日本時間10月24日(米国時間23日)、ワールドシリーズ第1戦でブルワーズがレイズを3-2で破り、先勝しました。勝ちを支えたのは28歳の左腕アーロン・アシュビーです。2-1の7回途中から登板し、1回2/3を20球、被安打0、3奪三振に抑えました。
これで今季ポストシーズンは7試合14回を投げて自責点0です。米国の識者からも「史上屈指」と称える声が出ています。DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsを集計したところ、14回は今季ポストシーズンに投げた救援投手の中で最も多いイニングでした。
ワールドシリーズ第1戦 ブルワーズ投手陣の継投
先発のジェイコブ・ミジオロウスキーが5回1失点。そのあとを3人の救援投手がつなぎました。
| 投手 | 投球回 | 被安打 | 失点 | 奪三振 | 球数 | 記録 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ジェイコブ・ミジオロウスキー | 5.0 | 4 | 1 | 3 | 78 | 勝利 |
| エブナー・ウリベ | 1.1 | 1 | 0 | 2 | 15 | ホールド |
| アーロン・アシュビー | 1.2 | 0 | 0 | 3 | 20 | ホールド |
| トレバー・メギル | 1.0 | 2 | 1 | 1 | 20 | セーブ |
※MLB公式Statsより。日本時間10月24日の試合
点差が1点だった7回途中から8回まで、アシュビーは打者5人を完璧に抑えました。ブルワーズはその7回裏に3点目を取っています。9回にメギルが1点を返されたことを考えると、この追加点を守った5つのアウトは大きな意味を持ちました。
ポストシーズン7登板 全試合で自責点0
アシュビーの今季ポストシーズンの登板を並べました。7試合とも自責点0で、3回を投げた試合も2つあります。

| 日本時間 | 相手 | 投球回 | 被安打 | 四球 | 奪三振 | 球数 | 記録 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10月4日 | パドレス | 1.2 | 0 | 0 | 1 | 23 | ― |
| 10月5日 | パドレス | 1.0 | 2 | 0 | 1 | 12 | ― |
| 10月8日 | パドレス | 3.0 | 0 | 2 | 3 | 38 | 勝利 |
| 10月12日 | ドジャース | 2.0 | 0 | 1 | 1 | 26 | ホールド |
| 10月13日 | ドジャース | 1.2 | 0 | 0 | 2 | 21 | セーブ |
| 10月16日 | ドジャース | 3.0 | 2 | 0 | 3 | 39 | セーブ |
| 10月24日 | レイズ | 1.2 | 0 | 0 | 3 | 20 | ホールド |
| 合計 | 14.0 | 4 | 3 | 14 | 179 | 1勝2セーブ2ホールド |
※日付は米国の試合日に1日を足した日本時間
ブルワーズの今季ポストシーズンは8勝1敗で、アシュビーはそのうち7試合に投げています。勝利・セーブ・ホールドのどれかが付いた試合は5つ。地区シリーズからワールドシリーズまで、すべてのラウンドで勝ちに関わる場面を任されました。
被打率は.093(43打数4安打)、本塁打は0本です。前の投手が残した走者2人も、1人も還していません。
今季ポストシーズンの救援投手 投球回トップ10
先発しなかった投手を投球回の多い順に並べました(日本時間10月24日現在)。
| 順位 | 投手 | 球団 | 登板 | 投球回 | 防御率 | 奪三振 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | アーロン・アシュビー | ブルワーズ | 7 | 14.0 | 0.00 | 14 |
| 2 | ケイド・スミス | ガーディアンズ | 9 | 11.1 | 2.38 | 14 |
| 3 | ハンター・ギャディス | ガーディアンズ | 9 | 8.2 | 2.08 | 8 |
| 3 | グラント・テイラー | ホワイトソックス | 5 | 8.2 | 4.15 | 11 |
| 5 | エリック・サブロウスキー | ガーディアンズ | 8 | 8.1 | 4.32 | 9 |
| 6 | エブナー・ウリベ | ブルワーズ | 8 | 7.2 | 2.35 | 8 |
| 7 | イアン・シーモア | レイズ | 6 | 7.1 | 3.68 | 10 |
| 8 | ブライアン・ベイカー | レイズ | 7 | 7.0 | 0.00 | 6 |
| 8 | ディディエル・フエンテス | ブレーブス | 5 | 7.0 | 3.86 | 5 |
| 10 | トレバー・メギル | ブルワーズ | 6 | 6.2 | 1.35 | 7 |
※DiamondStats独自集計(MLB公式Statsの今季ポストシーズン成績から先発0試合の投手を抽出)

