記録に
「3年連続100敗以上の直後のシーズンでの最多勝利数」というランキングでは、2026年8月時点でホワイトソックスは歴代1位タイの70勝。並ぶのは1925年ブレーブス、1965年セネターズ、2014年アストロズの3チームのみで、いずれも70勝が上限だった。
つまりホワイトソックスが次の1勝を挙げれば、100年以上にわたって誰も更新できなかった数字を単独で塗り替えることになる。3年連続100敗というどん底からの回復速度という一点に絞れば、これは球団の歴史というより野球全体の歴史に残る到達点だ。
前例が示す“その先”—アストロズはブレイクの翌年に86勝
参考になるのは、同じ324敗から70勝に達したアストロズのその後だ。2014年に70勝でリーグ最下位を脱すると、翌2015年には86勝でア・リーグ地区シリーズ進出。100敗チームからわずか2年でポストシーズンに手が届いている。
もちろんこれは1例にすぎず、同じ道をホワイトソックスがたどると決まったわけではない。ただし「3年連続100敗→70勝」を経たチームが、その後に急速な浮上を見せた実例が存在すること自体は、今季ホワイトソックスがプレーオフ争いに加わっている状況と重ねて見る価値がある。
まとめ
ホワイトソックスは2023〜2025年の3年間で324敗という球団史上最悪の谷を経験しながら、2026年に70勝へ到達し、1925年ブレーブス・1965年セネターズ・2014年アストロズと並ぶ史上最多タイを記録した。あと1勝で単独の新記録となる。3年間の合計敗数がアストロズと寸分違わず一致した点は、ダイヤモンドスタッツの独自集計で見えてきた偶然にしては出来すぎた符合であり、アストロズがその後たどった急浮上のコースをなぞれるかどうかが、この先の焦点になる。
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よくある質問
Q. ホワイトソックスが3年連続100敗以上だったのはいつのシーズンですか。
2023年、2024年、2025年の3シーズン連続です。2024年は121敗でMLB史上最多の敗戦数でした。
Q. 2026年のホワイトソックスの70勝は何の記録に並んだのですか。
「3年連続100敗以上のシーズンの直後に挙げた勝利数」の歴代最多タイです。1925年ブレーブス、1965年セネターズ、2014年アストロズと並びました。
Q. あと何勝で単独の新記録になりますか。
あと1勝です。71勝目を挙げた時点で、100年以上更新されなかった記録を単独で塗り替えることになります。
Q. 過去に同じ状況から浮上したチームはありますか。
2011〜2013年に3年連続100敗以上だったアストロズが2014年に70勝、翌2015年には86勝でポストシーズンに進出した例があります。
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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年8月時点)





