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ブルワーズの出塁率.347が2025年ドジャースと完全一致した5項目

2026 10/24
データ検証・分析
2026年10月18日2026年10月24日
ブルワーズの出塁率.347が2025年ドジャースと完全一致した5項目

ブルワーズは10月15日(日本時間16日)、ドジャースとのナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に6-4で勝ち、4連勝でシリーズを制しました。前年の同じシリーズでは、ドジャースがブルワーズを4連勝で下しています。

その直後からSNSで「今年のブルワーズと去年のドジャースの打撃成績が完全に同じ」という指摘が広がり、MLB.comも取り上げました。DiamondStats(ダイヤモンドスタッツ)がMLB公式Statsで確かめたところ、打席・打数・安打・打率・出塁率の5項目がぴたりと一致していました。この記事では一致の正体を出塁率の分解で突き止め、違った部分と、1995年以降の4連勝チームとの比較まで掘り下げます。

ドジャースの0勝4敗そのものは「ドジャースが初の0勝4敗 リーグ優勝決定シリーズ」で扱っています。

目次

一致した5項目と違った項目|シリーズ4試合の打撃成績比較

まず両チームの4試合合計を並べます(数字はシリーズ終了時点、MLB公式Stats)。

項目 ドジャース(2025年) ブルワーズ(2026年) 一致
打席 149 149 ◯
打数 128 128 ◯
安打 32 32 ◯
打率 .250 .250 ◯
出塁率 .347 .347 ◯
四球 17 18 ✕
死球 2 1 ✕
二塁打 7 4 ✕
本塁打 6 7 ✕
得点 15 21 ✕
三振 37 45 ✕
長打率 .461 .445 ✕
OPS .808 .792 ✕

出塁率が一致した理由は、四球と死球の合計が同じだったことです。出塁率は「安打+四球+死球」を「打数+四球+死球+犠飛」で割って求めます。両チームとも犠飛は0。ドジャースは四球17+死球2=19、ブルワーズは四球18+死球1=19。安打32を足した分子はどちらも51、分母はどちらも147で、51÷147=.347になります。

打席数149も、打数128に四死球19と犠打2を足した数で、これも両チーム同じです。つまり「打数・安打・四死球の合計・犠打」の4つがそろったことで、5項目の一致が生まれました。

試合ごとの出塁数は違う道筋で51にそろった

4試合合計は同じでも、試合ごとの積み上げ方は別物でした。DiamondStatsが各試合の公式ボックススコアから出塁数(安打+四球+死球)を集計したのが下の表です。

試合 ドジャース2025年 出塁数 ドジャース2025年 出塁率 ブルワーズ2026年 出塁数 ブルワーズ2026年 出塁率
第1戦 15 .385 11 .355
第2戦 17 .415 19 .452
第3戦 8 .250 11 .297
第4戦 11 .314 10 .270

第1戦〜第4戦のブルワーズ2026年の出塁数(MLB公式Statsの数字をもとにDiamondStatsが作成)

ドジャースは第1戦で四球8個を選び、第2戦も17出塁と敵地の2試合で稼ぎました。本拠地に戻った第3戦は8出塁で、三振15個の苦しい試合を3-1で拾っています。

ブルワーズは第2戦の19出塁(安打12・四球6・死球1)が最大で、7得点で勝ちました。第1戦と第3戦は11出塁ずつ、第4戦は10出塁と大きな谷がなく、4試合とも10出塁以上を続けています。ドジャースは「2試合で稼ぐ」型、ブルワーズは「毎試合10以上を保つ」型で、同じ51に届いたことになります。

得点は21対15|一致しなかった数字が勝ち方の違いを示す

出塁率が同じで、得点はブルワーズが6点多い21。この差は長打の形と走塁に出ています。

項目 ドジャース(2025年) ブルワーズ(2026年)
得点 15 21
本塁打 6 7
盗塁 2 5
併殺打 4 1
残塁 32 26
失点(投手陣) 4 11
防御率(投手陣) 1.00 2.25

ブルワーズは盗塁5、併殺打1、残塁26と、出た走者を本塁まで運ぶ場面が多くありました。ドジャースは残塁32、併殺打4と走者を残しましたが、投手陣が4試合で4失点、防御率1.00に抑えたため、15得点で足りました。

ブルワーズの投手陣は11失点、防御率2.25。今季のブルワーズは得点で押し切り、前年のドジャースは失点を消して勝った。打撃成績は同じでも、4連勝の作り方は正反対だったと言えます。

ブルワーズの今季の打線については「ブルワーズが最高勝率103勝の球団史上初シーズン」も合わせてお読みください。

1995年以降のナ・リーグ優勝決定シリーズ4連勝チーム6球団との比較

ナ・リーグ優勝決定シリーズを4連勝で決めたチームは、ワイルドカード制が始まった1995年以降で6球団だけです。DiamondStatsがその6球団の打撃成績を出塁率順に並べました。

