ブルワーズの新人遊撃手クーパー・プラット(22歳)が、日本時間10月29日(現地10月28日)のワールドシリーズ第5戦(対レイズ)で、前日の第4戦から続く6打席連続安打を記録しました。報道では、ワールドシリーズの連続安打として歴代2位タイ、新人では最長とされています。
ブルワーズはこの試合に4-1で勝ち、4勝1敗でシリーズを制しました。4点のうち2点はプラットの打点です。
DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsで6本の安打を1本ずつ調べました。打った相手は6本とも別の投手です。特定の投手に強かったのではなく、どの投手からも打っていました。
6打席連続安打の全打席を公式データで確認
連続安打は第4戦の2打席目から始まりました。第4戦は延長12回の試合で、5打数4安打。第5戦は最初の2打席で2安打です。

| 試合 | 回 | 結果 | 相手投手 | 打球速度 |
|---|---|---|---|---|
| 第4戦 | 4回 | 二塁打(1打点) | グリフィン・ジャックス | 98.9マイル |
| 第4戦 | 6回 | 単打 | ニック・マルティネス | 79.4マイル |
| 第4戦 | 9回 | 単打 | ブライアン・ベイカー | 93.9マイル |
| 第4戦 | 12回 | 本塁打(1打点) | イアン・シーモア | 99.1マイル |
| 第5戦 | 2回 | 単打(1打点) | ドリュー・ラスムッセン | 94.3マイル |
| 第5戦 | 5回 | 単打 | ケビン・ケリー | 87.6マイル |
※MLB公式Statsより DiamondStats集計
6本の打球速度の平均は92.2マイル(約148キロ)です。95マイル以上の強い当たりは3本ありました。
第4戦12回の本塁打は飛距離396フィート(約121メートル)。勝ち越しの一打でしたが、ブルワーズはその裏にサヨナラ負けしています。この試合については、ブルワーズがワールドシリーズ12回サヨナラ負けで詳しく書いています。
連続安打は、第5戦6回の犠牲フライ(打数には数えない)をはさみ、9回のライナーで止まりました。
2試合で8打数6安打 ワールドシリーズ打率は.421
第4戦と第5戦の2試合では8打数6安打(打率.750)、打点は4でした。

ワールドシリーズ5試合の成績もまとめました(10月29日現在)。
| 試合 | 打数 | 安打 | 二塁打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1戦 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
| 第2戦 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 |
| 第3戦 | 5 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 |
| 第4戦 | 5 | 4 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 |
| 第5戦 | 3 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
| 計 | 19 | 8 | 2 | 1 | 7 | 2 | 3 |
※MLB公式Statsより DiamondStats集計
5試合合計では打率.421・出塁率.455・長打率.684です(DiamondStats集計)。
第1戦は無安打でした。最初の2試合は6打数1安打です。後半の3試合で13打数7安打と上げており、シリーズが進むほど打っていました。
ポストシーズンは打つたびに打率が上がった
ポストシーズン全体を相手ごとに分けると、勝ち上がるたびに打率が上がっています(10月29日現在)。
| 相手 | 試合 | 打数 | 安打 | 打率 |
|---|---|---|---|---|
| パドレス | 4 | 15 | 4 | .267 |
| ドジャース | 4 | 14 | 5 | .357 |
| レイズ(ワールドシリーズ) | 5 | 19 | 8 | .421 |
| ポストシーズン計 | 13 | 48 | 17 | .354 |
詳しくはジャクソン・チューリオがワールドシリーズ4試合10安打 ルース以来98年ぶりの記録を検証でまとめています。
※MLB公式Statsより DiamondStats集計
ポストシーズン7打点は、7点ともワールドシリーズで挙げたものです。パドレスとドジャースとの8試合では打点がありませんでした。
ドジャースを4連勝で破った地区優勝決定シリーズ(リーグ優勝決定シリーズ)までの流れは、ブルワーズがワールドシリーズ3勝0敗でも取り上げています。
レギュラーシーズンとの比較 打率は1割以上アップ
プラットのメジャー初出場は今年6月16日です。レギュラーシーズンは74試合に出ました。
| 期間 | 試合 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 本塁打 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| レギュラーシーズン | 74 | .281 | .350 | .368 | .718 | 3 |
| ポストシーズン計 | 13 | .354 | .373 | .479 | .852 | 1 |
| ワールドシリーズ | 5 | .421 | .455 | .684 | 1.139 | 1 |
※10月29日現在・MLB公式Statsより DiamondStats集計
ワールドシリーズの打率はレギュラーシーズンより.140高く、長打率は.316高いです。
レギュラーシーズンの長打は二塁打7本・本塁打3本で、長打は多くありませんでした。19盗塁が示すとおり、足で稼ぐ打者です。そのプラットが、ワールドシリーズでは19打数で長打を3本打っています。
三振も減っています。レギュラーシーズンは266打席で48三振(約18.0%)でしたが、ワールドシリーズは22打席で3三振(約13.6%)でした。
DiamondStats編集部の独自視点!
6打席連続安打は、6人の別々の投手から打ったものです。先発、救援、延長の投手と、球速も球種も違う相手でした。
レイズは投手を次々に替えて目先を変えるのが得意な球団です。その継投に対して、6人続けて結果を出しました。22歳の新人がこれをやったことが、今回の記録でいちばん価値のある点だと編集部は考えます。
もう1つ注目したいのは、レギュラーシーズンでは少なかった長打です。来季の開幕から長打が増えるかどうかが、この秋の打撃が本物かを見分けるポイントになります。
まとめ
- クーパー・プラットが、第4戦から第5戦にかけて6打席連続安打
- 6本は別々の6投手から打った。打球速度の平均は92.2マイル
- 第4戦と第5戦の2試合で8打数6安打・4打点
- ワールドシリーズは打率.421・7打点。7打点はポストシーズンの全打点
- レギュラーシーズン打率.281から、ポストシーズンは相手が変わるたびに打率が上がった
ブルワーズのワールドシリーズは、第1戦の記事から順に読むと、プラットの打撃がどう変わったかが分かります。
よくある質問
Q. クーパー・プラットの6打席連続安打はいつ記録された?
日本時間10月28日の第4戦(4安打)から、10月29日の第5戦(2安打)にかけて記録しました。相手はどちらもレイズです。
Q. クーパー・プラットのワールドシリーズの成績は?
5試合で19打数8安打、打率.421、1本塁打、7打点です(10月29日現在・MLB公式Stats)。
Q. クーパー・プラットは新人?
はい。メジャー初出場は2026年6月16日です。レギュラーシーズンは74試合で打率.281、3本塁打、19盗塁でした。
Q. ワールドシリーズの連続安打の記録は?
報道では、プラットの6打席連続安打はワールドシリーズ歴代2位タイで、新人では最長とされています。
Q. 2026年のワールドシリーズはどちらが勝った?
ブルワーズがレイズに4勝1敗で勝ちました。第5戦は4-1で、4点のうち2点はプラットの打点です。
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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)







