レイズのフレディ・ペラルタ投手が、ワールドシリーズで古巣のミルウォーキーに戻り、ブルワーズのファンから温かく迎えられました。本人は「感動した」と話しています。ペラルタはブルワーズ一筋で8年間投げたあと、2026年1月にメッツへトレードされ、8月2日にメッツからレイズへ移りました。
拍手には数字の裏付けがあります。DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsで集計すると、ブルワーズでのレギュラーシーズン通算1153奪三振は球団の歴代3位です。ブルワーズの歴史の中で、ペラルタがどの位置にいる投手なのかを数字で見ていきます。
ブルワーズ歴代の奪三振ランキング トップ10
ブルワーズの球団記録(レギュラーシーズン・ブルワーズ在籍中だけの数字)です。1イニングあたりの奪三振(9回あたり)はDiamondStats独自集計です。

| 順位 | 投手 | 奪三振 | 投球回 | 9回あたり奪三振 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ヨバニ・ガヤルド | 1226 | 1289回1/3 | 8.56 |
| 2 | ベン・シーツ | 1206 | 1428回 | 7.60 |
| 3 | フレディ・ペラルタ | 1153 | 931回 | 11.15 |
| 4 | テディ・ヒゲラ | 1081 | 1380回 | 7.05 |
| 5 | ジム・スレイトン | 929 | 2025回1/3 | 4.13 |
| 6 | ブランドン・ウッドラフ | 918 | 790回1/3 | 10.45 |
| 7 | コービン・バーンズ | 870 | 709回1/3 | 11.04 |
| 8 | ムース・ハース | 800 | 1542回 | 4.67 |
| 9 | クリス・ボシオ | 749 | 1190回 | 5.67 |
| 10 | ビル・ウェグマン | 696 | 1482回2/3 | 4.23 |
※10月24日現在(米国時間)。データはMLB公式Statsを独自に集計
2位のシーツとの差は53個、1位のガヤルドとの差は73個です。4位のヒゲラとは72個の差があります。
ポイントは投球回です。ペラルタは上位2人より350回以上少ない931回で、ほぼ同じ数の三振を積み上げました。トップ10で9回あたりの奪三振が最も多いのはペラルタ(11.15)です。2位はバーンズの11.04です。
8年間の成績を年ごとに並べる
ブルワーズでのレギュラーシーズン成績です。

| 年 | 登板 | 先発 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018 | 16 | 14 | 6勝4敗 | 4.25 | 78回1/3 | 96 |
| 2019 | 39 | 8 | 7勝3敗 | 5.29 | 85回 | 115 |
| 2020 | 15 | 1 | 3勝1敗 | 3.99 | 29回1/3 | 47 |
| 2021 | 28 | 27 | 10勝5敗 | 2.81 | 144回1/3 | 195 |
| 2022 | 18 | 17 | 4勝4敗 | 3.58 | 78回 | 86 |
| 2023 | 30 | 30 | 12勝10敗 | 3.86 | 165回2/3 | 210 |
| 2024 | 32 | 32 | 11勝9敗 | 3.68 | 173回2/3 | 200 |
| 2025 | 33 | 33 | 17勝6敗 | 2.70 | 176回2/3 | 204 |
| 計 | 211 | 162 | 70勝42敗 | 3.59 | 931回 | 1153 |
2018年5月のデビューから2020年までは、救援と先発を行き来していました。2019年は39登板のうち先発は8回だけです。
2023年からは3年続けて30先発以上を投げ、毎年200奪三振以上をマークしました。最後の2025年は17勝6敗・防御率2.70で、8年間で最も良い数字です。一番良い年を終えたところで出ていった投手だったことが、ファンの拍手の大きさにつながっています。
