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ドジャースが初の0勝4敗 リーグ優勝決定シリーズ18回で初めて1勝もできず敗退

2026 10/24
データ検証・分析
2026年10月17日2026年10月24日
ドジャースが初の0勝4敗 リーグ優勝決定シリーズ18回で初めて1勝もできず敗退

10月15日(日本時間16日)、ドジャースタジアムで行われたナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で、ドジャースはブルワーズに4-6で敗れました。2回に4点を先行しながら、その後の7イニングは無得点。シリーズは0勝4敗で終わり、2024年・2025年に続くワールドシリーズ3連覇の挑戦はここで途切れました。

DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsをさかのぼると、この敗退は「負けた」以上の意味を持ちます。ドジャースがリーグ優勝決定シリーズに出るのは今回で18回目ですが、1勝もできずに終わったのは球団史上初めてです。しかも相手は、1年前に自分たちが4連勝で退けたブルワーズでした。この記事では、この0勝4敗がどれほど異例なのかを数字で確かめます。

目次

ドジャースのリーグ優勝決定シリーズ18回で初めての0勝4敗

ドジャースは1974年から2026年までにリーグ優勝決定シリーズに18回出場し、10勝8敗(シリーズ単位)です。負けた8回のうち、1勝も挙げられなかったのは今回だけです。1983年のフィリーズ戦も1勝3敗で、1つは勝っていました。

ドジャース(直近10試合)の成績推移(MLB公式Statsの実測値をもとにDiamondStatsが作成)

日付 相手 球場 スコア(ドジャース-相手) 結果
09/17 レッズ 敵地 8-2 勝ち
09/18 ジャイアンツ 本拠地 8-2 勝ち
09/19 ジャイアンツ 本拠地 10-4 勝ち
09/20 ジャイアンツ 本拠地 3-1 勝ち
09/22 パドレス 本拠地 7-0 勝ち
09/23 パドレス 本拠地 1-5 負け
09/24 パドレス 本拠地 2-4 負け
09/25 ジャイアンツ 敵地 2-0 勝ち
09/26 ジャイアンツ 敵地 4-3 勝ち
09/27 ジャイアンツ 敵地 5-1 勝ち
ドジャース 直近10試合の結果(MLB公式Stats)
年 相手 結果 得点 失点
1983 フィリーズ 1勝3敗 8 16
1985 カージナルス 2勝4敗 23 29
2008 フィリーズ 1勝4敗 20 25
2009 フィリーズ 1勝4敗 16 35
2013 カージナルス 2勝4敗 13 21
2016 カブス 2勝4敗 17 31
2021 ブレーブス 2勝4敗 27 28
2026 ブルワーズ 0勝4敗 11 21

4試合で11得点は、1試合あたり2.75点(DiamondStats調べ)。得点の少なさ自体は1983年(1試合2.0点)の方が深刻でしたが、当時は1勝しています。「一度も勝てずに終わる」経験が、この球団には無かったのです。

地区シリーズでブレーブスを3勝1敗で退けた直後だっただけに、落差は大きいものでした。地区シリーズの投手陣については、ドジャースが地区シリーズ防御率2.00で3年連続進出を決めた記事で詳しく整理しています。

1年で入れ替わった得点力 2025年と2026年の同じ顔合わせ

今回の相手ブルワーズは、2025年のリーグ優勝決定シリーズでドジャースが4勝0敗で退けた相手です。同じ顔合わせで、わずか1年で立場が完全に入れ替わりました。

年 勝者 結果 ドジャース得点 ブルワーズ得点 ドジャース安打 ブルワーズ安打
2025 ドジャース 4勝0敗 15 4 32 14
2026 ブルワーズ 4勝0敗 11 21 23 32

2025年のブルワーズは4試合で4得点・14安打しか打てませんでした。2026年のドジャースは11得点・23安打。1年前のブルワーズほど封じられたわけではありませんが、投手陣が許した21失点は2025年の自分たちの5倍以上です。

試合ごとに見ると、ドジャースは第1戦1-2、第2戦4-7、第3戦2-6、第4戦4-6。第2戦は3安打で4点を取った一方、相手に12安打を許しています。4試合とも相手の安打数を上回れたのは第1戦と第4戦だけで、その2試合も1点差と2点差で落としました。

このシリーズはリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた時点からの続きで、進出決定の経緯はドジャースが3年連続でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた記事にまとめています。

3連覇に挑んだ球団はどう終わったか 1969年以降の全6例

ワールドシリーズ2連覇のあと3連覇に挑んだ球団は、地区制が始まった1969年以降でドジャースが6例目です。MLB公式Statsで結末を確かめると、成功は2例しかありません。

年 球団 結末
1974 アスレチックス 3連覇達成(ワールドシリーズ4勝1敗)
1977 レッズ 地区2位(88勝74敗)でポストシーズン進出なし
1979 ヤンキース 地区4位(89勝71敗)でポストシーズン進出なし
1994 ブルージェイズ ストライキでポストシーズン自体が無し(55勝60敗)
2000 ヤンキース 3連覇達成(ワールドシリーズ4勝1敗)
2026 ドジャース リーグ優勝決定シリーズ0勝4敗

