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ゲリット・コールの投手契約総額2位を1勝あたりのコストから徹底分析

2026 10/08
契約・移籍・お金
2026年10月8日
目次

ゲリット・コールが投手契約総額2位 1位との差は1.6億円 トップ10の在籍成績を検証日本時間10月7日、ドジャースの山本由伸がブレーブスとの地区シリーズ第3戦で7回1失点10奪三振、ドジャースが3-1で勝って2勝1敗と先行しました。この登板をきっかけに、米国の記者から「12年3億2500万ドル(約515億円)は史上最高のお買い得契約」という声が出ています。

この記事で主役にするのは、その515億円にわずか1.6億円差で並ぶ投手契約総額2位、ヤンキースのゲリット・コールです。コールは2026年、トミー・ジョン手術から復帰して22先発で10勝9敗、防御率3.61。10月3日の地区シリーズ第1戦ではレイズ相手に5回1失点と踏ん張りながら0-1で敗戦投手になりました。契約総額トップ10の10人を、DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)が「契約期間中に何勝したか」で並べ直すと、順位はまったく別の顔になります。

結論から言うと、10月8日現在、契約総額ランキングはコールが2位(9年514億円)。契約期間中の1勝あたりの金額では、コールは10人中7番目の5.8億円です。

投手契約総額トップ10(10月8日現在)

まず契約総額の順位です。円換算は1ドル158.5円で統一しました(DiamondStats調べ)。

大谷翔平の成績推移(MLB公式Statsの実測値をもとにDiamondStatsが作成)

順位 投手 球団(契約時) 年数 総額 年平均
1位 山本由伸 ドジャース 12年 約515億円(3億2500万ドル) 約42.9億円
2位 ゲリット・コール ヤンキース 9年 約514億円(3億2400万ドル) 約57.1億円
3位 スティーブン・ストラスバーグ ナショナルズ 7年 約388億円(2億4500万ドル) 約55.5億円
4位 マックス・フリード ヤンキース 8年 約346億円(2億1800万ドル) 約43.2億円
5位 デービッド・プライス レッドソックス 7年 約344億円(2億1700万ドル) 約49.1億円
6位 クレイトン・カーショー ドジャース 7年 約341億円(2億1500万ドル) 約48.7億円
7位 マックス・シャーザー ナショナルズ 7年 約333億円(2億1000万ドル) 約47.5億円
7位 ディラン・シース ブルージェイズ 7年 約333億円(2億1000万ドル) 約47.5億円
7位 コービン・バーンズ ダイヤモンドバックス 6年 約333億円(2億1000万ドル) 約55.5億円
10位 ザック・グレインキー ダイヤモンドバックス 6年 約327億円(2億650万ドル) 約54.6億円

1位と2位の差は100万ドル、約1.6億円しかありません。ただし年数は12年と9年で違うため、年平均ではコールの57.1億円がトップ10で最も高く、1位の42.9億円を14億円以上も上回ります。「総額1位」と「年平均1位」が別の投手だという点が、このランキングの最初の見どころです。

契約期間中の成績で並べ直す

総額は「約束した金額」にすぎません。球団が実際に受け取ったものは契約期間中の勝利と投球回です。MLB公式Statsの年度別成績を契約開始年から2026年まで足し合わせ、年平均額に経過シーズン数を掛けた金額を勝利数で割ったものを「1勝あたりの金額」として独自集計しました(10月8日現在、2026年レギュラーシーズン終了時点)。

大谷翔平 直近10試合の安打と本塁打(2026年・MLB公式Statsの実測値)

投手 契約期間の成績 投球回 防御率 1勝あたり
シャーザー(2015〜21年) 99勝47敗 1297回1/3 2.75 約3.4億円
カーショー(2014〜20年) 98勝30敗 1153回 2.26 約3.5億円
フリード(2025年〜) 24勝10敗 308回 2.83 約3.6億円
山本由伸(2024年〜) 33勝19敗 448回2/3 2.61 約3.9億円
グレインキー(2016〜21年) 77勝39敗 1015回1/3 3.55 約4.3億円
シース(2026年〜) 11勝6敗 169回 2.40 約4.3億円
コール(2020年〜) 69勝37敗 886回 3.19 約5.8億円
プライス(2016〜22年) 53勝26敗 702回 3.78 約6.5億円
バーンズ(2025年〜) 3勝2敗 74回2/3 3.38 約37.0億円
ストラスバーグ(2020〜22年) 1勝4敗 31回1/3 6.89 約388.3億円

コールは契約7年目までで69勝、防御率3.19。2023年には15勝4敗、防御率2.63でサイ・ヤング賞級の成績を残しましたが、2025年は手術で1試合も投げられませんでした。この空白の1年が1勝あたりの金額を5.8億円まで押し上げています。トップ10の中で、コールより1勝が高くついているのはプライス、バーンズ、ストラスバーグの3人だけです。

