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ブルワーズがワールドシリーズ12回サヨナラ負け 複数失策の試合は今季4勝6敗を検証

2026 10/29
データ検証・分析
2026年10月29日

※PRを含みます

日本時間10月28日(現地27日)、トロピカーナ・フィールドで行われたワールドシリーズ第4戦で、ブルワーズはレイズに延長12回3-4でサヨナラ負けしました。3勝0敗から王手をかけていた試合です。12回表にクーパー・プラットのソロで3-2と勝ち越しましたが、その裏の先頭打者の打球で三塁手ジョーイ・オーティズが送球エラー。そのあとアウトを1つも取れないまま4連打を浴び、試合が終わりました。

報道では、パット・マーフィー監督は「珍しくエラーが出た」と振り返っています。判定についても「恩恵を受ける時もある」と受け止めました。

では、ブルワーズのエラーは本当に「珍しい」のでしょうか。DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsで、今季のエラーと勝敗の関係を数えました。

DiamondStats独自集計で分かったこと
ブルワーズはレギュラーシーズン162試合で失策72(30球団で7番目に少ない)の堅守チームでした。ところがポストシーズンは12試合で失策11。1試合あたりの失策は約2.1倍に増えています。ポストシーズンの2敗は、どちらも失策が出た試合です。

目次

第4戦の得点経過|2失策はどちらも三塁

まず、この試合の得点の流れです(10月28日現在・MLB公式Stats)。

回 出来事 スコア(ブ-レ)
2回裏 シンプソンの適時二塁打 0-1
4回表 プラットの適時二塁打 1-1
4回裏 野選と三塁ハミルトンの送球エラーで失点 1-2
5回表 ハミルトンのソロ(ポストシーズン2号) 2-2
12回表 プラットのソロ(ポストシーズン1号) 3-2
12回裏 三塁オーティズの送球エラーから無死で4連打 3-4

ブルワーズの失点4のうち2点は、三塁手の送球エラーが絡んだ場面で生まれています。4回裏の場面ではブルワーズがチャレンジしましたが、判定はそのままでした。9回表には、レイズのチャレンジでプラットの盗塁がアウトに覆っています。

この試合でブルワーズは投手を8人つなぎ、11回で自責点は3でした。12回裏の同点の1点は、エラーの走者がかえった自責点のつかない失点です。

エラーの数と勝率|失策0なら勝率.686

レギュラーシーズン162試合を、ブルワーズの失策数で分けて勝敗を数えました(DiamondStats独自集計)。

1試合の失策数 試合数 勝敗 勝率
0 102 70勝32敗 .686
1 50 29勝21敗 .580
2以上 10 4勝6敗 .400

失策の数ごとの勝率(MLB公式Statsの実測値をもとにDiamondStatsが作成)

103勝59敗の球団でも、失策が2つ以上出た試合は負け越しています。失策ゼロの試合と比べると、勝率は.286も下がります。

一方で、2個以上の失策は162試合で10回だけでした。およそ16試合に1回です。マーフィー監督の「珍しく」は、数字の上では正しい言い方です。

ブルワーズの失策と勝敗の数字を読むと、第5戦の守りを自分の目で確かめたくなります。中継で観戦したい方は、こちらから探せます。

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スカパー!(スポーツ中継)

ポストシーズンは失策が増えている

ところが、10月に入ってから数字が変わりました。

期間 試合 失策 1試合あたり 守備率 2失策以上の試合
レギュラーシーズン 162 72 0.44 .987 10(6.2%)
ポストシーズン 12 11 0.92 .976 3(25.0%)

ポストシーズンでは、2失策以上の試合の割合がレギュラーシーズンの約4倍です。ポストシーズンの勝敗を失策で分けると、次のようになります。

失策 勝敗
0 5勝0敗
1以上 5勝2敗

ここまでの2敗は、パドレスとの地区シリーズ第3戦(失策1)と今回の第4戦(失策2)です。失策が出なかった5試合は全部勝っています。

30球団の失策数で見るブルワーズの位置

レギュラーシーズンの失策数を30球団で比べました(10月28日現在)。

順位 球団 失策 守備率
1 カブス 61 .990
2 ダイヤモンドバックス 64 .989
2 ドジャース 64 .989
2 パドレス 64 .989
5 ブレーブス 65 .989
6 レンジャーズ 68 .988
7 ブルワーズ 72 .987
8 アストロズ 73 .987
8 ツインズ 73 .987
10 アスレチックス 75 .987

