日本時間10月28日(現地27日)のワールドシリーズ第4戦で、ブルワーズのアーロン・アシュビーがレイズ打線を2回1/3、無安打無失点に抑えました。これで今季のポストシーズンは9試合18回を投げて失点0です。報道では、リリーフ投手のポストシーズン連続無失点イニングの新記録とされています。
DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsで今季ポストシーズンの全9登板を集計した結論:18回で許した走者は8人(5安打・3四球)、奪三振は20。過去3度のポストシーズン(計9回1/3で自責点8)とはまったく別の投手になっています。
試合はレイズが延長12回にサヨナラで4-3と勝ち、シリーズはブルワーズの3勝1敗です。アシュビーが投げている間は、どちらも点が入りませんでした。
全9登板の内訳|3つのシリーズで失点0
地区シリーズのパドレス戦から始まり、リーグ優勝決定シリーズではドジャース打線、ワールドシリーズではレイズ打線を相手に、失点0が続いています。

| 試合日(現地) | シリーズ | 相手 | 投球回 | 安打 | 失点 | 奪三振 | 球数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10月3日 | 地区シリーズ第1戦 | パドレス | 1回2/3 | 0 | 0 | 1 | 23 |
| 10月4日 | 地区シリーズ第2戦 | パドレス | 1回 | 2 | 0 | 1 | 12 |
| 10月7日 | 地区シリーズ第4戦 | パドレス | 3回 | 0 | 0 | 3 | 38 |
| 10月11日 | リーグ優勝決定シリーズ第1戦 | ドジャース | 2回 | 0 | 0 | 1 | 26 |
| 10月12日 | リーグ優勝決定シリーズ第2戦 | ドジャース | 1回2/3 | 0 | 0 | 2 | 21 |
| 10月15日 | リーグ優勝決定シリーズ第4戦 | ドジャース | 3回 | 2 | 0 | 3 | 39 |
| 10月23日 | ワールドシリーズ第1戦 | レイズ | 1回2/3 | 0 | 0 | 3 | 20 |
| 10月24日 | ワールドシリーズ第2戦 | レイズ | 1回2/3 | 1 | 0 | 3 | 28 |
| 10月27日 | ワールドシリーズ第4戦 | レイズ | 2回1/3 | 0 | 0 | 3 | 31 |
(データはMLB公式Statsを独自に集計・10月28日現在)
9登板のうち6登板は無安打でした。3回を投げた試合も2つあり、1イニングだけの使い方ではありません。9登板の球数は合計238球で、1イニングあたり約13.2球(DiamondStats調べ)です。
相手別に比べる|ワールドシリーズで三振が増えた
| 相手 | 登板 | 投球回 | 安打 | 奪三振 | 失点 |
|---|---|---|---|---|---|
| パドレス | 3 | 5回2/3 | 2 | 5 | 0 |
| ドジャース | 3 | 6回2/3 | 2 | 6 | 0 |
| レイズ | 3 | 5回2/3 | 1 | 9 | 0 |
(10月28日現在・DiamondStats独自集計)
レイズ戦の3登板では、17個のアウトのうち9個が三振でした。シリーズが進んでも、相手打線は対応できていません。
レイズ戦の3登板で三振が増えたアシュビーの投球は、ぜひ映像で確かめたいところです。ワールドシリーズの中継は、こちらから探せます。
ドジャースは、このリーグ優勝決定シリーズで0勝4敗の敗退でした。シリーズ全体の数字はドジャースが初の0勝4敗 リーグ優勝決定シリーズにまとめています。
過去のポストシーズンと比べる|自責点8から0へ
アシュビーは、これまでのポストシーズンで苦しんできた投手です。

| 年 | 登板 | 投球回 | 自責点 | 防御率 | 奪三振 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 2 | 2回2/3 | 2 | 6.75 | 3 |
| 2024年 | 1 | 0回 | 2 | -.-- | 0 |
| 2025年 | 7 | 6回2/3 | 4 | 5.40 | 7 |
| 2026年 | 9 | 18回 | 0 | 0.00 | 20 |
(MLB公式Stats・2026年は10月28日現在)
