ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、ナショナル・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに4戦全敗した敗戦について、あらためて完敗を認めました。報道では「われわれは腹を空かせていたが、ブルワーズは飢えていた」と語り、相手の戦いぶりをたたえています。
結論から書くと、ドジャースが負けたのは打線が止まったからです。4試合の得点は合計11点(1試合2.75点)、チーム打率は.185、本塁打は1本だけでした。DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsで4試合を集計すると、ブルワーズとの差がはっきり見えてきます。
ナショナル・リーグ優勝決定シリーズ4試合の結果
シリーズは日本時間10月12日から16日に行われました。ドジャースは4試合とも4点以下に抑えられています。

| 試合 | 日本時間 | 球場 | スコア(ドジャース-ブルワーズ) |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | 10月12日 | ミルウォーキー | 1-2 |
| 第2戦 | 10月13日 | ミルウォーキー | 4-7 |
| 第3戦 | 10月15日 | ロサンゼルス | 2-6 |
| 第4戦 | 10月16日 | ロサンゼルス | 4-6 |
本拠地に戻った第3戦・第4戦も流れは変わりませんでした。1点差は第1戦だけです。残りの3試合は2点以上の差がついていました。
打撃成績の比較:打率.185と.250、本塁打1本と7本
4試合の打撃成績を両チームで並べました(DiamondStats独自集計・10月29日現在)。
| 項目 | ドジャース | ブルワーズ | 差 |
|---|---|---|---|
| 得点 | 11 | 21 | -10 |
| 1試合平均得点 | 2.75 | 5.25 | -2.50 |
| 打数 | 124 | 128 | -4 |
| 安打 | 23 | 32 | -9 |
| チーム打率 | .185 | .250 | -.065 |
| 本塁打 | 1 | 7 | -6 |
| 四球 | 14 | 18 | -4 |
| 三振 | 33 | 45 | +12 |
| 残塁 | 60 | 50 | +10 |
詳しくはドジャースがナ・リーグ西地区を5年連続で優勝 カイル・タッカーは4打数3安打でまとめています。
三振はブルワーズの方が12個多くなっています。ドジャースが三振ばかりしていたわけではありません。
差がついたのは長打と残塁です。ドジャースは4試合で残塁60(1試合15)でした。走者は出しても、還す一打が出ませんでした。ブルワーズは本塁打7本で21点を取っており、少ない好機を長打で点に変えています。
レギュラーシーズンとの比較:得点力が4割以上落ちた
今季のレギュラーシーズンと比べると、ドジャース打線の落ち込みがはっきりします。
| 項目 | ドジャース | ブルワーズ |
|---|---|---|
| 今季成績 | 100勝62敗 | 103勝59敗 |
| 今季の1試合平均得点 | 4.94 | 5.14 |
| 優勝決定シリーズの1試合平均得点 | 2.75 | 5.25 |
| 増減 | -2.19(-44%) | +0.11 |
ドジャースは今季801得点で、1試合平均4.94点を取っていました。それが優勝決定シリーズでは2.75点です。1試合あたり2点以上、率にすると44%減りました。
ブルワーズはシーズン中とほぼ同じペースで点を取っています。今季の直接対決はブルワーズの4勝3敗、得点はドジャース27・ブルワーズ25でした。ほぼ互角だった両チームの差が、短期決戦で一気に開いた形です。
ブルワーズがどうやって球団新の103勝を挙げたかは、ブルワーズが103勝でワールドシリーズへでまとめています。
投手成績の比較:防御率5.56と2.25
投手陣の数字も並べます(DiamondStats独自集計)。
| 項目 | ドジャース投手陣 | ブルワーズ投手陣 |
|---|---|---|
| 投球回 | 34回 | 36回 |
| 自責点 | 21 | 9 |
| 防御率 | 5.56 | 2.25 |
| 奪三振 | 45 | 33 |
| 与四球 | 18 | 14 |
