現地10月15日(日本時間16日)、ナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第4戦でブルワーズがドジャースに6-4で勝ち、4連勝でワールドシリーズ進出を決めました。1年前の2025年は同じ顔合わせで、ドジャースが4連勝でブルワーズを退けています。
その直後、2つのシリーズで「勝った側」の打撃成績を並べると、打席数・打数・安打・打率・出塁率の5項目がそろって同じだという指摘が広まり、「脚本が凝りすぎ」と驚く声が相次ぎました。
DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsの4試合分の記録を足し合わせて確かめた結論はこうです。5項目の一致は本当で、出塁の回数51回まで同じでした。一方で本塁打・得点・残塁は大きく違い、ブルワーズは同じ32安打から6点多く取っています。
2年続けて4連勝した側の打撃成績は5項目が同じ
2025年のドジャース(現地10月13日〜17日の4試合)と、2026年のブルワーズ(現地10月11日〜15日の4試合)のチーム打撃成績を並べます。
| 項目 | 2025年 ドジャース | 2026年 ブルワーズ | 一致 |
|---|---|---|---|
| 打席 | 149 | 149 | 同じ |
| 打数 | 128 | 128 | 同じ |
| 安打 | 32 | 32 | 同じ |
| 打率 | .250 | .250 | 同じ |
| 出塁率 | .347 | .347 | 同じ |
| 四球 | 17 | 18 | 1つ違う |
| 死球 | 2 | 1 | 1つ違う |
| 犠打 | 2 | 2 | 同じ |
打率は32安打÷128打数で、どちらも.250です。出塁率は「安打+四球+死球」を「打数+四球+死球+犠飛」で割った数字で、四球と死球は1つずつずれているのに、足した出塁の回数は両方とも51回。分母も両方とも147で、.347まで同じになりました。
4試合という短いシリーズで、打席数から出塁率までそろうことは滅多にありません。報道では、同じ顔合わせが翌年に逆の4連勝で決着したこと自体がポストシーズン史上初とされています。
同じなのは打率まで 長打と得点はブルワーズが上
一致しているのは「どれだけ出たか」までです。「出てからどう点にしたか」は、2つのチームでかなり違います。
| 項目 | 2025年 ドジャース | 2026年 ブルワーズ | 差 |
|---|---|---|---|
| 二塁打 | 7 | 4 | ドジャース+3 |
| 三塁打 | 1 | 0 | ドジャース+1 |
| 本塁打 | 6 | 7 | ブルワーズ+1 |
| 塁打 | 59 | 57 | ドジャース+2 |
| 長打率 | .461 | .445 | ドジャース+.016 |
| OPS | .808 | .792 | ドジャース+.016 |
| 得点 | 15 | 21 | ブルワーズ+6 |
| 打点 | 14 | 20 | ブルワーズ+6 |
| 盗塁 | 2 | 5 | ブルワーズ+3 |
| 三振 | 37 | 45 | ブルワーズ+8 |
| 残塁 | 70 | 50 | ドジャース+20 |
長打率とOPSはドジャースがわずかに上です。それでも得点はブルワーズが6点多い。残塁の差が20もあることが示すとおり、2026年のブルワーズは走者を塁に置いたまま終える回が少なく、盗塁5つで先の塁も取っていました。
DiamondStats独自集計で1安打あたりの得点を出すと、2025年ドジャースは0.47点、2026年ブルワーズは0.66点です。同じ32安打でも、点に変える効率はブルワーズが4割ほど高い計算になります。
負けた側の打撃は2025年ブルワーズが.118 2026年ドジャースが.185
勝った側がそっくりだった一方、負けた側の数字は別物でした。
| 項目 | 2025年 ブルワーズ | 2026年 ドジャース |
|---|---|---|
| 打数 | 119 | 124 |
| 安打 | 14 | 23 |
| 打率 | .118 | .185 |
| 出塁率 | .191 | .270 |
| 本塁打 | 1 | 1 |
| 得点 | 4 | 11 |
| 三振 | 41 | 33 |
勝った側と負けた側の4チームについて、4試合の得点を並べました。左の2本が4連勝した側、右の2本が4連敗した側です。

2025年のブルワーズは4試合とも1得点で、4試合合計14安打しか打てませんでした。2026年のドジャースは23安打で11得点と、1年前のブルワーズより打ってはいます。それでもシリーズの得点差は2025年が11点、2026年が10点で、ほぼ同じ開きで決着しました。
地区シリーズでは防御率2.00だったドジャースの投手陣が、今回はブルワーズに21点を許しています。その地区シリーズの数字はドジャースが地区シリーズ防御率2.00で3年連続リーグ優勝決定シリーズ進出をデータ検証で確かめられます。
4試合ごとの安打と得点 合計が同じでも配分は違う
| 試合 | 2025年 ドジャース(安打/得点) | 2026年 ブルワーズ(安打/得点) |
|---|---|---|