2025年までの3度のポストシーズンは、合わせて10登板で9回1/3を投げ、自責点8でした。防御率に直すと7.71(DiamondStats調べ)です。今季は、その約2倍のイニングを投げて失点0です。
レギュラーシーズン(75登板・89回1/3・防御率3.12・WHIP1.31)と比べても、今季のポストシーズンのWHIPは0.44と、走者の出し方がまったく違います。
| 指標 | 2026年レギュラーシーズン | 2026年ポストシーズン |
|---|---|---|
| 防御率 | 3.12 | 0.00 |
| WHIP | 1.31 | 0.44 |
| 9イニングあたりの奪三振 | 11.7 | 10.0 |
(10月28日現在・9イニングあたりの奪三振はDiamondStats調べ)
三振の割合はほぼ同じです。変わったのは、安打と四球が減ったことです。
ブルワーズ救援陣の中での位置|投球回が抜けている
| 投手 | 登板 | 投球回 | 失点 | 防御率 | 奪三振 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アーロン・アシュビー | 9 | 18回 | 0 | 0.00 | 20 | 0.44 |
| エイブナー・ウリベ | 10 | 11回 | 3 | 1.64 | 11 | 1.27 |
| DL・ホール | 6 | 8回 | 0 | 0.00 | 4 | 0.75 |
| トレバー・メギル | 7 | 7回 | 1 | 1.29 | 8 | 0.86 |
| ジョジョ・ロメロ | 6 | 7回1/3 | 1 | 1.23 | 10 | 0.55 |
▶この場面の映像を見るMLB公式サイト(別のタブで開きます)
(2026年ポストシーズン・10月28日現在)
失点0の救援投手はホールもいますが、投球回はアシュビーが2倍以上です。ブルワーズの救援陣は、地区シリーズからずっと厚い層で勝ってきました。救援陣の球速の話はブルワーズ救援陣が6回無失点 速球98.02マイルでも取り上げています。
DiamondStats編集部の独自視点!
アシュビーの18回は、1イニングだけの火消しを積み上げた数字ではありません。3回を投げた試合が2つあり、第4戦も延長に入る前後の大事な場面で2回1/3を任されました。
ブルワーズはあと1勝で世界一です。第5戦(現地10月28日)以降も、同点や1点差の場面では、まずアシュビーの名前が出てくるはずです。連続無失点が19回、20回と伸びるのか。それとも、ここで止まるのか。どちらになっても、ワールドシリーズの結果を左右する数字です。
アシュビーが14回まで自責点0だった時点の記事は、アーロン・アシュビーがポストシーズン14回自責点0です。そこから4回分、記録が伸びています。
まとめ
- 日本時間10月28日(現地27日)のワールドシリーズ第4戦で2回1/3無失点。今季のポストシーズンは9試合18回で失点0
- 18回で5安打・3四球・20奪三振。9登板のうち6登板が無安打
- 2025年までのポストシーズンは9回1/3で自責点8。今季は別の投手のような数字
- ブルワーズ救援陣の中でも、投球回はいちばん多い
よくある質問
Q. アシュビーは今季のポストシーズンで何イニング無失点ですか?
9試合に投げて18回を失点0です(10月28日現在・MLB公式Stats)。
Q. アシュビーの今季ポストシーズンの奪三振はいくつですか?
18回で20個です。ワールドシリーズのレイズ戦3登板だけで9個を奪っています。
Q. 過去のポストシーズンのアシュビーの成績は?
2021年・2024年・2025年の3度で、合わせて10登板、9回1/3、自責点8でした。
Q. ワールドシリーズ第4戦はどちらが勝ちましたか?
レイズが延長12回にサヨナラで4-3と勝ちました。シリーズはブルワーズの3勝1敗です(10月28日現在)。
Q. アシュビーのレギュラーシーズンの成績は?
2026年は75登板で89回1/3、防御率3.12、116奪三振、13勝3敗でした。
ワールドシリーズの続きは、試合が終わるたびにDiamondStatsで数字を更新していきます。ブルワーズ打線の数字はブルワーズの出塁率.347が2025年ドジャースもあわせてどうぞ。
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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)