ドジャース投手陣は奪三振45と、三振は取れていました。それでも許した21点はすべて自責点です。守備のミスで崩れたのではなく、打たれて失点しています。
ブルワーズ投手陣の奪三振は33と多くありません。それでも防御率2.25に抑え、本塁打は1本しか許していません。三振の数より、長打を打たせないことが勝敗を分けました。
2連覇の2年間と比べる:ポストシーズン勝率.375
ドジャースは2024年と2025年にワールドシリーズを連覇しました。3年間のポストシーズン成績を並べます。
| 年 | 勝敗 | 勝率 | 1試合平均得点 | 1試合平均失点 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 | 11勝5敗 | .688 | 5.94 | 4.44 | 世界一 |
| 2025年 | 13勝4敗 | .765 | 4.24 | 3.65 | 世界一 |
| 2026年 | 3勝5敗 | .375 | 3.13 | 3.63 | リーグ優勝決定シリーズ敗退 |
1試合平均失点は2025年(3.65)と2026年(3.63)でほとんど変わりません。変わったのは得点です。2024年の5.94点から、2026年は3.13点とほぼ半分になりました。
地区シリーズではブレーブスに3勝1敗で勝っていました。ところが優勝決定シリーズに入ると、1試合も勝てませんでした。
2025年のドジャースとブルワーズの出塁率の比較は、ブルワーズの出塁率.347が2025年ドジャースで取り上げています。
ブルワーズのポストシーズンは11勝2敗
ドジャースを破ったブルワーズは、そのままワールドシリーズを4勝1敗で制しました(最終戦は日本時間10月29日)。地区シリーズ3勝1敗、優勝決定シリーズ4勝0敗と合わせ、ポストシーズン全体で11勝2敗です。
ロバーツ監督の「飢えていた」という言葉は、この数字が裏付けています。球団新の103勝で迎えた10月に、ブルワーズは一度もシリーズで追い込まれませんでした。
ブルワーズが勝ち星を積み上げた理由を得失点から見た分析は、ブルワーズの球団新103勝をピタゴラス勝率で徹底分析にあります。
DiamondStats編集部の独自視点!
注目したいのは、ドジャースの残塁60という数字です。走者は出ていたので、打線がまったく機能しなかったわけではありません。足りなかったのは、塁上の走者を還す長打でした。本塁打1本と7本の差がそのまま10点差になっています。
来季のドジャースが3年ぶりの世界一を取り戻すには、10月に長打を打てる打者をどう並べるかが鍵になります。オフの補強で長打力のある打者を取りにいくのか。まずそこに注目です。
まとめ
- ドジャースはナショナル・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに4戦全敗。ロバーツ監督が完敗をあらためて認めた
- 4試合のチーム打率は.185、本塁打1本、1試合平均2.75点。今季の平均4.94点から44%減った
- ブルワーズは本塁打7本・投手陣の防御率2.25で圧倒。ワールドシリーズも制し、ポストシーズン11勝2敗
- 連覇した2年間と比べると、失点はほぼ同じで、得点だけが大きく落ちた
データはMLB公式Statsを独自に集計しています。
よくある質問
Q. ドジャースはブルワーズに何勝何敗で負けた?
ナショナル・リーグ優勝決定シリーズで0勝4敗でした。日本時間10月12日から16日の4試合で、スコアは1-2、4-7、2-6、4-6です。
Q. ドジャースの2026年ポストシーズン成績は?
3勝5敗です。地区シリーズでブレーブスに3勝1敗で勝ち、優勝決定シリーズでブルワーズに4連敗しました。
Q. ドジャースの3連覇はなぜ止まった?
いちばん大きいのは打線の不振です。ブルワーズとの4試合でチーム打率.185、本塁打1本、合計11得点にとどまりました。
Q. 2026年のワールドシリーズはどこが勝った?
ブルワーズがレイズを4勝1敗で破りました。ポストシーズン全体では11勝2敗です。
Q. 2026年のドジャースとブルワーズの今季対戦成績は?
レギュラーシーズンの直接対決はブルワーズの4勝3敗です。得点はドジャース27、ブルワーズ25で、ほぼ互角でした。
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文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)