| 第1戦 | 7安打/2点(2-1) | 6安打/2点(2-1) |
| 第2戦 | 11安打/5点(5-1) | 12安打/7点(7-4) |
| 第3戦 | 5安打/3点(3-1) | 9安打/6点(6-2) |
| 第4戦 | 9安打/5点(5-1) | 5安打/6点(6-4) |
| 合計 | 32安打/15点 | 32安打/21点 |

第1戦はどちらも2-1で、勝った側の得点まで同じです。違いが出るのは第3戦以降で、ブルワーズは第3戦に9安打で6点、第4戦は5安打しか打てずに6点を取りました。第4戦は本塁打2本と四球5つで少ない安打を点に変えています。
シリーズを引っ張った打者 ドジャースは捕手 ブルワーズは捕手と新人
両年とも、チームで最も打ったのは捕手でした。
| 年 | 選手 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | ウィル・スミス | 15 | 6 | 0 | 0 | .400 |
| 2025年 | トミー・エドマン | 15 | 5 | 0 | 3 | .333 |
| 2025年 | 大谷翔平 | 14 | 5 | 3 | 4 | .357 |
| 2026年 | ウィリアム・コントレラス | 14 | 5 | 1 | 3 | .357 |
| 2026年 | クーパー・プラット | 14 | 5 | 0 | 0 | .357 |
| 2026年 | ブライス・トゥラング | 11 | 4 | 1 | 2 | .364 |
2025年のドジャースは本塁打6本のうち3本を大谷翔平が打ち、長打で点を取る形でした。2026年のブルワーズは本塁打7本を6人で分け合い、ジェイク・バウアーズが6打点、トゥラングが6得点、デビッド・ハミルトンが7打数4安打5得点と、役割が散らばっています。
レギュラーシーズンの力関係は逆だった
打撃成績が同じ2チームでも、シーズンの成績は違います。10月17日現在の最終成績です。
| 年 | 4連勝した側 | 4連敗した側 |
|---|---|---|
| 2025年 | ドジャース 93勝69敗(リーグ3位) | ブルワーズ 97勝65敗(リーグ1位) |
| 2026年 | ブルワーズ 103勝59敗(リーグ1位) | ドジャース 100勝62敗(リーグ2位) |
2025年はリーグ1位のブルワーズを3位のドジャースが4連勝で退け、2026年は1位のブルワーズが2位のドジャースを4連勝で退けました。シーズンの勝ち数が多い側が勝ったのは2026年だけです。ドジャースが3年続けてこの舞台に立つまでの流れはドジャースが3年連続リーグ優勝決定シリーズ進出 2013年以降9度は2位の3倍を検証にまとめています。
DiamondStats編集部の独自視点!
5項目の一致は見事な偶然ですが、編集部が注目したいのは残塁70と50の差です。同じ32安打・同じ51出塁から、ブルワーズは6点多く取りました。走者を置いた場面での1本と盗塁5つが、1年前のドジャースより効率よく点に変わっています。
ワールドシリーズでこの効率が続くかどうかが次の見どころです。2026年のブルワーズは4試合で45三振と、2025年のドジャースより8つ多く振っています。出塁は同じでも、空振りの多さは相手の投手次第で得点力に響きます。アメリカン・リーグ優勝決定シリーズの勝者が決まったあと、両チームの打撃成績を同じ形で並べ直します。
まとめ
- 2025年ドジャースと2026年ブルワーズは、4連勝したシリーズの打席149・打数128・安打32・打率.250・出塁率.347が同じ。出塁回数51回も同じ
- 本塁打は6本と7本、得点は15点と21点、残塁は70と50で、点に変える効率はブルワーズが上
- 負けた側は2025年ブルワーズが打率.118、2026年ドジャースが.185で別物
- レギュラーシーズンの勝ち数が多い側が勝ったのは2026年だけ
データはMLB公式Statsを独自に集計しました。
よくある質問
Q. 2025年ドジャースと2026年ブルワーズの打撃成績で何が同じだったのですか
2025年ドジャースと2026年ブルワーズは、ナショナル・リーグ優勝決定シリーズを4連勝した4試合の合計で、打席149・打数128・安打32・打率.250・出塁率.347の5項目が同じです。出塁の回数51回も一致しています。
Q. 同じ安打数なのに得点が違うのはどうしてですか
2025年ドジャースは残塁70で得点15、2026年ブルワーズは残塁50で得点21でした。ブルワーズは本塁打7本と盗塁5つで、走者を残さずに点にしています。
Q. 2026年のリーグ優勝決定シリーズはいつ終わりましたか
現地10月15日(日本時間16日)の第4戦で、ブルワーズが6-4で勝って4連勝で終わりました。2025年の第4戦は現地10月17日で、ドジャースが5-1で勝っています。
Q. 負けた側の打率はどのくらいでしたか
2025年のブルワーズは119打数14安打で打率.118、2026年のドジャースは124打数23安打で打率.185でした。
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ブルワーズがワールドシリーズでどんな打撃を見せるのか、気になった方は中継で試合を確かめてみてください。







