9月19日、ジャイアンツの40人枠が60日IL復帰者16人分を加えた56人相当に膨らみ、今オフに16人の整理が必要になる見立てが浮上した。 MLB公式Statsの40人枠データでは、シーズン中に外れた60日IL選手も登録名簿に残るため、見かけ上の「40人枠」が実質56人分に達している。MLB公式Statsのジャイアンツ40人枠(2026年シーズン)の実測では、出場選手登録28人・マイナー降格6人・10日IL4人・15日IL2人の計40人に60日IL16人を加えた56人が登録されている。60日ILのラファエル・デバース(ID 646240)は選手情報の現所属がジャイアンツで、40人枠の状態も60日IL登録だ。ドジャースの個別選手DFA問題とは異なり、ジャイアンツは球団全体のロースター制度が限界まで膨張したケースだ。
9月19日現在|40人枠40人+60日IL16人=56人
MLB公式Statsのジャイアンツ40人枠(9月19日現在)を集計すると、60日IL以外の登録選手は40人、60日ILは16人で、合計56名が名簿に載っている。(内訳は出場選手登録28人+マイナー降格6人+10日IL4人+15日IL2人=40人。2026年シーズンの40人枠データから抽出)

シーズン中、60日IL入りした選手は40人枠のカウント対象外になる。球団は空いた枠に別選手を追加登録できる。しかしシーズン終了後、60日IL選手も含め全員が40人枠に戻る。56人を40人に絞る必要があり、16人分の枠外しが必要になる。
| 区分 | 人数 | 主な選手例 |
|---|---|---|
| 40人枠(60日IL除く) | 40人 | ローガン・ウェブ、ドリュー・ギルバート、ブライス・エルドリッジ |
| 60日IL | 16人 | ラファエル・デバース、マット・チャップマン、ハリソン・ベイダー |
| 合計 | 56人 | 今オフ16人の整理対象 |
今季成績は64勝89敗(勝率.418、9月19日現在)、NL西地区4位(MLB公式順位表の2026年ナ・リーグ順位、西地区4位・勝率.418)。ポストシーズン進出の可能性は0%だ。
16人の60日IL|リーグ内でも突出した規模
DiamondStats独自集計で、2026年9月19日時点の全30球団60日IL人数をMLB公式Statsから比較した。ジャイアンツの16人は、30球団で単独最多だ。
| 順位 | 球団 | 60日IL人数 |
|---|---|---|
| 1位(単独最多) | ジャイアンツ | 16人 |
| 2位タイ | ブルージェイズ、ロイヤルズ、タイガース、カブス、アスレチックス | 9人 |
| 7位タイ | ナショナルズ、マリナーズ、レッドソックス、オリオールズ | 7人 |
| 11位タイ | レンジャーズ、パドレス、ツインズ、ドジャース、ロッキーズ、ホワイトソックス | 6人 |
| 17位タイ | フィリーズ、マーリンズ、ブレーブス、ダイヤモンドバックス | 5人 |
| 21位タイ | レイズ、ブルワーズ、エンゼルス、レッズ、アストロズ | 4人 |
| 26位 | メッツ | 3人 |
| 27位タイ | パイレーツ、ヤンキース | 2人 |
| 29位タイ | カージナルス、ガーディアンズ | 1人 |
シーズン終了直前の今回は中間調整の余地がない。60日IL16人のうち今季復帰見込みはなく、全員が今オフに40人枠へ戻る。
60日IL16人の内訳は投手10人、野手6人。デバース、チャップマン、ベイダー、ケイシー・シュミット、ダニエル・スサック、ヘスス・ロドリゲスが野手側、ハイデン・バードソン、カーソン・ウィセンハント、トレバー・マクドナルドら10人が投手側に名を連ねる。
今オフの整理シミュレーション|16人+ルール5保護
