ブルワーズのジャクソン・チューリオ(22歳)は、ワールドシリーズ第1戦から第4戦までの4試合で10安打を打ちました。 シリーズの最初の4試合で10安打に届いたのは、1928年のベーブ・ルース(ヤンキース)以来で、98年ぶりです。ポストシーズン通算の安打は31本になりました。23歳になる前の選手では、DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)が集計した主な選手のなかで1位です(10月28日現在)。
第4戦は現地10月27日(日本時間28日)、敵地でのレイズ戦でした。チューリオは「1番・左翼」で出場し、6打数2安打(二塁打1本)。ブルワーズは延長戦の末にサヨナラ負けしましたが、シリーズは3勝1敗で、球団初の世界一に王手をかけています。
ワールドシリーズ4試合の成績はルースに並ぶ10安打
まず、ワールドシリーズ4試合の内訳です。数字はMLB公式Statsの試合ごとの記録です。
| 試合 | 日付(現地) | 打数 | 安打 | 二塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1戦 | 10月23日 | 4 | 2 | 0 | 1 |
| 第2戦 | 10月24日 | 5 | 2 | 0 | 0 |
| 第3戦 | 10月26日 | 5 | 4 | 1 | 1 |
| 第4戦 | 10月27日 | 6 | 2 | 1 | 0 |
| 合計 | 20 | 10 | 2 | 2 |
4試合とも2安打以上です。打率は.500。ヒットが出なかった試合が一つもないところに、この記録の価値があります。
1928年のベーブ・ルースと並べて比べる
98年前の記録を持っていたルースと、同じ「4試合で10安打」を比べます。
| 項目 | ベーブ・ルース(1928年) | ジャクソン・チューリオ(2026年) |
|---|---|---|
| 年齢 | 33歳 | 22歳 |
| 打数 | 16 | 20 |
| 安打 | 10 | 10 |
| 打率 | .625 | .500 |
| 本塁打 | 3 | 0 |
| シリーズの結果 | 4連勝で優勝 | 3勝1敗(10月28日現在) |
打率と本塁打はルースが上です。ただ、ルースは33歳、全盛期の大打者でした。チューリオはメジャー3年目の22歳で、11歳若い年齢で同じ安打数に届いています。1番打者のため打席が多く、20打数で10本というのも、出塁が仕事の1番として十分な数字です。
23歳になる前のポストシーズン通算安打ランキング
ポストシーズン通算31安打は、報道では23歳未満の歴代最多とされています。DiamondStatsでも、主な若手選手の記録をMLB公式Statsの試合ごとの記録から数えました(23歳の誕生日の前日までの試合を合算。DiamondStats独自集計)。
| 順位 | 選手 | 23歳前のポストシーズン安打 | 打数 |
|---|---|---|---|
| 1 | ジャクソン・チューリオ | 31 | 99 |
| 2 | アンドリュー・ジョーンズ | 30 | 128 |
| 3 | デレク・ジーター | 22 | 61 |
| 4 | ロナルド・アクーニャJr. | 21 | 80 |
| 5 | フアン・ソト | 18 | 65 |
| 5 | ミゲル・カブレラ | 18 | 68 |
| 5 | フランシスコ・リンドーア | 18 | 58 |
| 8 | ミッキー・マントル | 16 | 58 |
| 8 | アディソン・ラッセル | 16 | 76 |
| 10 | ジョー・ディマジオ | 15 | 48 |
※10月28日現在。集計したのは主な選手で、全選手を網羅した順位ではありません。
2位のアンドリュー・ジョーンズとの差は1本だけです。ただ、打数はジョーンズより29も少なく、少ない打席で上回りました。3位のジーターとは9本差。この年代では、ずば抜けた本数です。
3年間のポストシーズン成績の移り変わり
| 年 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 | 3 | 11 | 5 | 2 | .455 |
| 2025年 | 9 | 33 | 10 | 2 | .303 |
| 2026年 | 12 | 55 | 16 | 2 | .291 |
| 通算 | 24 | 99 | 31 | 6 | .313 |
今季は12試合で16安打、打率.291、出塁率.310、長打率.436、2本塁打、9打点、3盗塁です(10月28日現在)。シリーズ別に見ると、パドレスとのシリーズは16打数3安打、ドジャースとのシリーズは19打数3安打でした。そこからワールドシリーズで20打数10安打と、大舞台で一気に調子を上げています。
レギュラーシーズンの月別の本塁打は次のとおりです(MLB公式Stats)。

チームがワールドシリーズを勝ち上がるまでの流れは、ブルワーズが2死から8得点を挙げた試合の記事でも数字を追っています。
DiamondStats編集部の独自視点!
注目したいのは、安打の本数よりも「止まらなさ」です。ドジャースとのシリーズでは19打数3安打と苦しみましたが、ワールドシリーズに入ってからは全試合で複数安打です。
第5戦でもう1本打てば、最初の5試合でルースの本数を超えることになります。4試合続いている1番打者の連続複数安打が、王手をかけたブルワーズの勢いを支えています。
第5戦でチューリオがもう1本打つ場面を、自分の目で確かめたい方もいるはずです。ワールドシリーズの中継は、こちらから探せます。
ワールドシリーズの勝ち方については、ブルワーズの3勝0敗を得失点差で見た記事でもまとめています。
まとめ
- ジャクソン・チューリオは、ワールドシリーズ4試合で10安打(打率.500)。最初の4試合で10安打は1928年のルース以来
- ポストシーズン通算31安打。DiamondStatsの集計では、23歳前の選手で1位(2位はアンドリュー・ジョーンズの30本)
- ブルワーズは3勝1敗で、球団初の世界一に王手(10月28日現在)
レイズとの対戦の前評判は、レイズ対ブルワーズのワールドシリーズの勝率の記事で比べています。
よくある質問
Q. ジャクソン・チューリオのワールドシリーズの成績は?
第1戦から第4戦までで20打数10安打、打率.500、二塁打2本、2打点です(10月28日現在)。
Q. ベーブ・ルースが持っていた記録とは?
1928年のワールドシリーズで、最初の4試合で10安打を打った記録です。この年のルースは16打数10安打、3本塁打でした。
Q. チューリオのポストシーズン通算安打は何本?
24試合で31安打、打率.313、6本塁打、20打点です(10月28日現在)。
Q. 23歳になる前のポストシーズン安打で2位は誰?
DiamondStatsの集計では、アンドリュー・ジョーンズの30本が2位です。チューリオとは1本差です。
Q. ブルワーズのワールドシリーズの対戦成績は?
レイズに3勝1敗で、球団初の世界一に王手をかけています(10月28日現在)。
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