現地10月18日(日本時間19日)、レイズの右腕ドリュー・ラスムセンがクリーブランド・ガーディアンズ戦に先発しました。7回を投げて4安打1失点、6奪三振1四球の内容で勝利投手になっています。今季レギュラーシーズンで16勝をあげた右腕が、ポストシーズンで「7回以上を投げて1失点以下」の登板を2度記録しました。これはレイズの球団史で初めてです。
DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)は、MLB公式Statsをもとに今回の登板を過去の登板と比べました。
ポストシーズン3登板で21イニング、自責点は3、防御率は1.29です。レギュラーシーズンの2.67から半分以下に下がりました。7回以上1失点以下の2度は、10月3日の8回無失点と今回の7回1失点です。
ポストシーズン3登板をすべて並べる
今年のラスムセンのポストシーズン登板は3試合です。MLB公式Statsの試合別記録から、日付順に並べます。

| 日付(現地) | 相手 | 投球回 | 被安打 | 自責点 | 奪三振 | 与四球 | 球数 | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10月3日 | ヤンキース | 8 | 1 | 0 | 10 | 2 | 101 | 勝 |
| 10月12日 | ガーディアンズ | 6 | 8 | 2 | 7 | 0 | 91 | なし |
| 10月18日 | ガーディアンズ | 7 | 4 | 1 | 6 | 1 | 95 | 勝 |
7回以上を投げたのは10月3日と10月18日の2試合です。どちらも自責点は1以下で、これが球団初の条件に当たります。間の10月12日は6回2自責点で、被安打は8本でした。それでも自責点を2で止めています。
3登板の合計とレギュラーシーズンの比較
3登板の合計は21イニング、13被安打、3自責点、23奪三振、3与四球です。これを今季レギュラーシーズンと並べます。
| 指標 | ポストシーズン3登板 | レギュラーシーズン |
|---|---|---|
| 登板数 | 3 | 30先発 |
| 投球回 | 21 | 172 |
| 防御率 | 1.29 | 2.67 |
| WHIP | 0.76 | 0.91 |
| 奪三振 | 23 | 174 |
| 9イニングあたり奪三振 | 9.86 | 9.10 |
(DiamondStats調べ。数字はMLB公式Statsの記録で、10月19日現在。9イニングあたり奪三振は奪三振×9÷投球回で計算)
防御率は2.67から1.29へ、WHIPは0.91から0.76へ下がりました。奪三振の割合も、9イニングあたり9.10から9.86に上がっています。いちばん勝負の懸かる試合で、ふだんより数字が良くなっています。
もちろん21イニングは小さな標本です。レギュラーシーズンの172イニングと同じ重さで比べるものではありません。ただ、「ポストシーズンで調子が落ちた」という動きではないことは、数字から確かに言えます。
今回の7回1失点を中身で見る
今回の登板を、イニングの使い方と球数で見ます。
- 投球回は7、球数は95で、1イニングあたり約13.6球です
- 被安打4に対して与四球は1で、走者は5人しか出していません
- 奪三振は6で、10月3日の10個ほど三振は積み上げていません
- 10月3日の101球と比べると、6球少ない球数で1イニング少なく投げ切りました
三振を多く取る登板ではなく、打たせて取りながら失点を1に抑える形でした。10月3日の「10奪三振で8回無失点」とは中身が違います。タイプの違う登板で、7回以上1失点以下を2度そろえたことになります。
球団初の条件をもう一度確かめる
球団初と言われる条件は、「同じポストシーズンで、7回以上を投げて1失点以下の登板を2度」です。ここで押さえておきたい点は3つです。

- 投球回の条件は7回以上です。6回2失点だった10月12日は数えません
- 失点の条件は1以下です。10月3日は0自責点、10月18日は1自責点で、どちらも満たします
- 条件を満たす2試合の間に、条件を外れた登板が1度はさまります
球団の初記録としては、2試合続けてでなくても数えられます。3登板のうち2登板で達成した、という数え方です。
レギュラーシーズンの16勝とのつながり
今季のラスムセンは16勝5敗、防御率2.67、172イニングで174奪三振でした。30試合に先発して、1試合あたりの平均は約5.7回です。投球回を稼ぐ投手というより、6回前後を確実に抑える投手でした。
その右腕が、ポストシーズンでは平均7回を投げています。21イニングを3登板で割ると、1登板あたり7.0回です。レギュラーシーズンの5.7回から約1.3回長く投げています。勝負の試合でベンチが長く任せた、ということです。
ラスムセンが勝負の試合で平均7回を任されたことが分かりました。次の登板を中継で見届けたい方は、こちらから番組を探せます。
関連記事として、レイズの今季の勝ち方を数字で見たレイズ 期待勝率を8勝上回る不思議な勝ち方を徹底もあわせてどうぞ。
ヤンキースとの対戦は、ヤンキースはレイズに2連敗 直近10試合は6勝4敗でも確認できます。
DiamondStats編集部の独自視点!
注目したいのは、10月12日の登板です。8本打たれて2失点で、ポストシーズン3登板のうちいちばん苦しい内容でした。その次の登板で、被安打を4本に減らして1失点にまとめています。
悪かった試合の直後に、同じ相手へ内容を立て直したことが、今回の7回1失点の価値を大きくしています。同じガーディアンズを相手に、6日で被安打を半分にしました。次の登板があるなら、まず見るのは被安打の数です。この数字が4本前後に収まるかどうかで、球団初の記録を3度に伸ばせるかが決まります。
まとめ
- 現地10月18日、ラスムセンはガーディアンズ戦で7回4安打1失点、6奪三振で勝利投手
- ポストシーズンで7回以上1失点以下を2度達成し、レイズでは球団初
- ポストシーズン3登板の防御率は1.29、WHIPは0.76で、レギュラーシーズンより良い数字
- 平均投球回は7.0回で、レギュラーシーズンの5.7回より長く任された
よくある質問
Q. ラスムセンのポストシーズン通算成績は今年いくつですか?
今年のポストシーズンは3登板で2勝0敗、21イニング、防御率1.29です。10月19日現在のMLB公式Statsの記録です。
Q. 「7回以上1失点以下」の2度とはどの試合ですか?
10月3日のヤンキース戦(8回、自責点0)と、10月18日のガーディアンズ戦(7回、自責点1)です。
Q. 今季のレギュラーシーズン成績は?
16勝5敗、防御率2.67、172イニングで174奪三振、WHIPは0.91です。30試合に先発しました。
Q. 10月12日の登板はなぜ数えないのですか?
球団初の条件は「7回以上」と「1失点以下」を同じ試合で両方満たすことです。10月12日は投球回が6回で7回に届かず、失点も2で1を超えていました。2つの条件のどちらも満たしていないため数えません。
Q. 防御率1.29はどのくらい信頼できる数字ですか?
21イニングという小さな標本です。レギュラーシーズンの172イニングと同じ重さでは比べられません。この記事では、ポストシーズンでの傾向を見る目安として扱っています。
データはMLB公式Statsを独自に集計しています。
⚾ 試合を観るには: MLB配信サービスの比較・視聴方法はこちら