56人から40人へ絞るには、16人分の枠外しが必要になる。DFA・トレード・マイナー降格のいずれかでの整理になる。DFAはウェーバー公示を経て他球団への移籍・自由契約・マイナー残留のいずれかになり、マイナー降格にはオプションの残数が必要で、残数がなければウェーバー公示が要る。
さらに12月のルール5ドラフト前には、有望選手を40人枠に追加登録して保護する必要があり、追加登録の人数分だけ整理枠が上積みされる。2人を保護するなら実質18人分の整理が発生する。
| 整理パターン | 必要人数 | 備考 |
|---|---|---|
| 56人→40人(現状維持) | 16人 | 16人分の枠外し |
| ルール5保護2人追加 | +2人 | 実質18人の整理 |
| 60日IL全員復帰 | 16人 | 全員が40人枠に戻る前提 |
高額契約選手の去就も焦点になる。ベイダーは今季30試合・打率.170・OPS.556と期待を下回った(MLB公式Statsの打撃成績)。チャップマン、デバースも60日IL入りしており、枠整理と年俸構造の両面で判断が迫られる。MLB不良債権契約の検証記事でも触れたように、長期契約選手の枠占有は去就判断を複雑にする。
今季ジャイアンツは67人の選手を起用し、球団史上最多を更新した(9月13日時点)。60日IL制度を最大限活用してシーズンを乗り切った一方、今オフに一括整理のツケが回る構図だ。
まとめ
9月19日、ジャイアンツの40人枠が60日IL復帰16人分を加えた56人相当に達したことが確認された。MLB公式Statsでは40人+16人=56人で、今オフ16人の整理が必要になる。ルール5保護を加えると実質18人分の枠外しが発生する。16人の60日ILは30球団で単独最多の異例事態だ。
DiamondStats編集部の独自視点!
56人の名簿は、60日IL制度が「シーズン中の応急処置」と「オフの一括精算」で切り離されていることを如実に示している。ジャイアンツは故障者をILに送り続けることで40人枠の上限を回避し、67人もの選手で今季を戦い抜いた。来春の40人枠再編で、高額契約のベイダーやチャップマンをどう扱うかが、バスター・ポージー体制の最初の大きな試金石になる。若手のシュミット、ギルバート、エルドリッジを守りつつ16人を外す作業は、単純な実力順では済まない。パドレスの白旗拒否と枠管理とは対照的に、ジャイアンツは去就整理そのものが今オフ最大の焦点だ。
よくある質問
Q. ジャイアンツの40人枠は今何人ですか?
9月19日現在、MLB公式Statsでは60日IL以外40人、60日IL16人、合計56名が40人枠関連の名簿に載っている。シーズン中の有効枠は40人だが、オフに16人が戻るため56人相当になる。
Q. 60日ILと40人枠の関係は?
60日IL入り中の選手は40人枠のカウント対象外になる。球団は空いた枠に別選手を登録できる。シーズン終了後は全員が40人枠に戻り、56人を40人に絞る必要がある。
Q. 今オフ何人を外す必要がありますか?
56人から40人へ絞るには16人。ルール5ドラフト保護で2人を追加登録する場合、実質18人の整理が必要になる。
Q. 16人の60日ILは他球団と比べて多いですか?
2026年9月19日時点で16人は30球団で単独最多。2番手はブルージェイズ、ロイヤルズ、タイガース、カブス、アスレチックスの9人で、7人開いての突出した規模だ。
Q. 枠整理の手段は何がありますか?
DFA・トレード・マイナー降格のいずれかでの整理になる。12月のルール5ドラフト前には有望選手の40人枠追加登録も重なり、保護する人数分だけ整理枠がさらに上積みされる。
データはMLB公式Statsを独自に集計(2026年シーズンのジャイアンツ40人枠、ナ・リーグ順位表、各選手の現所属情報)。40人枠の仕組み全般はジャッジ不在時のヤンキース得点力検証も参考になる。
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