対照的に、山本由伸は3季で33勝、1勝あたり約3.9億円。年平均額が10人中9番目に低い契約で、防御率2.61は現役組で2番目です。「お買い得」という評価は、総額ではなく年平均額の低さと投球回の多さから来ていると分かります。

2026年に投げたのは10人中7人

契約総額トップ10のうち、2026年のレギュラーシーズンで登板したのは7人。ストラスバーグは2024年4月に引退、プライスは2022年限りで引退、グレインキーは2023年を最後に登板がありません。

投手 2026年成績 防御率 投球回
シース 11勝6敗 2.40 169回
山本由伸 14勝9敗 2.53 185回
フリード 5勝5敗 2.80 112回2/3
コール 10勝9敗 3.61 127回
シャーザー 4勝9敗 5.74 84回2/3
バーンズ 0勝0敗 7.84 10回1/3
カーショー 2025年限りで引退 ー ー

2026年の防御率でトップ10の投手を並べると、1番はシース(メジャー全体4位の2.40、239奪三振は全体3位タイ)。コールは7人中4番目です。復帰1年目としては十分な数字ですが、ポストシーズンでは第1戦の0-1負けで、契約7年目にして初めてヤンキースを勝たせる機会を逃しました。地区シリーズはレイズが2勝0敗で先行しています(10月8日現在、第3戦の結果は含みません)。

今オフの契約動向は、MLB FA・移籍 一覧 2026-27で毎日更新しています。

DiamondStats編集部の独自視点!

今回のランキングで編集部が面白いと思ったのは、総額1位と2位の差が1.6億円なのに、1勝あたりの金額では1.9億円も開いている点です。コールの契約は2028年まで残り2年。69勝を2年で何勝に伸ばせるかで、この9年契約の評価は決まります。年15勝のペースを取り戻せば99勝前後、シャーザーの99勝と並ぶ着地です。2025年の空白を埋める数字が出るかどうか、来季の開幕から追いかけます。

もう1つ。1勝あたりの金額が低い上位3人、シャーザー、カーショー、フリードは、いずれも契約期間に年平均150回以上を投げています。「お買い得」を決めるのは防御率より投球回。この見方は来オフのFA市場を読むときにも使えます。

まとめ

  • 10月8日現在、投手契約総額の2位はゲリット・コール(9年約514億円)。1位との差は約1.6億円、年平均額では57.1億円でトップ10の最高額
  • 契約期間中の1勝あたりの金額(DiamondStats独自集計)では、コールは約5.8億円で10人中7番目。最も安いのはシャーザーの約3.4億円
  • 2026年に登板したのは10人中7人。防御率1番はシースの2.40で、コールは3.61
  • 評価の分かれ目は投球回。年平均150回以上投げた3人が1勝あたりの金額で上位を独占した

よくある質問

Q. MLBで投手の契約総額が最も大きいのは誰ですか?

10月8日現在、ドジャースの山本由伸の12年3億2500万ドル(約515億円)です。2位はヤンキースのゲリット・コールで9年3億2400万ドル(約514億円)、差は100万ドルです。

Q. ゲリット・コールの契約はいつまでですか?

2020年から2028年までの9年契約です。2026年までの7シーズンで69勝37敗、防御率3.19。2025年はトミー・ジョン手術で登板がありませんでした。

Q. 年平均の金額が最も高い投手契約は?

契約総額トップ10の中では、ゲリット・コールの約57.1億円が最高です。ストラスバーグとバーンズが約55.5億円で続きます。

Q. 契約総額トップ10で、1勝あたりの金額が最も安いのは誰ですか?

DiamondStats独自集計ではマックス・シャーザー(2015〜21年、99勝、約3.4億円)です。次がクレイトン・カーショーの約3.5億円、マックス・フリードの約3.6億円です。

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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)


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DiamondStats編集部は、MLB(メジャーリーグベースボール)を「データ」の視点から深掘りする日本語メディアです。全30球団の試合と選手の成績を対象に、順位表・個人成績・放送情報・用語解説など、MLBを楽しむために必要な情報を発信しています。

記事の数値はMLB公式Statsから取得した内容に基づき、報道記事の転載や要約は行わず、全球団・全選手を対象にした独自集計・分析を継続的に行っています。放送・配信情報についても各社の公式発表を出典に、日々更新しています。

数値・記録は公開時点の公式データに基づいて作成し、誤りに気づいた場合は速やかに該当箇所を修正します。集計方法に起因する重要な訂正がある場合は、記事内にその旨を明記します。特定の球団・選手への偏りを避け、中立的な立場での情報提供を心がけています。

内容に関するお気づきの点は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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