2位のケイド・スミスとは2回2/3の差があります。しかもスミスより2試合少ない登板です。1試合平均は2.0回になり、1イニングで交代する今の救援の使い方から見ると、長いイニングを任されているのが分かります。
自責点0で7回以上投げた救援投手は、アシュビーとレイズのブライアン・ベイカーの2人だけです。ベイカーは7回なので、アシュビーはその倍を投げています。
レギュラーシーズンからの変化
アシュビーはレギュラーシーズンで75試合に投げ、防御率3.12でした。ポストシーズンで数字がどう変わったかを比べます。
| 項目 | 2026年レギュラーシーズン | 2026年ポストシーズン | 差 |
|---|---|---|---|
| 登板 | 75 | 7 | ― |
| 投球回 | 89.1 | 14.0 | ― |
| 防御率 | 3.12 | 0.00 | -3.12 |
| WHIP | 1.31 | 0.50 | -0.81 |
| 被打率 | .225 | .093 | -.132 |
| 9回あたり奪三振 | 11.69 | 9.00 | -2.69 |
| 引き継いだ走者の生還率 | 45.8%(24人中11人) | 0%(2人中0人) | ― |
※MLB公式Stats。生還率はDiamondStats調べ
奪三振の割合はむしろ下がりました。それでも打たれていません。アウト26個の内訳はゴロ12、フライ14で、三振に頼らずに打球を打ち取っています。目立つのは四死球の少なさで、打者47人に四球3、死球0です。
過去のポストシーズンとの比較
アシュビーのポストシーズン登板は今年が4度目です。
| 年 | 登板 | 投球回 | 防御率 | 奪三振 | 四球 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 2 | 2.2 | 6.75 | 3 | 2 |
| 2024年 | 1 | 0.0 | ― | 0 | 2 |
| 2025年 | 7 | 6.2 | 5.40 | 7 | 6 |
| 2026年 | 7 | 14.0 | 0.00 | 14 | 3 |
※MLB公式Stats
2025年までの3回の合計は9回1/3でした。今年1年でその1.5倍を投げ、自責点は0です。去年は同じ7登板で四球6でしたが、今年は倍のイニングで四球3に減りました。
ブルワーズの今季103勝をデータで見た記事はブルワーズが103勝でワールドシリーズへにまとめています。
DiamondStats編集部の独自視点!
アシュビーは2022年に19試合に先発した投手です。長いイニングを投げられる体力が、ポストシーズンの「2回、3回を任せる」使い方にぴったり合いました。
ただ、短い期間で14回は軽くありません。第2戦以降も同じ使い方が続くのか、それとも休ませるのか。ブルワーズの球団初のワールドシリーズ制覇は、この左腕の残りのイニングの使い方に左右されそうです。
第1戦の前に両球団の力を比べた記事はレイズ対ブルワーズのワールドシリーズです。
まとめ
- 日本時間10月24日のワールドシリーズ第1戦で、アシュビーは1回2/3を無安打無失点、3奪三振
- 今季ポストシーズンは7試合14回で自責点0、被打率.093
- 14回は今季ポストシーズンの救援投手で最多。2位とは2回2/3の差
- レギュラーシーズンより奪三振の割合は下がったが、四死球が少なく打球を打ち取っている
よくある質問
Q. アーロン・アシュビーの2026年ポストシーズン成績は?
7試合に投げて14回、防御率0.00、14奪三振、四球3です。1勝2セーブ2ホールドを記録しています(日本時間10月24日現在)。
Q. アーロン・アシュビーは何歳?
1998年5月24日生まれの28歳です。左投げで、2021年にブルワーズでメジャーデビューしました。
Q. ワールドシリーズ第1戦の結果は?
ブルワーズがレイズに3-2で勝ちました。勝利投手はミジオロウスキー、セーブはメギル、敗戦投手はレイズのニック・マルティネスです。
Q. ブルワーズはワールドシリーズで優勝したことがある?
まだありません。今回勝てば球団初のワールドシリーズ制覇です。
Q. アシュビーの2026年レギュラーシーズン成績は?
75試合に投げて89回1/3、防御率3.12、116奪三振、15ホールド、4セーブでした。
ワールドシリーズを見るには
第2戦は日本時間10月25日に予定されています。国内での中継や配信の予定は、各放送局・配信サービスの番組表で確かめてください。ブルワーズの今季の勝ち方はブルワーズの球団新103勝をピタゴラス勝率で徹底分析でも読めます。
データはMLB公式Statsを独自に集計
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アシュビーが投げるブルワーズのワールドシリーズは、第2戦以降も続きます。試合を中継で観たい方は、こちらから番組を探してみてください。







