アスレチックスは10月27日(日本時間28日)、マックス・マンシー内野手(24)が左膝軟骨の手術を受け、あわせてPRP注射も受けたと発表しました。報道では、来春のキャンプには間に合う見込みです。
ドジャースのマックス・マンシー(36)と同じ名前で、誕生日も同じ8月25日。名前ばかりが話題になりますが、DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsで成績を月ごとに見ると、手術の前、9月は打率.306(36打数11安打)・OPS.814でシーズン最高の月でした。調子が上がってきたところでの離脱です。
DiamondStatsの検証で分かったこと
24歳のマンシーは9月に三振の割合が26.3%まで下がり、3・4月の35.6%から9ポイント以上よくなっていた。今季は左手の骨折と左膝で2度、負傷者リストに入っている。
今季の成績|2年目は打率もOPSも上がった
アスレチックスのマンシーは2025年にメジャーデビューし、今季が2年目でした。2年分の成績を並べます(2026年レギュラーシーズン終了時点)。

| シーズン | 試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 63 | 220 | .214 | 9 | 23 | .259 | .638 |
| 2026年 | 82 | 284 | .230 | 9 | 30 | .296 | .683 |
| 通算 | 145 | 504 | .223 | 18 | 53 | .280 | .663 |

打率は.214から.230へ、出塁率は.259から.296へ上がりました。四球の割合は4.5%から7.4%に増えています(DiamondStats調べ)。
ただ、チーム全体のOPSは.719で、マンシーの.683はそれを下回っています。82試合で9本塁打は、162試合に直すと約18本のペースです(DiamondStats独自集計)。
月別の成績|9月がシーズンで一番よかった
3月と4月は合わせて「3・4月」にしています。5月は左手の骨折で試合に出ていません。月別の打率は、その月だけの打数と安打で計算した数字で、シーズン通算の打率(.230)とは別のものです。
| 月 | 試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | OPS | 三振の割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3・4月 | 26 | 104 | .239 | 2 | .710 | 35.6% |
| 6月 | 18 | 63 | .228 | 3 | .707 | 28.6% |
| 7月 | 4 | 11 | .000 | 0 | .273 | 54.5% |
| 8月 | 22 | 68 | .206 | 2 | .598 | 29.4% |
| 9月 | 12 | 38 | .306 | 2 | .814 | 26.3% |
※三振の割合は三振÷打席でDiamondStatsが計算。2026年レギュラーシーズン終了時点。打率・OPSはMLB公式Statsの月別の記録と同じ数字。
7月はマイナーとの行き来が続き、11打席で無安打でした。8月4日にメジャーへ戻ってからは、指名打者や左翼でも使われています。
9月は打席数こそ少ないものの、打率.306(36打数11安打)・OPS.814と三振の割合26.3%は、どれも今季の月別で一番でした。9月4日と5日のマリナーズ戦では2試合続けて本塁打を打っています。
最後の出場は9月17日(米国時間)のレイズ戦です。9月22日に左膝の軟骨の故障で負傷者リストに入り、そのまま今季の出場を終えました。
2度の離脱|骨折と膝で約2か月
今季の負傷者リストと、メジャーとマイナーの行き来をMLB公式の記録でまとめます(日付は米国時間)。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 4月26日 | 左手第5中手骨の骨折で負傷者リスト入り(さかのぼって適用) |
| 6月8日 | 負傷者リストから復帰 |
| 7月8日 | 3Aラスベガスへ |
| 7月21日 | メジャーに再昇格 |
| 7月25日 | 再び3Aへ |
| 8月4日 | メジャーに再昇格 |
| 9月22日 | 左膝の軟骨の故障で負傷者リスト入り |
3Aにいた期間を除いても、左手骨折での離脱は4月26日から6月8日まで続きました。来季に必要なのは、まず1年を通してメジャーで打席に立つことです。
左投手と右投手|選球の差が大きい
| 相手 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 出塁率 | OPS | 四球 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 対左投手 | 105 | .209 | 2 | .314 | .677 | 13 |
