ポストシーズンが進む10月14日、ブルージェイズはその舞台にいません。2026年のレギュラーシーズンを79勝83敗、アメリカン・リーグ東地区5位で終え、ワイルドカードにも届きませんでした。2025年は94勝68敗だったので、1年で15勝を失ったことになります。
DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsを独自に集計すると、原因は攻撃に偏っていました。投手陣は30球団の上位にいます。この記事では、どこで負けたのか、どれだけ得点を足せば勝てるのかを数字で並べます。
2026年は79勝83敗 ワイルドカードまで5ゲーム
まず、同じ東地区の最終成績です(2026年レギュラーシーズン終了時点・10月14日現在)。

| 日付 | 相手 | 球場 | スコア(ブルージェイズ-相手) | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 09/16 | タイガース | 本拠地 | 5-1 | 勝ち |
| 09/18 | レンジャーズ | 敵地 | 1-7 | 負け |
| 09/19 | レンジャーズ | 敵地 | 2-6 | 負け |
| 09/20 | レンジャーズ | 敵地 | 7-2 | 勝ち |
| 09/21 | オリオールズ | 敵地 | 3-4 | 負け |
| 09/23(第1試合) | オリオールズ | 敵地 | 2-4 | 負け |
| 09/23(第2試合) | オリオールズ | 敵地 | 2-4 | 負け |
| 09/25 | レッズ | 本拠地 | 6-5 | 勝ち |
| 09/26 | レッズ | 本拠地 | 1-5 | 負け |
| 09/27 | レッズ | 本拠地 | 5-1 | 勝ち |
| 球団 | 勝 | 敗 | 得点 | 失点 |
|---|---|---|---|---|
| レイズ | 98 | 64 | 736 | 650 |
| ヤンキース | 93 | 68 | 739 | 601 |
| レッドソックス | 87 | 75 | 689 | 611 |
| オリオールズ | 79 | 82 | 718 | 739 |
| ブルージェイズ | 79 | 83 | 648 | 694 |
アメリカン・リーグ最後のワイルドカードはホワイトソックスの84勝78敗でした。ブルージェイズとは5ゲーム差です。地区優勝のレイズとは19ゲーム差ありました。
得失点差はマイナス46です。得点と失点から勝率を見積もる方法(ピタゴラス勝率、指数1.83、DiamondStats独自試算)で計算すると、約76勝になります。実際の79勝は、接戦に恵まれた分だけ約3勝上振れていました。
攻撃は得点も本塁打も30球団中30位
次に、攻撃の順位です。
| 指標 | ブルージェイズ | リーグ1位 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 得点 | 648 | カブス 850 | 30位 |
| 本塁打 | 152 | アストロズ 226 | 30位 |
| OPS | .691 | カブス .767 | 28位 |
| 長打率 | .381 | カブス .428 | 26位 |
| 出塁率 | .310 | ブルワーズ .341 | 25位 |
| 打率 | .247 | ブルワーズ .258 | 9位 |
30球団の本塁打の平均は約186本で、ブルージェイズはそれより34本少ない数字です。得点は最下位です。次に少ない球団は655点のエンゼルスで、7点差まで迫られていました。
打率は9位 足りないのは長打と出塁
打率は9位ですが、長打率は26位、出塁率は25位です。三振は1149個で、少ない方から2番目でした。
つまり、バットには当たっています。ただ、当たった打球が長打になりにくく、四球も少なめです。安打を点に変える力が弱いチームでした。
投手陣は上位 失点は10位
一方の投手陣は、攻撃と対照的です。
| 指標 | ブルージェイズ | 順位 |
|---|---|---|
| 防御率 | 3.90 | 9位 |
| WHIP | 1.29 | 13位 |
| 奪三振 | 1410 | 10位 |
| 被本塁打 | 167 | 8位少ない |
| 失点 | 694 | 10位少ない |