移籍後に投球スタイルが変わった
2026年は2球団で投げています。ブルワーズ時代の8年間と並べると、変化が分かります。
| 期間 | 防御率 | 9回あたり奪三振 | 9回あたり四球 | WHIP |
|---|---|---|---|---|
| ブルワーズ(2018〜2025年) | 3.59 | 11.15 | 3.48 | 1.13 |
| メッツ(2026年・22先発) | 4.99 | 8.95 | 3.80 | 1.48 |
| レイズ(2026年・10先発) | 3.25 | 6.99 | 2.44 | 1.01 |
※9回あたりの数字はDiamondStats独自集計。10月24日現在(米国時間)
レイズでは三振がブルワーズ時代より4個以上減りました。その分、四球も1個以上減っています。WHIP1.01は、2021年の0.97に次ぐ低さです。
三振を奪う投手から、走者を出さない投手に変わったと言えます。ポストシーズンも4登板で防御率1.08です。ポストシーズンの成績とトレードの中身は、フレディ・ペラルタが古巣ブルワーズとWSへ 移籍後ポストシーズン防御率1.08を検証でまとめています。
第3戦は古巣ブルワーズとの対戦
MLB公式の予告先発では、ワールドシリーズ第3戦(10月26日・米国時間)にペラルタが登板します。会場はレイズの本拠地トロピカーナ・フィールドで、ブルワーズの先発はロバート・ガッサーです。
| 試合 | 日付(米国時間) | 結果・先発 |
|---|---|---|
| 第1戦 | 10月23日 | ブルワーズ 3-2 レイズ |
| 第2戦 | 10月24日 | ラスムセン(レイズ)対ヘンダーソン(ブルワーズ) |
| 第3戦 | 10月26日 | ペラルタ(レイズ)対ガッサー(ブルワーズ) |
今季は7月20日、メッツの一員としてブルワーズ戦に投げ、5回1/3で7自責点でした。古巣の打者はペラルタの球をよく知っています。三振を減らし、打たせて取る形に変えた今のペラルタが、同じ相手にどう投げるかが見どころです。
シリーズ全体の勝ち上がりの確率は、レイズ対ブルワーズのワールドシリーズ 勝率で計算しています。
DiamondStats編集部の独自視点!
ミルウォーキーのファンが拍手を送ったのは、思い出だけが理由ではありません。931回で1153三振という速さは、球団の歴史に残る数字です。ガヤルドの1226個まであと73個のところで、ペラルタはチームを離れました。
この先、ブルワーズの選手としてこの数字が増えることはありません。歴代3位のまま残る「8年分」を背負って、第3戦では古巣の打線に向かいます。拍手を送った観客が、今度は相手のベンチ側から見ることになります。
まとめ
- ペラルタはワールドシリーズで古巣に戻り、ファンの歓迎に「感動した」と話した
- ブルワーズでの通算1153奪三振は球団歴代3位。1位とは73個差
- トップ10で9回あたり奪三振11.15は最多
- レイズ移籍後は三振が減り、四球も減った(WHIP1.01)
- 第3戦(10月26日・米国時間)で古巣ブルワーズと対戦する
よくある質問
Q. フレディ・ペラルタはブルワーズに何年いましたか?
2018年のデビューから2025年まで、8シーズン在籍しました。2026年1月にメッツへトレードされ、8月2日にレイズへ移っています。
Q. ペラルタのブルワーズでの通算奪三振は何個ですか?
レギュラーシーズンで1153個です。ヨバニ・ガヤルド(1226個)、ベン・シーツ(1206個)に次ぐ球団歴代3位です。
Q. ブルワーズ時代の通算成績は?
211登板(162先発)で70勝42敗、防御率3.59、931回で1153奪三振です。
Q. ペラルタはワールドシリーズの何戦目に投げますか?
MLB公式の予告先発では、第3戦(10月26日・米国時間)です。会場はトロピカーナ・フィールドです。
データはMLB公式Statsを独自に集計しています。レイズのポストシーズンの記事は、レイズのフニオール・カミネロ ポストシーズン通算もあわせてどうぞ。
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