ブルワーズは現地時間10月23日、右肩の炎症で60日の負傷者リストに入っていたブランドン・ウッドラフ(33歳)をリストから外し、レイズとのワールドシリーズの出場登録に加えました。7月5日に負傷者リストに入ってから110日ぶりの復帰です。
DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsを集計すると、ウッドラフはブルワーズのワールドシリーズ登録投手13人の中で最年長です。投手13人の平均年齢は28.0歳で、相手のレイズ(12人・平均31.9歳)より約4歳若くなっています。
7月4日の降板試合 速球は平均90.0マイルまで落ちていた
最後の登板は7月4日のダイヤモンドバックス戦です。3回2/3で降板し、翌日に負傷者リストに入りました。

公式の試合記録から、フォーシームの平均球速を試合ごとに並べました。
| 登板日(2026年) | 相手 | フォーシーム平均 | 最速 | 投球数 |
|---|---|---|---|---|
| 3月31日 | レイズ | 93.1マイル(約150キロ) | 95.1マイル | 67 |
| 6月22日 | レッズ | 91.6マイル(約147キロ) | 93.6マイル | 79 |
| 6月28日 | カブス | 92.0マイル(約148キロ) | 94.1マイル | 84 |
| 7月4日 | ダイヤモンドバックス | 90.0マイル(約145キロ) | 92.5マイル | 61 |

※DiamondStats調べ。MLB公式Statsの1球ごとの記録から集計
開幕戦と比べると、7月4日は平均で3.1マイル(約5キロ)遅くなっています。チェンジアップも平均79.9マイルで、ほかの3試合(83.0〜84.5マイル)より3マイル以上遅い数字でした。
報道では、一時は手術も検討されたものの、検査で回復が確認されてリハビリに戻ったとされています。
故障前の9先発は防御率2.98 復帰後の3試合は1.76
今季の成績を、5月の負傷者リスト入りの前と後で分けました(10月24日現在)。
| 期間 | 先発 | 投球回 | 自責点 | 防御率 | 奪三振 | 被安打 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3月31日〜4月30日 | 6 | 30 | 12 | 3.60 | 25 | 24 |
| 6月22日〜7月4日 | 3 | 15回1/3 | 3 | 1.76 | 22 | 4 |
| 2026年合計 | 9 | 45回1/3 | 15 | 2.98 | 47 | 28 |
※期間ごとの防御率はDiamondStats調べ
6月22日のレッズ戦は6回を1安打0失点、10奪三振でした。復帰後の3試合は15回1/3で被安打4です。WHIP(1イニングあたりに出した走者の数)は今季0.84でした。
肩の痛みが出る直前まで、内容はむしろ良くなっていたことが数字から分かります。
2024年は0先発 4年続けて肩と戦ってきた
ウッドラフは2017年にブルワーズでデビューし、ずっとこの球団で投げてきました。年ごとの先発数を見ると、ここ4年の苦しさがはっきりします。
| 年 | 先発 | 投球回 | 防御率 | 奪三振 | 負傷者リストの理由(MLB公式の記録) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 30 | 179回1/3 | 2.56 | 211 | ― |
| 2022 | 27 | 153回1/3 | 3.05 | 190 | ― |
| 2023 | 11 | 67 | 2.28 | 74 | 右肩の炎症 |
| 2024 | 0 | 0 | ― | ― | 右肩の手術 |
| 2025 | 12 | 64回2/3 | 3.20 | 83 | 手術からの回復・右の広背筋 |
| 2026 | 9 | 45回1/3 | 2.98 | 47 | 右肩の炎症(2回) |
2023年からの4年間で先発は合計32試合です。2021年の1年分(30試合)とほとんど同じです。
それでも、投げた試合の防御率は4年とも3.20以下でした。通算でも151試合で55勝30敗、防御率3.10、奪三振918です。
ポストシーズンは通算8登板 奪三振は投球回の1.4倍
ポストシーズンで最後に投げたのは2021年の地区シリーズです。2023年と2025年はけがで登板がありませんでした。