チーム(年) 相手 打率 出塁率 OPS 得点
ブレーブス(1995年) レッズ .282 .352 .768 19
ドジャース(2025年) ブルワーズ .250 .347 .808 15
ブルワーズ(2026年) ドジャース .250 .347 .792 21
メッツ(2015年) カブス .269 .333 .833 21
ナショナルズ(2019年) カージナルス .274 .327 .742 20
ロッキーズ(2007年) ダイヤモンドバックス .222 .316 .627 18

NLCS4連勝6球団の出塁率(MLB公式Statsの数字をもとにDiamondStatsが作成)

出塁率.347は6球団の中で2位タイ。1位は1995年ブレーブスの.352で、差はわずか.005です。得点21はメッツの2015年と並ぶ最多で、ブルワーズは「出塁率2位タイ・得点1位タイ」の4連勝でした。

一方で打率.250は6球団中4位タイで、ロッキーズの.222に次いで低い部類です。安打より四死球で出塁を積み、本塁打7本(6球団で1位タイ)で一気に返した形が、他の4連勝チームにない特徴として浮かびます。

出塁率.347を支えた選手|トゥラングの.563とコントレラスの.471

打席数の多かった主力の成績を見ると、ブルワーズはブライス・トゥラングが17打席で四球5個を選び、出塁率.563と突出していました。ウィリアム・コントレラスが.471、ジェイク・バウアーズが.412と続きます。

選手(ブルワーズ2026年) 打席 安打 本塁打 四球 出塁率
ブライス・トゥラング 17 4 1 5 .563
ウィリアム・コントレラス 17 5 1 3 .471
ジェイク・バウアーズ 17 4 1 3 .412
クーパー・プラット 15 5 0 0 .357
ギャレット・ミッチェル 17 2 2 3 .294
ジャクソン・チョウリオ 19 3 1 0 .158

前年のドジャースは大谷翔平が18打席で出塁率.500(四球4・本塁打3)、ウィル・スミスが.471、トミー・エドマンが.375でした。両年とも「出塁率.450以上が2人」という形も重なっており、上位2人が四球で出塁を稼ぎ、下位が本塁打で返す打線の構造まで似ています。

DiamondStats編集部の独自視点!

打席・打数・安打・打率・出塁率の5項目が一致する偶然は確かに珍しいのですが、分解すると「四死球19・犠打2・犠飛0」という細かい部分までそろったことが鍵でした。四死球が1つ違えば出塁率は.342か.351に動きます。

編集部が注目するのは、一致していない得点の差です。同じ出塁率で6点多く取ったブルワーズは、残塁を6つ減らし、併殺打を3つ減らし、盗塁を3つ増やしました。出塁率が同じなら、走者を進める力が得点差を作る。これはシーズン中の「本塁打28位で得点2位」という今季のブルワーズの性格そのものです。

ワールドシリーズでもこの型が続くか、出塁率と残塁の2つの数字を追っていきます。

よくある質問

Q. 2026年ブルワーズと2025年ドジャースのNLCS成績で一致した項目は?

打席149、打数128、安打32、打率.250、出塁率.347の5項目です。本塁打(6本と7本)、得点(15点と21点)、OPS(.808と.792)は一致していません。

Q. 出塁率.347はどう計算される?

出塁率は(安打+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)です。両チームとも分子が51、分母が147で、51÷147=.347になります。

Q. ナ・リーグ優勝決定シリーズで4連勝したチームは何球団ある?

1995年以降では、1995年ブレーブス、2007年ロッキーズ、2015年メッツ、2019年ナショナルズ、2025年ドジャース、2026年ブルワーズの6球団です。

Q. 2026年NLCSの4試合の結果は?

第1戦2-1、第2戦7-4、第3戦6-2、第4戦6-4で、いずれもブルワーズが勝ちました。第1戦・第2戦はミルウォーキー、第3戦・第4戦はロサンゼルスで行われました。

まとめ

  • ブルワーズの2026年NLCS打撃成績は、打席149・打数128・安打32・打率.250・出塁率.347の5項目で2025年ドジャースと一致した
  • 一致の正体は「安打32・四死球19・犠打2・犠飛0」まで同じだったことで、分子51÷分母147が両年とも.347になった
  • 試合ごとの出塁数はドジャースが15・17・8・11、ブルワーズが11・19・11・10と道筋は別
  • 得点はブルワーズ21、ドジャース15。盗塁5対2、併殺打1対4、残塁26対32の差が得点差になった
  • 1995年以降のNLCS4連勝6球団の中で、出塁率.347は2位タイ、得点21は1位タイ

ドジャースから見たこのシリーズは「ドジャースが4連敗で終戦 最終戦の観客4万910」で、出塁率の今季リーグ上位については「TJ・ラムフィールドが出塁率.390でナ・リーグ」でまとめています。データはMLB公式Statsを独自に集計しました。

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