ドジャースは10月15日(日本時間16日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第4戦でブルワーズに4-6で敗れ、0勝4敗で今季のポストシーズンを終えました。2024年・2025年と2年続けてワールドシリーズを制した王者の3連覇は、リーグ優勝決定シリーズでの4連敗という形で途切れました。
DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)が注目したのは、この最終戦の観客数です。MLB公式Statsに残る第4戦の観客は4万9104人。これは収容5万6000人のドジャースタジアムの87.7%にあたり、2013年以降のドジャース本拠地のポストシーズン全60試合(無観客だった2020年を除く)でいちばん少ない数字です(DiamondStats調べ)。今季のレギュラーシーズン81試合の1試合あたり(4万9805人)にも届きませんでした。
最終戦の4万9104人を今季の本拠地と比べる
今季ドジャースタジアムで行われた試合の観客数を、MLB公式Statsから並べました(2026年10月17日現在)。
| 試合 | 観客数 |
|---|---|
| リーグ優勝決定シリーズ第4戦(10月15日) | 49,104人 |
| リーグ優勝決定シリーズ第3戦(10月14日) | 50,708人 |
| 地区シリーズ第2戦(10月4日) | 50,729人 |
| 地区シリーズ第1戦(10月3日) | 50,194人 |
| ボブルヘッド配布日27試合の1試合あたり | 50,773人 |
| レギュラーシーズン全81試合の1試合あたり | 49,805人 |

短期決戦の本拠地4試合は、1試合あたり5万184人でした。これは今季のレギュラーシーズンの1試合あたりより379人多いだけです。ふだんのナイトゲームと同じ入りで、ポストシーズンらしい上積みがなかったことが数字から読めます。
最終戦の4万9104人は、今季のレギュラーシーズン81試合のうち48試合を下回る数字です。10月の崖っぷちの試合より、4月や5月の平日ナイターのほうが多く入っていた試合が半数を超えていました。
ボブルヘッド配布日との比較
ドジャースは今季、球団公式の配布イベントとして本拠地27試合でボブルヘッド人形を配りました(MLB公式Statsの試合情報から集計)。その27試合の1試合あたりは5万773人で、最終戦より1669人多いという結果です。
| 配布日 | 対戦相手 | 観客数 |
|---|---|---|
| 9月6日 ペイジーズ&キケ・ヘルナンデス「ザ・キャッチ」 | ナショナルズ | 54,211人 |
| 4月10日 大谷翔平「グレイテスト・ゲーム」第1弾 | レンジャーズ | 53,675人 |
| 6月6日 タイラー・グラスノー | エンゼルス | 53,448人 |
| 8月22日 大谷翔平「スターターシリーズ」 | パイレーツ | 53,417人 |
| 5月8日 ミゲル・ロハス「第7戦本塁打」 | ブレーブス | 51,255人 |
| リーグ優勝決定シリーズ第4戦 | ブルワーズ | 49,104人 |
ボブルヘッド配布日27試合のうち、19試合が最終戦の観客数を上回っていました。9月6日のナショナルズ戦は今季最多の5万4211人。相手がナショナルズの日曜の試合でも、人形1個でポストシーズンの最終戦より5000人以上多く集めたことになります。
ボブルヘッド配布日でさえ最終戦より多く入っていた、という数字を見ると、球場の熱気を映像で確かめたくなります。中継で試合を観る方法はこちらからどうぞ。
配布日以外の54試合の1試合あたりは4万9321人なので、人形の効果はおよそ1450人分。ポストシーズンの舞台はその効果に届かなかった、というのが今季の本拠地の実像でした。
2013年以降のポストシーズン本拠地の推移
ドジャース本拠地で行われたポストシーズンの1試合あたりの観客数を、年ごとにMLB公式Statsから起こしました。無観客だった2020年は外しています。
| 年 | 本拠地試合数 | 1試合あたり観客数 |
|---|---|---|
| 2017年 | 8試合 | 54,375人 |
| 2018年 | 8試合 | 53,542人 |
| 2019年 | 3試合 | 53,447人 |
| 2021年 | 6試合 | 52,520人 |
| 2022年 | 2試合 | 52,764人 |
| 2023年 | 2試合 | 51,551人 |
| 2024年 | 8試合 | 53,069人 |
| 2025年 | 9試合 | 51,865人 |
| 2026年 | 4試合 | 50,184人 |

ワールドシリーズまで進んだ2017年は8試合すべてが5万4000人超えで、1試合あたり5万4375人。2026年はそこから4191人減りました。2年続けて優勝した翌年の2026年が、2013年以降でいちばん低い年になっています。