失敗した4例のうち、ポストシーズンに進みながら敗れたのは今回のドジャースだけです。7戦制のリーグ優勝決定シリーズで4連敗したのは、3連覇挑戦チームとして初めてになります。地区制以前では、1961年・1962年と連覇したヤンキースが1963年のワールドシリーズでドジャースに0勝4敗で敗れた例があります。

第4戦の流れ 2回の4点から7イニング無得点

第4戦は、ドジャースが2回にアンディ・パヘスの適時打と大谷翔平の3点本塁打で4-0としました。ところがブルワーズが4回に2点、5回に2点で同点にし、6回にギャレット・ミッチェルの本塁打で勝ち越し。9回にはデビッド・ハミルトンの本塁打でさらに1点を加えました。

イニング 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
ブルワーズ 0 0 0 2 2 1 0 0 1 6
ドジャース 0 4 0 0 0 0 0 0 0 4

先発タイラー・グラスノーは4回1/3を3安打4失点(6奪三振・2四球)。ブルワーズは先発シェーン・ドローハンが1回で降板したあと、ダスティン・メイが3回、ジョジョ・ロメロが2回、アーロン・アシュビーが3回を投げ、3回以降のドジャースを4安打無得点に抑えました。敗戦投手はタナー・スコット、勝利投手はロメロ、セーブはアシュビーです。

安打数はドジャース8本、ブルワーズ5本。安打で上回りながら負けた背景には、3回以降の4安打で1点も取れずに残塁が14まで積み上がったことと、ブルワーズの5安打のうち2本が本塁打だったという得点効率の差が数字に出ています。

100勝チームの敗退をレギュラーシーズンの数字で見る

「これほどの戦力」と言われるドジャースですが、2026年レギュラーシーズンの成績を公式の順位表で確かめると、相手の方が上でした。

球団 勝敗 得点 失点 得失点差
ブルワーズ 103勝59敗 832 618 +214
ドジャース 100勝62敗 801 600 +201

ブルワーズはナショナル・リーグ最多の103勝で、得点もドジャースを31点上回っていました。レギュラーシーズンの数字だけを見れば、今回の結果は「格下に負けた」とは言えません。異例なのは、2連覇中の王者で、しかも1年前に同じ相手を4連勝で下した球団が、4連敗で終わったという組み合わせです。

DiamondStats編集部の独自視点!

この敗退で見逃せないのは、2025年と2026年の得点の反転です。2025年に4試合で4点しか取れなかったブルワーズが、翌年に同じ相手から21点を奪いました。ブルワーズが短期決戦で何を変えたのかは、ワールドシリーズを見るうえで最大の注目点になります。

ドジャース側は、第4戦の4点先行を守れなかった救援陣と、第2戦の3安打に象徴される打線の波が課題として残りました。2027年の編成では、今回のシリーズでFAとなる選手の動きが焦点になります。アレク・トーマスのFAについての記事で、ドジャースの戦力入れ替えの一例を追っています。

まとめ

  • 10月15日(日本時間16日)、ドジャースはリーグ優勝決定シリーズ第4戦に4-6で敗れ、0勝4敗で敗退
  • リーグ優勝決定シリーズ18回の出場で、1勝もできなかったのは球団史上初
  • 1年前に4勝0敗で下したブルワーズに、同じ4勝0敗で敗れた
  • ワールドシリーズ3連覇の挑戦は、1969年以降6例目で4度目の失敗
  • 4試合で11得点・21失点。レギュラーシーズンの勝敗はブルワーズ103勝、ドジャース100勝だった

よくある質問

Q. ドジャースがリーグ優勝決定シリーズで4連敗したのは初めてですか

はい。1974年から2026年まで18回出場し、1勝もできずに終わったのは2026年が初めてです。最も近い例は1983年のフィリーズ戦の1勝3敗でした。

Q. 2026年のリーグ優勝決定シリーズの各試合のスコアは

第1戦1-2、第2戦4-7(いずれもミルウォーキー)、第3戦2-6、第4戦4-6(いずれもロサンゼルス)です。4試合合計はドジャース11点、ブルワーズ21点でした。

Q. ワールドシリーズ3連覇を達成した球団はありますか

1969年の地区制以降では、1972年から1974年のアスレチックスと、1998年から2000年のヤンキースの2例です。2連覇から3連覇に挑んだ6例のうち、残る4例はいずれも失敗しています。

Q. 2026年のレギュラーシーズンはどちらが上でしたか

ブルワーズが103勝59敗、ドジャースが100勝62敗で、ブルワーズがナショナル・リーグ最多勝でした。得失点差もブルワーズの+214がドジャースの+201を上回っています。

データはMLB公式Statsを独自に集計。

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記事の数値はMLB公式Statsから取得した内容に基づき、報道記事の転載や要約は行わず、全球団・全選手を対象にした独自集計・分析を継続的に行っています。放送・配信情報についても各社の公式発表を出典に、日々更新しています。

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