フィリーズのブライス・ハーパー(34歳)に、ドジャースへ移籍する可能性があると米国で報じられました。日本では10月26日に伝わった話です。フィリーズは10月1日(米国時間)、ワイルドカードシリーズでブレーブスに1勝2敗で敗れ、今季を終えました。米国の報道では、契約を延ばす球団が現れれば、ハーパーは持っているトレード拒否権を外す可能性があるといいます。
ハーパーはメジャー通算392本塁打で、現役の打者では4番目に多い数字です。DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)では、MLB公式Statsの数字をもとに「いまのハーパーは、ドジャースが大金を払う価値のある打者か」を調べました。
通算392本塁打は現役4位 前後の差はわずか
ハーパーの通算392本塁打は、MLB公式Statsで確かめた数字です(10月26日現在)。主な現役打者のうち、通算380本以上の9人を並べました。

| 順位 | 選手 | 所属(2026年) | 通算本塁打 | 通算OPS |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ジャンカルロ・スタントン | ヤンキース | 456 | .872 |
| 2 | マイク・トラウト | エンゼルス | 426 | .963 |
| 3 | マニー・マチャド | パドレス | 399 | .815 |
| 4 | ブライス・ハーパー | フィリーズ | 392 | .902 |
| 5 | ポール・ゴールドシュミット | ヤンキース | 390 | .876 |
| 6 | アーロン・ジャッジ | ヤンキース | 386 | 1.020 |
| 7 | カイル・シュワーバー | フィリーズ | 385 | .847 |
| 8 | フレディ・フリーマン | ドジャース | 383 | .889 |
| 8 | ノーラン・アレナド | ダイヤモンドバックス | 383 | .843 |
※DiamondStats調べ。データはMLB公式Statsを独自に集計(10月26日現在)
すぐ上の3位マチャドとは7本差です。すぐ下の5位ゴールドシュミットとは2本差しかありません。4位から8位までの5人が、わずか9本の中に固まっています。
400本塁打まで残り8本です。ハーパーは2026年に29本を打っているので、来季の前半に届く計算になります。
2026年は162試合フル出場 ただし後半は本塁打が減った
今季のハーパーは、162試合すべてに出場しました。打率.269、29本塁打、87打点、OPS.865です(10月26日現在)。四球107は、三振148に近い数でした。

ただ、月ごとに見ると、前半と後半で本塁打の数がはっきり変わります。
| 月 | 試合 | 本塁打 |
|---|---|---|
| 3・4月 | 31 | 6 |
| 5月 | 28 | 7 |
| 6月 | 27 | 7 |
| 7月 | 24 | 2 |
| 8月 | 28 | 5 |
| 9月 | 24 | 2 |
※DiamondStats調べ。3月と4月は合わせて集計
3月から6月までは86試合で20本でした。7月から9月は76試合で9本です。試合あたりの本塁打は、後半でおよそ半分に落ちています。7月の打率は.172で、ここが今季いちばん苦しい時期でした。
ドジャースの一塁と比べると 若さと長打で上回る
ハーパーの今季の守備位置は一塁です。ドジャースの一塁を守るフリーマンと、2026年の成績を比べました(10月26日現在)。
| 項目 | ブライス・ハーパー | フレディ・フリーマン |
|---|---|---|
| 年齢 | 34歳 | 37歳 |
| 2026年本塁打 | 29 | 16 |
| 2026年OPS | .865 | .792 |
| 通算本塁打 | 392 | 383 |
※DiamondStats調べ。データはMLB公式Stats
ハーパーはフリーマンより3歳若く、今季の本塁打は13本多いです。OPSも.073上回りました。ドジャースの今オフの課題は「ロースターの若返り」だといわれます。それでも34歳のハーパーを取れば、一塁の年齢は3歳下がり、長打も増える計算です。
チームで比べると、ドジャースは今季100勝62敗で、チーム204本塁打、OPS.762でした。フィリーズは88勝74敗で182本塁打、OPS.707です。ドジャースはポストシーズンのリーグ優勝決定シリーズで0勝4敗に終わりました(ドジャースが初の0勝4敗 リーグ優勝決定シリーズ)。
残り5年の契約と、ポストシーズンでの強さ
ハーパーは2019年にフィリーズと13年総額約368億円(契約した当時のレート)で契約しました。報道では、残りは5年で約197億円です。契約は2031年まで続き、その年の10月にハーパーは39歳になります。
獲得する側には、30代後半の5年分を引き受けるリスクがあります。それでも、短期決戦での数字は目立ちます。
| 項目 | ポストシーズン通算 | レギュラーシーズン通算 |
|---|---|---|
| 試合 | 60 | 1947 |
| 本塁打 | 18 | 392 |
| 1試合あたり本塁打 | 0.30 | 0.20 |
| OPS | .975 | .902 |
※DiamondStats調べ。データはMLB公式Stats(10月26日現在)
ポストシーズンでは、試合あたりの本塁打がレギュラーシーズンの1.5倍です。2022年は17試合で6本、OPS1.160でした。一方で、2025年は4試合で0本、今季も3試合で1本、打率.231と、ここ2年は伸びていません。
ドジャースの補強候補はほかにも出ています(アドリアン・モレホンがドジャース補強候補に)。
DiamondStats編集部の独自視点!
注目したいのは、トレード拒否権を外す条件が「延長契約」だという点です。34歳の打者に延長を出せば、契約は40歳を超えます。ドジャースが目指す若返りとは、正反対の動きです。
それでも、今季の前半86試合で20本を打った力は本物です。来季の3・4月、ハーパーの本塁打が前半の勢いに戻るかどうか。その数字が、どの球団が本気で手を挙げるかを決めるはずです。そして通算400本は、残り8本です。
まとめ
- ハーパーは通算392本塁打で現役4位。3位マチャドとは7本差、5位とは2本差
- 2026年は162試合に出場して29本塁打。ただし7〜9月は76試合で9本に減った
- ドジャースの一塁フリーマンより3歳若く、今季の本塁打は13本多い
- 報道では残りの契約は5年で約197億円。延長契約が出れば拒否権を外す可能性がある
ドジャースの今季の戦いぶりは、ドジャース 4連敗の敗因データ分析でまとめています。
よくある質問
Q. ブライス・ハーパーのメジャー通算本塁打は何本?
392本です(10月26日現在、MLB公式Stats)。現役の打者ではスタントン、トラウト、マチャドに次ぐ4番目です。
Q. ハーパーの2026年の成績は?
162試合で打率.269、29本塁打、87打点、OPS.865です。前半の86試合で20本を打ち、後半の76試合は9本でした。
Q. ハーパーの契約はいつまで?
2031年までです。2019年に結んだ13年契約で、報道では残りは5年で約197億円です。
Q. ハーパーはトレードを拒否できる?
トレード拒否権を持っています。米国の報道では、延長契約を出す球団が現れれば、拒否権を外す可能性があるとされています。
Q. ハーパーのポストシーズン通算成績は?
60試合で18本塁打、OPS.975です。試合あたりの本塁打は、レギュラーシーズンの約1.5倍です。
⚾ 試合を観るには: MLB配信サービスの比較・視聴方法はこちら
文:DiamondStats 分析チーム(MLBデータ分析担当)|データ出典:MLB公式Stats(2026年10月時点)