1試合単位で見ると、これまでの最少は2016年地区シリーズ第4戦の4万9617人でした。今季の最終戦はそれを513人下回り、2013年以降の最少を更新しました。地区シリーズ第1戦(5万194人)も、2013年以降で3番目に少ない試合です。1年で下位3試合のうち2試合を占めたことになります。
1年で入れ替わったブルワーズとの力関係
観客数が伸びなかった背景に、相手との力関係の逆転もあります。ドジャースは2025年のリーグ優勝決定シリーズで同じブルワーズを4勝0敗で退けました。1年後、今度は同じ顔合わせで0勝4敗です。
| 年 | 対戦 | 結果 | 本拠地2試合の得点 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | ドジャース対ブルワーズ | ドジャース4勝0敗 | 3-1 5-1(2勝) |
| 2026年 | ドジャース対ブルワーズ | ブルワーズ4勝0敗 | 2-6 4-6(2敗) |
今季のレギュラーシーズンはブルワーズが103勝59敗でメジャー最高勝率、ドジャースは100勝62敗でナショナル・リーグ2位でした(MLB公式Stats)。シード順どおりの結果とも言えますが、ドジャースが1勝もできずに4連敗した展開は、本拠地の空席と重なって印象を強めました。
ドジャースは地区シリーズでブレーブスを3勝1敗で下し、3年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出していました。その地区シリーズでは投手陣が防御率2.00と踏ん張っていただけに、次のシリーズでの4失点以上が4試合中3試合という落差も大きかったといえます。
DiamondStats編集部の独自視点!
ドジャースタジアムは1試合あたりの観客数で例年メジャーの首位を争う球場です。今季も81試合で403万人を集め、1試合あたり4万9805人は2025年の4万9537人、2024年の4万8657人より増えています。レギュラーシーズンの客足は衰えていません。
変わったのはポストシーズンの「特別感」のほうです。2017年は本拠地8試合すべてが5万4000人を超えていました。今季は4試合すべてが5万1000人に届いていません。2年続けて頂点に立ち、10月の試合が毎年の行事になった球団にとって、ポストシーズンのチケットは「必ず行く夜」から「行ける夜に行く」ものに変わったように見えます。
来季の注目点は、地区シリーズ第1戦の数字です。今季の5万194人は、気温100度(摂氏38度)の午後1時開始という条件も重なりました。来季の初戦で5万2000人台に戻るなら今季は例外だったことになり、再び5万人前後なら本拠地の10月は新しい水準に入ったと見るべきでしょう。
よくある質問
Q. ドジャースは2026年のポストシーズンでどこまで進みましたか?
地区シリーズでブレーブスに3勝1敗で勝ち、ナショナル・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに0勝4敗で敗れました。最終戦は10月15日(日本時間16日)、本拠地で4-6でした。
Q. 最終戦の観客数はどのくらいでしたか?
MLB公式Statsによると4万9104人です。収容5万6000人の87.7%で、2013年以降のドジャース本拠地のポストシーズンでは最少でした(無観客の2020年を除く)。
Q. ボブルヘッド配布日と比べるとどうでしたか?
今季の配布日27試合の1試合あたりは5万773人で、最終戦より1669人多い数字です。27試合のうち19試合が最終戦の観客数を上回っていました。
Q. ドジャースタジアムの収容人数は何人ですか?
MLB公式の球場情報では5万6000人です。今季の本拠地最多は9月6日のナショナルズ戦で5万4211人でした。
まとめ
ドジャースは10月15日(日本時間16日)、ブルワーズに4連敗して今季を終えました。最終戦の観客4万9104人は、2013年以降の本拠地ポストシーズンで最少であり、今季のボブルヘッド配布日27試合の1試合あたりより1669人少ない数字です。レギュラーシーズンの客足は増えているのに、10月の上積みだけが消えました。2年続けて優勝した球団の本拠地で何が起きているかは、来季の地区シリーズ初戦の数字がはっきりさせてくれるはずです。
地区シリーズの戦いぶりはブレーブスが3年ぶりに進出したドジャースとの地区シリーズの記事で、投手陣の数字は地区シリーズ防御率2.00の記事でまとめています。ワールドシリーズはブルワーズとアメリカン・リーグ王者の対戦となり、各配信サービスで全試合を見ることができます。
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