失点は少ない方から10番目で、平均より約30点少ない数字です。この投手陣なら、攻撃が平均並みなら勝率5割は超えていたはずです。
本塁打の頼みは岡本和真ひとり
チーム内の本塁打は、次のとおりです。
| 順位 | 選手 | 本塁打 |
|---|---|---|
| 1 | 岡本和真 | 33 |
| 2 | ジョージ・スプリンガー | 15 |
| 3 | アレハンドロ・カーク | 10 |
| 3 | ネイサン・ルークス | 10 |
| 5 | ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア | 9 |
チーム152本のうち、岡本1人で33本でした。全体の約22%です。2位との差は18本もあり、岡本以外に15本に届いた打者はスプリンガーだけです。400打席以上ではOPSも岡本が.762で最高、スプリンガーが.726、ゲレーロ・ジュニアが.688でした。
取り戻すべき得点は75点から180点
失点を694のまま動かさないと仮定して、勝ち数ごとに必要な得点を逆算しました(ピタゴラス勝率、DiamondStats独自試算)。
| 目標 | 必要な得点 | 今季からの増加 |
|---|---|---|
| 79勝(今季) | 648 | - |
| 84勝(最後のワイルドカード水準) | 約723 | 約+75 |
| 90勝 | 約784 | 約+136 |
| 94勝(2025年の勝ち数) | 約828 | 約+180 |
2025年の得点は798でした。今季の648は、その年から150点減っています。ワイルドカード水準の723点は、30球団の中央値の721点とほぼ同じです。投手陣を動かさなくても、攻撃が平均並みになれば手が届く位置にいます。
DiamondStats編集部の独自視点!
今季の数字は、補強の優先順位をほぼ決めています。投手陣は上位、攻撃は最下位なので、足すべきは長打力です。打率は9位あるので、当てる力を足す必要はありません。
もう一つ見ておきたいのは、岡本の33本という数字です。岡本が抜けると、チームの本塁打は119本まで落ちます。1人に頼る形は、故障や不振に弱い構造です。長打を打てる打者を2人以上足してはじめて、得点は平均に戻ります。来季は、本塁打が15本を超える打者が何人増えるかが最初の目印になります。
あわせてオールMLB中間投票で大谷翔平はセカンドチーム選出 防御率1.79・26本塁打の二刀流を公式指標で検証もご覧ください。
まとめ
- 2026年のブルージェイズは79勝83敗、東地区5位で、ワイルドカードとは5ゲーム差
- 得点648と本塁打152はどちらも30球団最下位
- 防御率3.90は9位、失点694は10位で、投手陣は上位
- 84勝水準には約723点が必要で、今季より約75点多い。30球団の中央値とほぼ同じ
数字は2026年レギュラーシーズン終了時点(10月14日現在)のMLB公式Statsを、DiamondStatsが独自に集計したものです。
よくある質問
Q. ブルージェイズの2026年の成績は?
79勝83敗で、アメリカン・リーグ東地区5位でした。ポストシーズンには進めていません。2025年は94勝68敗でした。
Q. ブルージェイズの攻撃はなぜ弱かったのですか?
本塁打152本と得点648は、ともに30球団最下位でした。打率は9位ですが、長打率が26位、出塁率が25位で、安打が点につながりにくい攻撃でした。
Q. ブルージェイズの投手陣は悪かったのですか?
悪くありません。防御率3.90は9位、失点694は少ない方から10位でした。負けた原因の中心は投手陣ではなく攻撃です。
Q. ワイルドカードに届くには何点必要でしたか?
失点が同じなら、84勝水準で約723点です。今季より約75点多い計算で、30球団の中央値の721点とほぼ同じです。
Q. 今季のブルージェイズの本塁打王は誰ですか?
岡本和真が33本でチーム最多でした。2位はスプリンガーの15本で、差は18本あります。
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あわせてロッキーズが先発防御率6.28でメジャー最下位 FA補強3人の明暗をデータで検証もご覧ください。
文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)