レギュラーシーズンの失策(少ない10球団)(MLB公式Statsの実測値をもとにDiamondStatsが作成)

詳しくはブルワーズが103勝でNL中地区優勝 ドジャース・レイズ・ブレーブスも進出決定でまとめています。

相手のレイズは92失策で21位でした。守りの数字では、ブルワーズがはっきり上です。それでも第4戦では、ブルワーズの失策2に対してレイズは1。守りで差をつけられなかったことが、延長の結末につながりました。

ブルワーズがシリーズ3連勝した時点の数字は、ブルワーズが3勝0敗 ポストシーズン10勝1敗の記事にまとめています。

シリーズは3勝1敗|第5戦への数字

第4戦を落としても、ブルワーズは3勝1敗で王手のままです。ポストシーズンの成績は10勝2敗で、得点55・失点32。チーム防御率は2.06です(10月28日現在)。

第5戦は日本時間10月29日、同じトロピカーナ・フィールドで行われます。レギュラーシーズンの数字どおりなら、失策0の試合の勝率は.686です。第5戦は、まず三塁の守備を立て直せるかどうかになります。

シリーズ開幕前の両球団の比較は、レイズ対ブルワーズのワールドシリーズ勝率の記事で見られます。

DiamondStats編集部の独自視点!

12回裏は、エラーのあとアウトを1つも取れずに終わりました。投手を8人使い切りかけていたブルワーズにとって、先頭打者を出したのは痛い形です。

それでもレギュラーシーズン、ブルワーズが2試合続けて複数失策を出したことはほとんどありません。全162試合で10回しかない数字です。103勝の守りが第5戦で戻ってくるのか。編集部は、三塁にだれが入るかに注目しています。

まとめ

  • 日本時間10月28日のワールドシリーズ第4戦で、ブルワーズは延長12回3-4のサヨナラ負け
  • 失策2はどちらも三塁の送球エラーで、2つとも失点に絡んだ
  • レギュラーシーズンで失策2以上の試合は4勝6敗(勝率.400)。失策0なら70勝32敗(.686)
  • ポストシーズンは1試合あたりの失策が0.44から0.92に増えた
  • シリーズは3勝1敗。ポストシーズン通算10勝2敗

103勝までの歩みはブルワーズが103勝でワールドシリーズへで読めます。

データはMLB公式Statsを独自に集計しています。

よくある質問

Q. ワールドシリーズ第4戦の結果は?

ブルワーズがレイズに延長12回3-4でサヨナラ負けしました。日本時間10月28日(現地27日)の試合です。シリーズはブルワーズの3勝1敗です。

Q. サヨナラ負けのきっかけは何でしたか?

12回裏の先頭打者の打球で、三塁手オーティズが送球エラーをしました。そのあとアウトを1つも取れずに4連打を浴び、2点を失いました。

Q. ブルワーズは今季何失策ですか?

レギュラーシーズンは162試合で72失策でした。30球団で7番目に少ない数字です。ポストシーズンは12試合で11失策です(10月28日現在)。

Q. ブルワーズのポストシーズン成績は?

10勝2敗です。地区シリーズはパドレスに3勝1敗、リーグ優勝決定シリーズはドジャースに4勝0敗で勝ち上がりました。

Q. ワールドシリーズ第5戦はいつですか?

日本時間10月29日に、レイズの本拠地トロピカーナ・フィールドで行われます。

⚾ 試合を観るには: MLB配信サービスの比較・視聴方法はこちら

文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)


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この記事を書いた人

DiamondStats編集部のアバター DiamondStats編集部

DiamondStats編集部は、MLB(メジャーリーグベースボール)を「データ」の視点から深掘りする日本語メディアです。全30球団の試合と選手の成績を対象に、順位表・個人成績・放送情報・用語解説など、MLBを楽しむために必要な情報を発信しています。

記事の数値はMLB公式Statsから取得した内容に基づき、報道記事の転載や要約は行わず、全球団・全選手を対象にした独自集計・分析を継続的に行っています。放送・配信情報についても各社の公式発表を出典に、日々更新しています。

数値・記録は公開時点の公式データに基づいて作成し、誤りに気づいた場合は速やかに該当箇所を修正します。集計方法に起因する重要な訂正がある場合は、記事内にその旨を明記します。特定の球団・選手への偏りを避け、中立的な立場での情報提供を心がけています。

内容に関するお気づきの点は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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