| 年 | 登板 | 先発 | 投球回 | 防御率 | 奪三振 | 与四球 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018 | 4 | 1 | 12回1/3 | 2.19 | 20 | 3 |
| 2019 | 1 | 1 | 4 | 2.25 | 3 | 0 |
| 2020 | 1 | 1 | 4回2/3 | 5.79 | 9 | 0 |
| 2021 | 2 | 1 | 7回1/3 | 3.68 | 8 | 1 |
| 通算 | 8 | 4 | 28回1/3 | 3.18 | 40 | 4 |
※通算防御率はDiamondStats調べ(自責点10を投球回から計算)
28回1/3で40奪三振、9イニングあたり12.7個です。与四球は4つだけでした。2018年は救援でも投げていて、短いイニングを任されたこともあります。
投手陣の平均28.0歳 ウッドラフが最年長
10月24日朝の時点で、ワールドシリーズに登録されているブルワーズの投手13人の年齢と今季成績です。
| 投手 | 年齢 | 今季の登板(先発) | 防御率 |
|---|---|---|---|
| ブランドン・ウッドラフ | 33 | 9(9) | 2.98 |
| トレバー・メギル | 32 | 63(0) | 2.63 |
| アントニオ・センザテーラ | 31 | 23(0) | 5.14 |
| ジョジョ・ロメロ | 30 | 11(0) | 3.38 |
| ダスティン・メイ | 29 | 10(10) | 5.65 |
| ジェイコブ・ミジオロウスキー | 24 | 30(30) | 1.80 |
| ローガン・ヘンダーソン | 24 | 18(18) | 2.47 |
※13人のうち7人を掲載。成績はブルワーズ以外の分を含まない場合あり
先発陣の柱になったミジオロウスキーとヘンダーソンは、ともに24歳です。ミジオロウスキーは174回2/3で252奪三振、防御率1.80でした。
ブルワーズは今季、球団新記録の103勝59敗でした。ポストシーズンもパドレスに3勝1敗、ドジャースに4勝0敗の7勝1敗で勝ち上がっています。103勝の中身はブルワーズが103勝でワールドシリーズへでもまとめています。
DiamondStats編集部の独自視点!
110日ぶりに戻ってくる投手に、長いイニングを期待するのは難しいところです。それでも、ポストシーズンで9イニングあたり12.7個の三振を奪ってきた実績は、ブルワーズの投手陣でほかに持っている人がいません。
注目は、肩を痛める前の水準に球速が戻っているかです。開幕戦のフォーシームは平均93.1マイルでした。登板があれば、最初の数球の球速が92マイルを超えるかどうかを見てください。
レイズとの力関係は、レイズ対ブルワーズのワールドシリーズ 勝率はで数字を並べています。
まとめ
- ウッドラフは現地10月23日に負傷者リストから外れ、110日ぶりに出場登録された
- 最後の登板の7月4日は、フォーシームの平均が開幕戦より3.1マイル遅かった
- 今季は9先発で防御率2.98。肩を痛める直前の3試合は防御率1.76だった
- ポストシーズン通算は8登板28回1/3で40奪三振
- 平均28.0歳のブルワーズ投手陣の中で、33歳のウッドラフが最年長
古巣と戦う投手の話はフレディ・ペラルタが古巣ブルワーズとワールドシリーズへでも取り上げています。
データはMLB公式Statsを独自に集計しています。
よくある質問
Q. ウッドラフはいつ負傷者リストから戻った?
現地時間10月23日です。7月5日に右肩の炎症で負傷者リストに入り、110日ぶりに戻りました。
Q. ウッドラフの2026年の成績は?
9試合すべて先発で2勝2敗、防御率2.98、45回1/3で47奪三振です(10月24日現在)。
Q. ウッドラフのポストシーズン通算成績は?
2018〜2021年に8試合(先発4)で投げ、28回1/3で40奪三振、防御率3.18です(DiamondStats調べ)。
Q. ブルワーズの投手陣は何歳くらい?
ワールドシリーズ登録の投手13人の平均は28.0歳です。最年長は33歳のウッドラフ、最年少は24歳のミジオロウスキーとヘンダーソンです。
Q. ブルワーズの今季の成績は?
レギュラーシーズンは球団新記録の103勝59敗でした。ポストシーズンは7勝1敗でワールドシリーズに進みました。
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ウッドラフが登板するかどうかは、試合を観て確かめるのがいちばんです。ワールドシリーズを中継で観たい方は、こちらから番組を探せます。