| 対右投手 | 179 | .242 | 7 | .285 | .685 | 8 |
OPSはほぼ同じでも、内訳は違います。左投手からは105打席で13四球(12.4%)を選び、右投手からは179打席で8四球(4.5%)でした(DiamondStats調べ)。
本塁打9本のうち7本は右投手から打っています。右投手から長打を打ちながら四球も選べるようになれば、出塁率は上がります。
ドジャースのマンシーと比べる|最初の2年はどちらもアスレチックス
ドジャースのマンシーも、メジャーの最初の2年(2015・2016年)はアスレチックスでプレーしていました。同じ球団、同じ三塁手で、メジャーの最初の2年を比べます。
| 選手 | 最初の2年 | 試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | OPS(年ごと) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アスレチックスのマンシー | 2025・2026年 | 145 | 504 | .223 | 18 | .638→.683 |
| ドジャースのマンシー | 2015・2016年 | 96 | 245 | .195 | 5 | .660→.565 |
※打率は2年分の安打÷打数でDiamondStatsが計算。
ドジャースのマンシーは、アスレチックスでの2年で5本塁打に終わりました。ドジャースへ移った2018年に35本塁打・OPS.973を記録し、今季も149試合で29本塁打・OPS.838です。
最初の2年だけを比べれば、24歳のマンシーは打席数が倍以上あり、本塁打も3倍以上です。
なお、今季の三振の割合は24歳のマンシーが32.0%、ドジャースのマンシーが25.0%でした(DiamondStats調べ)。2人の差はここにあります。
6月29日(日本時間30日)のドジャース戦では、2人とも「7番・三塁」で先発しました。ドジャースのマンシーは5打数2安打1本塁打、アスレチックスのマンシーは3打数1安打です。試合はドジャースが9-4で勝ちました。
DiamondStats編集部の独自視点!
9月の打率.306は36打数11安打、38打席しかなく、これで「目覚めた」とはまだ言えません。それでも三振の割合が月ごとに下がってきたのは、2年目の大事な手応えです。
ドジャースのマンシーも、本当に打ち始めたのは27歳の2018年でした。24歳のマンシーにはまだ時間があります。
来春のキャンプで膝の具合が戻っているか。オープン戦で三振の割合が30%を切れるか。DiamondStatsはそこを見ていきます。
同じ名前のもう1人、ドジャースのマンシーがいるドジャースの今季の終わり方は、ドジャースが4連敗で終戦 最終戦の観客4万910でまとめています。
負けた理由を数字で追った記事は、ドジャース 4連敗の敗因データ分析です。
まとめ
- アスレチックスは10月27日(日本時間28日)、マックス・マンシー(24)が左膝軟骨の手術とPRP注射を受けたと発表した
- 今季は82試合で打率.230、9本塁打、30打点、OPS.683。1年目より打率も出塁率も上がった
- 9月は打率.306(36打数11安打)・OPS.814で、シーズン最高の月だった
- 今季は左手の骨折と左膝で、2度負傷者リストに入った
- ドジャースのマンシーとはメジャー最初の2年がどちらもアスレチックスだった。最初の2年の本塁打は18本対5本
データはMLB公式Statsを独自に集計しています。
よくある質問
Q. アスレチックスのマックス・マンシーは何の手術を受けた?
左膝軟骨の手術を受け、PRP注射もあわせて受けました。アスレチックスが10月27日(日本時間28日)に発表しています。報道では、来春のキャンプには間に合う見込みです。
Q. 2人のマックス・マンシーは何が違う?
アスレチックスのマンシーは2002年生まれの24歳、ドジャースのマンシーは1990年生まれの36歳です。誕生日はどちらも8月25日で、守備位置もどちらも三塁です。
Q. アスレチックスのマンシーの2026年の成績は?
82試合で打率.230、9本塁打、30打点、OPS.683でした(2026年レギュラーシーズン終了時点)。
Q. ドジャースのマンシーもアスレチックスにいた?
はい。2015年と2016年にアスレチックスでプレーし、2年で96試合・5本塁打でした。2018年からドジャースで中心打者になっています。
Q. 来季の開幕には間に合う?
報道では、来春のキャンプに間に合う見込みとされています。開幕に間に合うかは、まだ発表されていません。
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